もともとギター少年で、バッファロー・スプリングフィールド〜ポコ〜ロギンス&メッシーナ、そしてソロへ。ジャケから想像するイメージを裏切らない、間違いなくオーシャン系AORの傑作です。スリリングな16ビート「Do You Wanna Dance」のかっこいいこと! 続く「Seeing You」もあきれるほどメロウで! ボズ・スキャッグスがTOTOの力を借りてやったことを自前のバンドでやってみせたというのも、歴戦の人ならではの意地でしょうか。日本語ライナー付。.
Do You Wanna Dance.
Seeing You.
New And Different Way.日本では知名度が高かったサリナ・ジョーンズですが、出身国アメリカでは芽が出ず、イギリスを拠点に活動して成功したのでした。ジャズ寄りの彼女の作品ではなく、こうしたポップス寄りの作品は日本でもほとんど話題にならなかったはず。ダンサブルな「Mr. Dream Merchant」をはじめ、良メロディ、良アレンジ、そして落ち着きと艶のある歌声がすばらしいです。.
Where Peaceful Waters Flow.
Mr. Dream Merchant.
I Wonder If you Still Remember Me.過去の3枚のソロと比べても、かなりAOR路線に針を振った「Can I Call You」で幕を開ける80年のアルバム。かと思えば、長年のファンを泣かせる「Where Does The Lovin' Go」みたいなメロウなナンバーもあったり、美しいメロディセンスは健在。ファンキーな「Silky」なども素晴らしいです。.
Silky.
Where Does The Lovin' Go.
Can I Call You.全米6位の大ヒット「Get Closer」収録。彼らのハーモニーを聴いていると自然と風を感じるんですよね。そしてこの時期はアフリカっぽいリズムのアプローチもあったりして、実はとってもユニークなのです。「Sweet Green Fields」などぜひ聴き直してみてください。.
Sweet Green Fields.
Get Closer.
Don’t Fail.デトロイト出身ならではのブルーアイド・ソウルシンガー。ファルセットが抜群。これだけ聴いたら白人とはとても思えません! NYで活動していた自身のバンド、ロージー(こちらも素晴らしい!)解散後、数多くのセッション・ヴォーカリストや曲提供の経験を経てやっとのソロです。ノーザンソウル・マナーを踏まえた極上のブルーアイドAOR。ローラ・ニーロあたりのファンの方にもオススメです。名盤の中の名盤ですね。CDはかつて日本のみ発売されましたが今は廃盤。.
On Third Street.
If I Had My Wish Tonight.
Got To Find Love.UK出身の作曲家&シンガー。ちょっと聴くとぶっきらぼうで抑揚がないようですが、大人のメロディ、気持ちの伝わる歌声を聴かせます。プロデュースはナッシュビルで活躍していたノーバート・プットナム。録音はLA。彼とスコット・イングリッシュが共作し、バリー・マニロウが採り上げて大ヒットした「Mandy」を自身のヴォーカルで収録しています。派手さや洒落ている感じはありませんが、確かにこれは都会の音。じっと心に染み入るアルバムです。.
Mandy.
Somewhere In The Night.
Making The Best Of A Bad Situation.Arista移籍第二弾。ダン・ハートマンのプロデュースです。すでに完成していた彼らのサウンドを80年代テイストにいかに溶け込ませるかが命題だったのでしょう。当時大成功していたホール&オーツあたりを意識したからっとしたリズムを強調しつつファンク感は失わず。ヒットシングルが出ていないので注目されにくいですが、ぜひ今こそ聴いてみてほしいです。なお、US盤はUK盤とはまったく違うジャケです。.
You’re My Number One.
I Believe.
Isn’t It Strange.70年代にはヴォードリス&カーンというデュオで活動していましたが、AOR全盛時にソロに転身。美青年ルックを活かして成功します。しかし、持ち前のメロウネスがいいんですよ。しかもこのアルバムはチャーリー・カレロのプロデュースで、ジェフ・ポーカロらTOTOのバックアッ プ。デヴィッド・ラスリーなどにも通じる好内容のブルーアイドソウルです!.
Heels Of Love.
When Two Divide.
Let Her Get Away.ウィットに富んだポップスが好きな人を夢中にさせること間違いなし。NY産らしく、ひとくせもふたくせもあるシティポップの楽しみが詰まっています。抜群に渋いセカンド「On And Off Again」に人気が集中していますが、このファーストの知的かつノスタルジックなポップも最高なのですよ。ストリングス・アレンジはチャーリー・カレロ。.
I'm Waiting For A Wind.
Nightmare.
For Pete’s Sake (Julian Street).イイ感じのLAラティーノ系のAORバンド。元エル・チカーノのサラス兄弟によるグループなんですね。これがファースト。言ってみれば、キラキラしたラティーノディスコ。それもミラーボール&アダルト感が満載です。近年のリカーノソウル人気で彼らのアルバムも見直されていますよ。.
Memories.
Time To Dance.
Together.まばゆい光があふれるメロウグルーヴ「I Got A Song」「Love On The Run」が最高。女性シンガーソングライターがシティソウル化した名曲ですね。晴れやかで伸びのある歌声がしなやかで、心をつかまれます。H・B・バーナムやアル・キャップスがアレンジを手がけたハリウッド録音。彼女の声質を活かしたファンキースワンプ路線の曲もよいですよ。.
I Got A Song.
Love On The Run.
Woman Of The World.イギリス人ディスコマスター、ビドゥが手掛けたコケティッシュな魅力の美女シンガー。四つ打ちが主流になってしまう前の、ディスコのおおらかな時代を象徴する存在のひとりです。日本では「Oh! クッキーフェイス」でもおなじみかも。英米でヒットした「Dance Little Lady Dance」や、まるっきりジャクソン・ファイヴな「Dr. Love」などを収録した人気盤!.
Dr. Love.
Dance Little Lady Dance.
It’s Time For A Change Of Heart.カナダ出身で実直な歌を歌い続けてきたシンガー・ソングライター。まさかこの人にAORな作品が? あるんです(曲によって)。淡くフォーキーなムードと大人っぽいグルーヴが結びついた「Baby Step Back」を聴いてみてください。もちろん無理しておしゃれになる必要はないと自分らいい歌を歌う彼も健在です。.
Baby Step Back.
14 Karat Gold.
Blackberry Wine.彼女のような存在をソングライター・シンガーと言ってもいいでしょう。すでにこの時点で作詞家として成功したキャリアを持ち、後にバカラックの奥さんとなる彼女の素晴らしいファースト。ピーター・アレン、ベット・ミドラー、ブルース・ロバーツ、メリサ・マンチェスターら良き共作陣を得た美しいメロディと、シンプルながら上品なサウンド。16ビートで決めた「Don't Wish Too Hard」は、実に開放的なポップグルーヴ! NYポップの粋が結集されたような珠玉のフィメールAORです。.
Don't Wish Too Hard.
Until The Next Time.
Home To Myself.彼らをAOR的に見ていたファンは70年代当時は存在しなかったかも。しかし、ブルーアイドソウル+スワンプを洗練させた作風にしてゆくとこんなに気持ちよくなるという見本みたいな曲が入ってます。よりAORファンに親しめるサウンドになっていくのは次作以降ですが、変化の兆し見せるホワイトソウルなサウンドがじつはツボにはまるんです。.
Out On A Limb.
Rendezvous.
I Can’t Give Up.パット・ブーンの娘さんで、CCM方面でのアルバムも多い人ですが、こちらはポップフィールド向け。しっとりしたバラードも歌のうまさが光る上質のMOR/AORです。ゴフィン&キング「Oh No Not My Baby」のカヴァーが泣けますね。A面をアーティ・バトラー、B面をジョー・ブルックスが丁寧にプロデュース。.
Oh No Not My Baby.
Another Goodbye.
When You’re Loved.ソフトでアコースティックなタッチを身上とするCCMの人気シンガー。70年代末からの作品が名作と誉れ高いですが、ポップに弾けたウェストコースト風の曲と、メロウなテイストを持つミディアムナンバーが無理なく同居した本作もなかなか。「House At Pooh Corner」や「Learning」など、AORファンにもきっと喜んでいただけるはずです.
House At Pooh Corner.
Learning.
I’m Not Religious, I Just Love The Lord.素晴らしい! 多作アーティストで時代によってサウンドの表情も変わりますが、ソフトでなめらかでアコースティック路線が欲しい方には、これこそ文句無しのアルバムでしょう。日溜まりのような暖かみがあるタイトル曲「One Step Closer」、ほのかな灯りだけ点けてしっとり聞きたい「Pray For Me」など、落ち着いた名曲が揃っています。.
One Step Closer.
Pray For Me.
This Is The Day (A Wedding Song).ナイトフライトの中心人物サンディ・トレノと、後にサンディの側近となるラリー・アレクサンダーによるグループ。すでにナイトフライトのヴォーカリスト、ハワード・ジョンソンが在籍していたという説もあり(本盤には不参加)。これはずばりナイトフライトの前身。グレイトなホワイトファンクの連発! 超ファンキーなブラウンスミスという感じもありますし、ハワイアンAORライクな趣も◎! 未CD化。.
If It's Good Lovin'.
Soon Come Again.
Reggae Rock & Roll.バーバラ・メイソンが65年にリリースしたメロウなヒット曲を、70年代末のマイアミでメロウにリメイクされたシングルです。彼女のキュートなヴォーカルとデュエットしているのはKC&ザ・サンシャイン・バンドのK.C.ことウェイン・ケイシー。原曲も最高ですが、このヴァージョンも夕暮れの街の感じが濃厚!.
Yes, I’m Ready.
With Your Love.すぐれたギタリストであり、スウェーデン産AORシンガーとしても近年広く評価されているイングマー・ヨハンソン。82年リリースの4作目です。70年代後半のメロウネスから離れて、ソリッドな80年代ロックに照準を合わせた感じですが、メロディは相変わらずポップですし、この時期のこのサウンドが好きというAORファンもいらっしゃるでしょう。バラード系ではやはり魅力がこぼれます。歌詞はすべてスウェーデン語。.
Kanns Som Om Gud Hort Min Bon.
Dansar (Till Minnen Fran Igar).
Lika Latt Till Tarar.CCMとブラックコンテンポラリーの良いところを併せ持ったシンガーのデビュー作。非常にソフィスティケイトされたスムースR&BとしてAORファンなら絶対に楽しめる内容です。フィリー・ソウルな「New Hope」、ラテン調の「Did You Know」などダンサブルな曲がとてもよいです。シーウィンド「The Devil Is A Liar」のカヴァーも収録。.
New Hope.
Did You Know.
The Devil Is A Liar.「Lady Love Me」はAORファンは腰を抜かすであろう名曲! しかもこの曲にはジェフ・ポーカロ、デヴィッド・ペイチ参加です。他にもあの「Feel Like Makin Love」の80sなカヴァーなど、高水準・高純度のブラコンAORが並ぶ83年作品です。インストでもさすがのギタープレイ! プロデュースはアリフ・マーディンです。.
Feel Like Makin Love.
Lady Love Me.
Being With You.1976年に発表された通算5作目。Arista移籍を契機に、サウンドがぐっと洗練されました。ルパート・ホルムズの向こうを張る、洒落ていて、ちょっと偏屈で都会的なサウンドにようこそ。今も人気の高いCapitolでのファーストアルバムから「Feel Your Groove」をアレンジを明るくメロウに変えて再演。「Sunday Kind Of Love」のジャジーなカヴァーに、虚をつかれたように心ほだされてしまいます。.
Feel Your Groove.
Sunday Kind Of Love.
New York State Of Mind.ランディ・ヴァン・ウォーマーと共作した「アメリカン・モーニング(Just When I Needed You Most)」の絶品セルフカヴァーを収録したトニー・ウィルソンのセカンド。格別のメロウさと黒人らしいバネを兼ね備えたしなやかな名曲が揃っています。ベーシックの録音はマッスル・ショールズ、仕上げをNYのベアズヴィルスタジオで行っています。.
Give Your Lady What She Wants.
Just When I Needed You Most.
New Orleans Music.カナダ出身のマーク・ジョーダン。セカンド「Blue Desert」へのAOR界隈での評価があまりに高いので、このデビュー作の存在がかすみがちですが、ネッド・ドヒニー的な再評価がいつ起きてもおかしくない存在です。スティーリー・ダンでおなじみゲイリー・カッツがプロデュースしたこちらもソリッドでナイーヴで踊れて! TOTO組、デヴィッド・フォスター、 ラリー・カールトン、チャック・レイニーらが参加。.
Survival.
Marina Del Rey.
One Step Ahead Of The Blues.全米トップ40ファンには懐かしい名前ですね。ダン・フォーゲルバーグのバックバンドだった彼ら。これがファーストです。プロデュースをグリン・ジョーンズとグレン・フライ、ジョー・ウォルシュらが務めており、イーグルスの弟分的イメージもありますが、独自のオーシャンっぽさも感じます。メインのソングライター、トム・ケリーは解散後AORシーンの重要人物に。「Choices」などの爽快なアコースティックナンバーで、彼の才能が際立ちます。.
Choices.
Sailing To Monterey.
雨に願いを.デイヴ・メイスン・バンド出身のマイク・フィニガン(ソロ作も人気です)とジム・クルーガー、ボズ・スキャッグス・バンド出身のレス・デューデックと組んだ職人肌バンド。ヘビーメタルみたいなジャケットですが、よく練られたアレンジで爽快なシティサウンドが詰まってます。うまくメロウに転化させる手腕は、さすが達人たちのグループという感じ。.
Angels Fall.
Just Like The Weather.
It’s All About You.これが通算4作目。70年代の作品に比してややハードなサウンドからスタートしますが、ほどなく落ち着いた味わいのいつもながらの作風となります。「Minimum Love」を初め、さわやかで温もりを感じさせる曲ばかり。すべての曲作り、そしてアレンジを自ら手がけていて、すべてが彼の色の音楽になっています。メジャーレーベルからのリリースですが、「Truth」というワードやジャケットが示すのはクリスチャン傾向。広義のCCM作品です。.
Minimum Love.
On The Line.
Nothin’ But The Truth.クライヴ・デイヴィスがAristaの社長に就任した際、前身のBellから継続して契約したのはメリサ・マンチェスターとバリー・マニロウだけだったとのこと。その強い信頼に応えたバリーの最大のヒット作。なんといってもディスコサンバの名曲「Copacabana」収録なんですが、じつはこの曲は全米チャートでは8位が最高。全米ナンバーワンにはなってないのですね(アルバムから最大のヒットは「Can’t Smile Without You」で3位)。.
Copacabana.
Can’t Smile Without You.
I Just Want To Be The One In Your Life.