【曲目】 (I) Just Don’t Want To Be Lonely / Dodge City, Hit City / You Make Me Feel Brand New / Zach’s Fanfare 80 / Bright Eyes // In Search Of Peace Of Mind / Don’t Leave Me This Way / In Good Faith / Skoo - Be - Dooby / I Wish
ソウルファンには古くから知られる70年代NYコーラス・ソウルの一大傑作。ストリート・ドゥーワップと70年代東海岸の凄腕ミュージシャンたちが実現した夢見心地のアルバムです。アカペラなのに疾走感ありまくりの「I’m Not Ready」も最高だし、イーグルスのカヴァー「Best Of My Love」は原曲を超えたかも。とにかく歌とハーモニーの心地よさに酔わされっぱなしです!.
モーメンツ名義でのラスト・アルバム。当時の最新ヒット「I Could Have Loved You」を軸にしつつ、1970年代半ばのシングルなども盛り込んだ一枚。次作から彼らはレイ・グッドマン&ブラウンと改名するので、モーメンツ時代の在庫一掃的な意味合いもあったのかも。とはいえ内容はハイクオリティ。ディスコ時代を横目に見ながら、彼らのスウィートな持ち味をダンサブルに展開した名曲多し。.
【曲目】Johnny B. Goode (Al White & His Hi-Liters) / A Fool In Love (Naomi Bradly) / Don’t Mistake At Me (The Queenettes) / Baby Fat (The Dominoes) / The Eeel (Johnny Larand & The Internes) / Testify (The Dominoes) / Until The End (The Barons) // On My Way Back Home (Louis Armstrong & His Rainbow Of Rhythm) / There’s Something About My Girl That’s Mighty Sweet (Dave Bonds) / Maybe (The Queenettes) / There’s A Dream For You (The Barons) / Dream Lover (Phillip & The Originals) / Make My Life Worth Living (The Queenettes) / Come On Home (Johnny Larand & The Internes)
メンフィス・ソウルの最重要部分を担ったHiサウンドの中心人物ウィリー・ミッチェル。もともと67年に「Ooh Baby, You Turn Me On」のタイトルでリリースされたアルバムでしたが、収録曲「Soul Serenade」が全米23位まで上がるヒットになったため、タイトルを差し替えて翌年リリースしたのがこちら。彼の60年代のリーダー作の中でも、もっともファンキー&モッドなテイストの強い一枚です。Staxサウンドを意識しつつ(実際にヒット曲もカヴァー)、エコー感を極端に抑えたタイトなリズム・セクションで独自のグルーヴ感を作り出していきます。.
日本ではむか〜しからソウルの名盤として語り継がれてきた一枚。ディープなサザンソウルっぽさとノーザンっぽさがうまい具合に共存しているんですね。A-1「He Don't Love You」はザ・バンドの前身レヴォン&ザ・ホークスのレパートリーで、作曲は当然ジェイミー(ロビー)・ロバートソン! バックは同時期のエルヴィス・プレスリーとほぼ一緒のメンフィス白人達。この演奏がまた至高なのです。.
黒人ポップ・フィメール・ヴォーカル。きっと20年早く生まれていたらエラ・フィッツジェラルドみたいだったのかもしれません。でも彼女がデビューした時代は60年代末。時代の気分をたっぷり吸い込んで、ソウル・マナーのヴォーカル秀作をCapitolに数枚残しています。中でも本作が一番レアかつソウル濃度は高め。「Fever」のファンクカヴァーには度肝を抜かれました。ラスカルズ「A Guy (Girl) Like You」も洗練されたアレンジで◎です。.
収録曲・データ
【曲目】 I’ve Been Here All The Time / Fever / Just Can’t Forget About You / A Guy Like You / Welcome Back / Hard To Handle // Save The Last Dance For Me / I Who Have Nothing / Midnight Confessions / The Love That A Woman Should Give To A Man / What The World Needs Now
「Float On」は、当時日本でもスマッシュヒットしたスウィート・ソウル名曲。ゆったりとした流れの中を、ふわふわと愛が浮かび上がる、そんな愛の営みを彷彿とさせるきらびやかな曲で、アメリカではポップ・チャートでも2位まで上昇しました。続くシングルとなった「You Don’t Have To Say You Love Me(この胸のときめきを)」も、しっとりと聴かせるナイス・カヴァー。UK盤はジャケ左上に「Float On」入ってますと印刷あり。.
収録曲・データ
【曲目】Float On / You Don't Have To Say You Love Me / Got To Find A Way // I Bet You Get The One You Love / Everything Happens For A Reason / Take One Step At A Time / No Stronger Love / I Am So Glad I Took My Time
「Pillow Talk」の大ヒットから4年後。次は“私の上に”ですか。甘茶ソウルの女伝導師にして、数々のレーベルを興した実業家(そのひとつがヒップホップの源流Sugar Hill)。もっとさかのぼればかしまし男女R&Bデュオのミッキー&シルヴィア。その時代の出世作「Love Is Strange」の70年代ヴァージョンも、ここでかましています。もこもこした音質が逆に愛おしさを誘う女帝盤。.
表ジャケ右上にウォーターダメージによるシミあり。B-2「Be-Bop Dancin’」の終盤からB-3「Are We Wrong」の中盤にかけて、1本の縦キズによるプチノイズあり。他はEX++〜M--で概ね良好です。スタッフクレジットを記載したインナーシート付き(下部にシミによるはがれ、たわみ有り)。
サヴァンナ・バンドに対するLAからの回答!?
ひょっとしてサヴァンナ・バンドに対するLAからの回答? 華やかな夜のパーティータイムへと誘ってくれるのが、このアルバムのA-1「Is This The Best」! Doo-Wopマナーのコーラスワークをまるでモダンなシティソウルに置き換えることに成功した隠れ名盤! 「I Can't Stay」「You Did It Good」にはAORファンもメロメロでしょ!.
1968年のソウル・スマッシュヒット「The Horse」。もともとはシングルA面「Love Is All Right」という曲のカラオケ曲だったのに、そっちがヒットしてしまったのでした。翌年、クリフ・ノーブルズのソロ名義でリリースした続編アルバム。タイトル曲はまさに続編って感じの、ストリングスも入っててユニークなファンクになってます。他の曲はどうやら60年代半ばに録音されていた未発表曲やデモテイクとのこと。なので60年代半ばくらいのテイストのノーザンです。.
ニューヨークメイドのソフィスティケーテッド・ファンク/モダン・ノーザンソウル。バックはスティーヴ・ガッドをはじめとした鉄壁の布陣です。ディスコ全盛時代にあって、きちんとした生音で人間的なグルーヴを生み出そうという意欲が歌にもサウンドにも感じられます。「I Don't Wanna Be Lonely」聴いて、スカッとしたいですねえ。「ふられた気持ち(You've Lost That Lovin' Feelin')」のカヴァーもおすすめ。.
キャノンボール・アダレイに見出され、共演ライヴ盤でデビューした黒人ヴォーカリスト。こちらは黒人としての意識を強く感じさせるソウルフル・ヴォイスが冴え渡るスタジオ・デビュー盤。アダレイも採り上げたメッセージ性の強いタイト且つポップなナンバー「Walk Tall」のヴォーカル版や、ストリングスを使ったリフが最高な「When They Ask About You」などは、ショーティ・ロジャースによるアレンジの真骨頂といえるでしょう。.
マイアミ産のソリッドなディスコ・ファンクでならしたグループ。Capitol移籍後、ぐっと洗練されたサウンドに移行し、全国的な人気グループになります。ベタなメロディながらぐっときてしまう「Spinnin’」は、AORファンの琴線に触れるアーバン・メロウな一曲。シャープなファンクのエッセンスは、タイトル曲や「We’ve Got A Good Thing」あたりで堪能出来ます。.
「Oh Girl」で確立した自分たちの王道をさらに展開した名バラード「A Letter To Myself」をタイトルトラックとした絶頂期の一枚。ニューソウル、スウィートソウルの両方を飲み込んで、やさしく心を照らすシカゴ・ソウルの光です。ユージン・レコードのソングライティングも冴えまくっています。彼らのステージ写真をジャケットに使用したUK盤。.
マイアミ・ディスコの立役者ウェイン・ケーシーことK.C.率いるバンド。これがデビュー・アルバムです。全米の人気者というイメージですが、アメリカでの本格ブレイクは次作から。このファーストを先に認めて歓迎したのはイギリスでした。ここから「Queen Of Clubs」が全英7位のチャートヒット。K.C.の快進撃の礎となりました。.