表ジャケ左上角に「NOT FOR SALE PROMOTION USE ONLY」の型押しスタンプ。
“大人のソフトロック”路線三部作の最終作!
ジャズ/ポピュラー・シンガーとしてキャピトルからデビューしたスー・レイニーが、60年代後半にインペリアル・レーベルで制作した“大人のソフトロック”路線三部作の最終作。タイトル曲はもちろんビートルズ。「Sunday Morning」はスパンキー&アワ・ギャング(マーゴ・ガーヤン作)だし、A-4はルビー&ロマンティックス「Our Day Will Come」だし。繊細なタッチのアレンジと大胆な選曲、まさに万華鏡のような魅力です。.
収録曲・データ
【曲目】With A Little Help From My Friends / Sunday Mornin' / Live For Life (Vivre Pour Vivre) / Our Day Will Come / Take My Word / Without Me // Breathless / A Certain Misunderstanding / Medley: Where Does Love Go; No One Will Ever Know / Five Definitions Of Love / Does Anybody Here Love Me / Vaya Con Dios
【曲目】Hot Dog That Made Him Mad / A Meeting Of The Eyes / One Kiss Led To Another / Three O'Clock / Let's Be Friendly / What Do You Wanna Make These Eyes At Me For / Where Have You Been All My Life / Honey Mooning // Come Go With Me / Don't Worry 'Bout Me / Near You / Did You Ever See A Dream Walking / Blacksmith Blues / Just One Look / He's So Fine / Be My Baby
ブロードウェイ出身の女性シンガー。良きジャズマンとの共演に恵まれ、Prestigeレーベルに佳作を残しています。本作はオルガンのジョニー・ハモンド・スミス率いるクインテットで9曲。ゆったりラテン・グルーヴ「Vaya Con Dios」からいい感じです。バッキー・ピザレリのギターのワザが光る曲が1曲(「Games That Lovers Play」)という構成。ジャケットの色合い通りのウォームな感覚が漂う大人の女性ヴォーカルです。.
【曲目】Toot, Toot, Tootsie! / Miss Otis Regrets / Bye Bye Blackbird / Gonna Build A Mountain / Hi - Lili, Hi - Lo / Just Squeeze Me // Hold On / My Man / Time After Time / Lullaby Of Broadway / Java Jive / I’d Do Anything
必聴「Spooky」。めくるめく展開にやられる自作「Strange」もいいですね。テレサからアニタ・カーに送られたデモ・テープをきっかけに二人は出会います。彼女がプロデュースした女性ヴォーカリストテレサ・ベネット唯一の作品。ファンキーで粘っこくて、でもどこかお洒落でスウィートで。ここでのタイトな感覚はアニタ・カー・シンガーズのAmpex盤「Grow To Know Me」にも活かされます。.
Capitolレインボーレーベル(センターロゴ)。 A-1「Little Men And Women」中盤にプレスミスが1箇所あり、プチノイズが数回入ります。ジャケ右上に薄くカッター跡。
カーマ・スートラ・プロダクションの謎のシンガー。
アンサース&ポンシア・ファミリーの一員として男の色気を振りまく素晴らしいシンガー。傑作ファーストに続き、これまた素晴らしいポップやビターな後味がぎっしりのセカンドです。自作曲の他にティム・ハーディンやジム・ウェッブなどをカバー。アップテンポなビートルズ「You Can't Do That」にビックリ。ピーター・アンダースとの共作も目立ちます。タイトル曲もぜひチェックしてみてください。ファーストに引き続きKama Sutraプロダクションの逸品。.
フレッド・ニールを彷彿とさせる深い声でギタリストと共に歌ったアルバム(この次作)が強く印象に残っています。経歴を調べると、もともとはホテルやラウンジ系のピアニスト兼シンガーだったらしく、バンド編成で当時のヒット曲をドラマチックに歌う本作の方が彼の出自には近い内容なのかもしれません。深く沈み込む「Like To Get To Know You」が絶品です!.
カッコイイ! 黒人3人R&Bジャイヴ・コーラス。深くて楽しくてハジけてます! 伝統的なジャイヴ・フィーリングだけでなく、50年代後半の世界周遊時代の開放感を味方にしてるのが、また良いところ。「Hawaiian War Chant」の、こんなに黒っぽいヴァージョンって、他に聴いたことありません。楽器から手拍子から歌までスタジオ全体が踊ってるような最高の雰囲気!.
フィリピン生まれの美人シンガー。このアルバムはアレンジがチャーリー・カレロ! NYメイドの激ナイス・アレンジでゴフィン&キングやバカラック&デヴィッドのナンバー他を料理。ソフトボッサな「What Am I Supposed To Do」ガールポップ・ファン卒倒の「If You Must Break A Heart」、英Ace編集のバカラック隠れ名曲集に収録され、ファンを驚かせた「That’s Not The Answer」も! プロデュースはアル・カーシャ。.
収録曲・データ
【曲目】I Don’t Wanna Go On / Oh No, Not My Baby / What Am I Supposed To Do? / Follow My Heart / Never Less Than Yesterday / You Are My Sunshine // Tokyo Melody / Benefit Of The Doubt / I’ll Come A Little Bit Closer / If You Must Break A Heart / That’s Not The Answer / Reach Out For Me
Liberty レインボー・レーベル(左ロゴ)。A面レーベルがずれて貼られていますが再生にはまったく支障ありません。
滑らかな歌唱でポップス・ファンを魅了します。
彼女の歌声をじっくり楽しむ”聞き物”アルバム。ゆったりと伸びやかな雰囲気が全体を包み込んでいて、とても暖かな印象を与えます。まるでバカラックみたいな「The Magic Of People」が最高! さらに、意外なアレンジの「よくあることさ(It's Not Unusual)」に目から鱗が…。アレンジの妙も含めて、ポップスを丁寧にカバーしたアルバムとの聴後感です。.
収録曲・データ
【曲目】Don't Break My Pretty Balloon / Tears On My Pillow / It's Not Unusual / Happy Together / Just For You / Your Heart Is Free Just Like The Wind // All My Love / She’ll Be There / The Glory Of Love / Nothing To Lose / The Magic Of People / Honey
マーティ・ペイチの繊細なアレンジが光るソフトボッサ・アルバム。たおやかな女性らしさでボッサの名曲を採り上げています。「Call Me」や「Goin' Out Of My Head」には、少女っぽい甘酸っぱさも。ブラスや弦も派手さを抑え、ぐっとシックに。ジャケの空の色は夕暮れ一歩前なのでしょう。そんな設定がよく似合います。スペイン語圏にもファンの多かった彼女らしく、英語に加え、スペイン語でも歌詞を歌っていますね。.
収録曲・データ
【曲目】Laia Ladaia / Goin’ Out Of My Head / Toys / Meditation / Pretty Butterfly / Carnival // Mas Que Nada / Call Me / Once / The Constant Rain / Fly Away / Forgetting You
初のトップ30ヒット「It Must Be Him」を含む67年のオリジナル。オーストラリアでヒットを放ったとはいえ、なかなか本土アメリカで芽がでなかった彼女は、この作品をきっかけに大きくステップを踏み出すことに。丁寧な歌唱に好感。「君の瞳に恋してる」や、ソフトロック・ファン悶絶の「A Bit Of Love」など抜群の出来ですよ。.
収録曲・データ
【曲目】It Must Be Him / Can't Take My Eyes Off You / One More Mountain / A Million Years Or So / So Much In Love With You / Tunesmith // A Bit Of Love / Alfie / Forget You / Look Again/ Her Little Heart Went To Loveland
アメリカで初のトップ30ヒットとなった「It Must Be Him」を含む67年のオリジナル。オーストラリアでヒットを放ったとはいえ、なかなか本土アメリカで芽がでなかった彼女は、この作品をきっかけに大きくステップを踏み出すことに。丁寧な歌唱に好感。このUK盤はアメリカ盤とはジャケット・デザイン、曲目もまったく違う仕様。それまでイギリスで未発売だったボッサ・アルバム「Intimate Excitement」などからの曲も加わり、随分趣が違います。上品な女性像を求められたアメリカ盤と比べ、UK盤での印象はもっと洒落た感じ。.
収録曲・データ
【曲目】It Must Be Him / None But The Lonely Heart / Her Little Heart Went To Loveland / Laia Ladaia (Reza) / Look Again / Forget You // Cuando Caliente El Sol / How Does The Wine Taste / Should I Follow / May I Come In / Toys / San Francisco
滑らかな歌唱とショート・カットの可愛らしい容姿でポップス・ファンを魅了した彼女。「Everything I Touch Turns To Tears」「Lazy Day」など、良質のポップス/ソフトロック・ファンの琴線をくすぐる要素がたくさん。ペリー・ボトキン・ジュニア、トミー・オリヴァー、アーニー・フリーマンなど豪華なアレンジャーが参加。.
収録曲・データ
【曲目】No Sun Today / By The Time I Get To Phoenix / Never My Love / Lazy Day / There I Go / The Lesson // Everything I Touch Turns To Tears / Watch What Happens / For Once In My Life / The Real Me / This Is The House That Jack Built / Go
「Danke Shoen」のヒットで知られるスインギーなハイトーン・ヴォイスのアイドル、ウェイン・ニュートン。本作は70年代初めの隠れた佳作です。ソフトロック・ファンはご存じエジソン・ライトハウスの「Love Grows(恋のほのお)」のカヴァーを収録。最高。この曲のカヴァー自体たたでさえ少ないのです。ビートルズの「The Long And Winding Road」でのオープニングもズルイですね。.