LA産チカーノたちが繰り広げるたまらなくアーベインなメロウなファンキーサウンド。「Hidden Tears」や「This Day Is Our Day」とか、ナイトライフへと繰り出すにはこれぐらいシャキッとした切れ味がないとね。フィリーマナーだったソウル感覚がブラコン的なものへ移行してきました。.
収録曲・データ
【曲目】Hidden Tears / Are We In Love / This Day Is Our Day / Bad City Boys // Turn The Music Up / High On The Magic Of Your Love / Lovely Lady / Baby It's Too Late / Baila Gente Baila
博学のジャズマスターにして、最高のオシャレ貴族、ベン・シドランのArista時代の3枚目。ある意味、彼がもっともAORと蜜月になっていたと言える時代の、ミッドナイト感、そしてファンキー度高めの内容。16ビートを交えたA-1「Kiss In The Night」のドラマチックな展開がカッコイイです。インスト「The Cadillac Kid」にもやられます!.
収録曲・データ
【曲目】Kiss In The Night / You Got The Power / Moose The Mooch / The Cadillac Kid // That's Life I Guess / Doing You / Tell Old Bill / Mr. Bill Goes To Brazil / Face Your Fears
ブルーアイド・ソウルの名バンドの3作目。アルバム全体を貫いている洒脱なグルーヴ感覚は、やはり白人黒人混合グループだった彼らならでは。黒人ヴォーカリスト、レスリー・スミスの歌声も伸びやかで最高です。爽快な「It Just Takes Awhile」をはじめ、彼らのメロウ&タイトなグルーヴは完璧! いつまでも色褪せません。.
「Friends In Love」が一時AORファンの間ですごく人気でしたが、だったらこちらもぜひ。デヴィッド・フォスターを筆頭に、クリス・クリスチャン、ロビー・パットン、ブルース・ロバーツ、デヴィッド・ラスリーら西海岸AORシーンを代表するライター陣が佳曲を提供しています。ディオンヌのAORはどれもよいです。なんといっても、あの「It’s The Falling In Love」のディオンヌ版!.
「Sexy Eyes」のディスコヒットによってその路線がひらけた彼ら。もともと持っていた憎めないキャラクターをメロウなセンスと合致させた名曲「Girls Can’t Get it」収録の1980年作。このジャケでハードな内容と勘違いされそうですが、泣けるメロウ連発。このアルバムがいちばんAOR、本当です。.
CCM界を代表する男性コーラスグループ。長い歴史を持つ彼らですが、本作で加入したラス・タフによってAOR的なサウンド作りとヴォーカルワークが可能となりました。クリス・クリスチャンのプロデュースもとても冴えています。A-3「Gotta Watch, Gotta Play」からA-5「There Will Never Be Any Peace」のメロウな展開には思わずうならされますよ。特にファルセット使いの後者はスウィートソウル風の趣も。このあとに続く作品のクオリティも高いのであまり語られない作品ですが、本作だってすごくハイレベル。.
収録曲・データ
【曲目】Water Grave / Satisfaction Guaranteed / Gotta Watch, Gotta Pray / More Each Day / There Will Never Be Any Peace / // Sail On / Keep On Walking / Sonlight / Bread On The Water / Try Again
ハレクリシュナ系ディスコソウルの傑作。AORの隠れ名盤として知られるラーサ(Rasa)とも通じるプロダクションです。高揚感とメロウネスが同居したフィリー風の最高のダンスナンバー「Can't Find The Way」「I Believe In Thee」やタイトル曲など8曲を収録。全曲を書いているのはキーボード奏者、ホルヘ・バリオ。サルソウル・サウンドに通じる色気もあり。本作もAOR隠れ名盤です。.
AORの範疇に入る時代ですが、アコースティックなテイストの良さも失われていなくて。ギャラガー&ライルのヴァージョンも最高なA-1「I Wanna Stay With You」が最高です。ほのかに漂う良質なシティポップ感覚がとても魅力的。自前のバンド編成での録音ですが、アイアートやジャコ・パストリアスが要所で起用され、アクセントになっています。.
アルトマンの映画「ナッシュヴィル」で歌った自作曲「I’m Easy」のヒットがきっかけで歌手デビュー。正直言って俳優さんのレコードとは思えないほど、クオリティの高い逸品。アルバムタイトルは「忘れ物取扱所」の意味。それにひっかけて両面をLost SideとFound Sideで構成。それとも失意と希望とのダブルミーニング? 思わず胸をギュッと捕まれてしまいました。フリートウッズ「Mr.Blue」やビートルズ「Rain」のカヴァーもさりげなく素敵だし、Found Sideの3曲目「Love Of The Blues」のジャズっぷりにメロメロ。.
こういうレコードをシティポップ名盤と呼びたいものです。自ら華麗に鍵盤を叩き、リリカルなポップスを紡ぎだすSSW。田中康夫著「たまらなくアーベイン」や金澤寿和著「AOR Light Mellow」などでも紹介されていたアイテムですが、あらためて聴くと70年代型シティボーイ・ポップスとしての完成度も高い作品と感じます。中でもB-4「Nickels And Dimes」はトッド・ラングレン風の傑作シティ・ポップ!.
収録曲・データ
【曲目】Fit To Be Tied / Music And Words / Son Of A Song And Dance Man / D-D-D-Dancin' / Love // New York, New York / Pavement Princess / Drinking / Nickels And Dimes / Made It Thru The Rain
【曲目】Prologue / I Wont Break / Just Friends / Tell Her / Somebody's Been Lying / On The Way To The Sky / You And Me (We Wanted It All) // Sometimes Late At Night / Wild Again / Easy To Love Again / Stronger Than Before / You Don't Know Me / Reprise
アル・クーパーが重用したベーシスト、ハーヴェイ・ブルックス、イリノイ・スピード・プレスにいたカル・ディヴィッド、バッキンガムスの中心人物だったマーティ・グレップの3人組。ファーストがサバービア名盤として有名ですが、このアルバムも聴き応えあり。くぐもったメロウさが際立つ「Down To The City」「What Becomes Of Your Life」やファンキーなフィフス・アヴェニュー・バンドみたいな「Go With Change」など、良い曲ありますよ。「Vicious Circle」の疾走するフュージョン感も良いですね。.
収録曲・データ
【曲目】Freewheelin' / Down To The City / Go With Change / What Becomes Of Your Life / Vicious Circle // Do It Like I Mean It / Roots With You, Girl / Hurt Somebody / Whitecaps!
AOR/ブルーアイドソウルに欠かせないバックシンガーであったデヴィッド・ラスリーのセカンド。いまとなっては第プロデューサーとなったドン・ウォズの初期プロデュース作です。80s仕立てのドゥーワップ「Next Time」が最高! ティモシー・シュミットの「So Much In Love」と続けて聴きたいです。デジタルメロウな「Saved By Love」など、良い曲多し!.
収録曲・データ
【曲目】It's A Cryin' Shame (Sha La La La La) / Afterglow / Oh / Where Does That Boy Hang Out / Euripides Meets The Shangri-Las // Next Time / Saved By Love / Johnny Where Did Your Girlfriend Go / Don't Smile At Me ... I Already Know / Raindance
【曲目】The Lady Wants To Know / I Really Hope It's You / In The Eye Of The Storm / B'wana - He No Home // Don't Be Blue / Antonio's Song / The Rainbow / Chain Reaction / Down In Brazil
AOR界の至宝アルバムで知られるジョン・ヴァレンティことジョン・リヴィグニが在籍したブルーアイドソウル〜ブラスロックバンドのデビュー作。ジョンがスティーヴィー・ワンダーの影響を受けていることがよくわかる「Lady」、アーリー・ソウルの面影を残す「Brand New World」、グッドタイミーな「Don't Know Where I'm Going Be Today」など素敵。まだ生硬な感じではありますが質が高い!.
ジョージ・ハリソンの設立したDark Horseレーベルでデビュー。ハレクリシュナ系のレリジャスAORでした。移籍してのセカンドアルバムです。ハワイアンAOR的メロウなナンバーの出来は、ファースト同様に非常に高いもの。特に「Let It Go」「You Belong To Me」あたりのグルーヴがたまらないですね。.
収録曲・データ
【曲目】Face The Light / Take My Love / Let It Go / Hangin' On To That Sand / Just For You // That Scene Again / Remember / You Belong To Me / Love Is The Feeling
冒頭からたまりません、微妙に横揺れするこのメロウな16ビート「You're Good For Me」。南部のカントリー系白人音楽感覚を洗練すると、実はAORへと繋がってくる(たとえばロブ・ガルブレイスなど)ことを、証明する作品でもあります。かつて金澤寿和さん執筆「AORライト&メロウ」に掲載されて話題となった作品。改めて聴くと確かに良いです。.
収録曲・データ
【曲目】 You're Good For Me / Nobody's Hero / Don't Leave Me This Way / Take Me Down / Smooth Sailin' (Rock In The Road) // Jailbait / There's A Love / The Closer You Get / It Takes Love To Make Love / Let's Do It All Over Again
「Brother To Brother」と共に、彼の代表作に上げられることの多い81年作。AORにカテゴライズこそされていますが、サウンドクリエイターとして30年余も孤高の存在で有り続ける人です。周囲のミュージシャンとの交流も少なく、いかにも孤高と評するのがふさわしいのに、作り出す音楽はメインストリームのど真ん中。それも気合い充分で、その迫力はすごい。白人・黒人の双方の音楽を、高い場所でまとめ上げて独自のブルーアイドソウルです。.
【曲目】Electro-Voice / A New Song / Solid Ground / Not My Will / Lonely People // His Master's Voice / I'll Be Coming Home / Opening Up Your Heart / The Rapture / All Things WorkTogether For Good
Numero Groupの良コンピレーション「Ladies From The Canyon」に収録されてから急速に知名度が拡がり、一時期はアナログの入手が難しくなっていた彼女のアルバム。まどろむような内省的な響きが魅力のレリジャス系SSWです。このアルバムは、彼女の4作目にしてラストアルバム。前3作よりもずっとウォームでAORテイストなナンバーも多いですし、宗教臭さは薄く、むしろ自分のすべてを投げ出してもあなた(神)を支えるという無私の愛が、とても心に響くのです。.
デヴィッド・ラズリーを中心にしたヴォーカルトリオのデビュー作。生粋のソウルフレイバーの持ち主であるデヴィッドが歌う16ビートナンバー「Pick Up Your Heart」が極上です。NYメイドの、街の音楽や喧噪やドラマを切り取った表情豊かなミディアム・ナンバーが最高。アリー・ウィリスの素晴らしいソロ作「Childstar」にも通じる雰囲気。チャーリー・カレロもアレンジに参加。.
収録曲・データ
【曲目】Roll Me Through The Rushes / The Knockout Kind / Pick Up Your Heart / Blind Man's Pearl / Safe Harbor // Late Bloomer / London Blues / Dixie Hobo Queen / Walk In Grace / Danny's Ditty / Ole Man Trouble