【曲目】The Man From U.N.C.L.E. / Shall We Gather At The Boat Dock / Out Of The Frying Pan / April / Mother Muffin / Movin' On // The Girl From U.N.C.L.E. / Sneaky Search / Somewhere In Greece / The Countess / Bomb Scare / Follow The T.H.R.U.S.H.【Arranger】 Teddy Randazzo
ヘフティのサウンドトラックでLP化されたものは実は数えるほど。そのうちの貴重な一枚で、日本未公開に終わったがゆえにあまり脚光を浴びていないのが本作。いかにもサントラらしい美しい旋律だけでなく、つねにヒップなユーモアがある。ヘフティのそんなポリシーがうかがえるトラックは「Blues For Hopper」に「Tonight's The Night」……。ありすぎて列挙できません。流石です。.
【曲目】Introduction - The Chimes Of Bethune / The Balloon Takes Off / White Shirt Ballet / The Storks Of Alsace - Landing In The Vosges Mountains / Paris - The Eiffel Tower - The Place De La Concorde / Chenonceaux, Gardens And The Hunt / Big Sailing Ships And Seaweed // Pursuit In Brittany / The Alps - The Glaciers - Mont Blanc / Provence - The Bull Fight / Camargue - Bulls And Pink Flamingos / Finale
Introduction - The Chimes Of Bethune.
Paris - The Eiffel Tower - The Place de la Concorde.
1963年のアメリカ映画「ひとりぼっちのギャング」のサウンドトラック盤です。パルプノワール的なムード満点の映画を音楽面で支えたのがビリー・メイのスコア。快活なビッグバンドで知られる人ですが、ここではかなりクールでストイックなアレンジに徹しています。ゲスト出演のサミー・デイヴィスが歌う2曲「Bee Boom」「The Ballad Of Johnny Cool」もかっこいい! 特に前者はモッドジャズテイスト!.
彼らにとっては2枚目のサントラ仕事。前作「What's Up, Tiger Lily?」と違って、こちらでは出演はしていません。インストも含め、ジョン・セバスチャンの音楽性がバンドからソロへと移り変わる狭間期であることがよくわかります。ソロでもリメイクされるタイトル曲(2ヴァージョン収録)や「Darling, Be Home Soon」そしてインスト「エイミーのテーマ」など名曲収録。映画はフランシス・コッポラの初期監督作でした。.
【曲目】Walkin’ Bass / Timothy / Joanna / My Manne Shelly / Goofin’ At the Coffee House / Odd Ball // Blue Steel / The Little Man Theme / Spook! / A Quiet Gass / Lighty / Blues For Mothers
サントラ盤ということであまり話題になりませんが、みんな大好き人気盤「Music Fuh Ya」の流れを汲むカリビアンレイドバック・グルーヴが味わえるアルバムなのです。ロバート・グリニッチのスティールパンをフィーチャリングしたスローグルーヴ「Love Theme in the Key of D」からして最高。A面は歌もの、B面はインスト中心の構成。このB面もかなり曲者のメロウ感満点なんです。最近意外とレアです。.
ソフィア・ローレンとグレゴリー・ペックが主演したサスペンス映画のサウンドトラック。「シャレード」に続いて監督のスタンリー・ドーネンと音楽のマンシーニがコンビを組みました。スリルとミステリーをアラビア模様を思わす音の連なりで表現したテーマ曲が白眉。ソフィアのために捧げられたような「Something For Sophia」がマンシーニらしいお洒落チューン。ジャジイでトリッキーで、とても印象的なナンバーです。.
「ウェストサイド物語」のナタリー・ウッドと「サウンド・オブ・ミュージック」のクリストファー・プラマーが共演した映画「サンセット物語」。少女が銀幕の世界でスターの座をつかむストーリーにアンドレ・プレヴィンがスコアをつけました。ナタリー・ウッドが劇中で歌う「You’re Gonna Hear From Me」にはスクリーンテスト版、映画版(劇中の設定)があったり、華やかさだけでない独創的なスコアもあり、よく考えられたサントラです。.
ジェームス・コバーンの意外な一面を後世に伝えた人気映画「電撃フリント」のサントラ。アメリカからの「007」への返答でもあったような、いやもっとちゃらんぽらんではちゃめちゃで、しかし超人的な色男スパイを主役に据えたこのシリーズ。ラウンジーでヒップな雰囲気を巧みに音楽化したジェリー・ゴールドスミスの手腕もさすがです。「Galaxy A Go-Go! -Or- Leave It To Flint」はゴールドスミスとランディ・ニューマンの共作だって知ってました?.
アソシエーションが歌ったすばらしいタイトル曲をはじめ、スキャットによるインストや、ティファナ・ブラスがロックっぽくなったような曲など、ソフト・ロックの名盤としても楽しめるナイスなサントラです。B-1「It's Gotta Be Real」Bラス「So Kind To Me」もスムースなグルーヴが心地よいナイス・ソフトロック! インスト曲はチャールズ・フォックスの手によるもの。.
収録曲・データ
【曲目】Goodbye, Columbus / How Will I Know You? / Dartmouth? Dartmouth!! / Goodbye, Columbus / Ron’s Reverie // It’s Gotta Be Real / A Moment To Share / Love Has A Way / A Time For Love / So Kind To Me
リチャード・アルトマン監督の傑作「ナッシュヴィル」で助監督を務めたアラン・ルドルフが、LAを舞台に監督した音楽群像劇映画「Welcome To L.A.」。日本未公開な上にソフト化もされていない幻の作品ですが、これはキャスト的にも「ナッシュヴィル」のファンならどうしても見たい作品。サントラも「ナッシュビル」の作曲の中心だったリチャード・バスキンと、「I’m Easy」を自作してヒットさせたキース・キャラダインが担当した歌もの。都会人たちの陰影を描き出した名曲が多くて、あーこの映画見たい〜!.
ウディ・アレンが日本映画「国際秘密警察 火薬の樽」「国際秘密警察 鍵の鍵」をメチャクチャにリミックス、でたらめな吹き替えを付けてでっち上げたナンセンスコメディ。ただしその中でラヴィン・スプーンフルのワイルドな演奏シーン多数。確か、地下で日本人たちのドラマが進行していて、地上では彼らがライヴしているという設定だったはず。インスト中心ですが「You Are What You Eat」にも通じるハチャメチャなムードあり。.
ピーター・フォンダとナンシー・シナトラが主演し、のちの「イージー・ライダー」にもつながる路線を開いたバイカー不良映画。そのサントラでは、当時のTowerレーベルの御用達ともいえたビザールでワイルドなギター・コンボ、 デイヴィ・アラン&ジ・アロウズのトラックが炸裂しています。他にも、いかにもナンシーが歌ってそうな不良ガール・ポップ「Theme from The “Wild Angels”」に、「Wipe Out」をボンゴ化したような「Bongo Party」偽プレスリー、隠れたサーフ・バラード・インストなど、聴けば聴くほどいろんな発見が!.
70年代のイタリアで、欧米のロックやソウルにも対応したサウンドで斬新な風を吹かせたコンポーザー兄弟。もちろんイタリアン・サントラならではのラウンジ感覚も身につけているので、彼らの作り出すサウンドはとてもおもしろいです。このサントラだと「Il Ballo」や「Plata And Salud」のようなトラックがまさに彼らの真骨頂かも。隠し味に入ってるサンバ風味も本作のポイントです。レアグルーヴ・トラックとしては「Gli Amici」を!.