【曲目】Midnight Special / Crawdad Song / Memphis Tennessee / Gotta Travel On / Did You Hear About Jerry? // On Top Of Old Smokey / Muleskinner / Makes A Long Time Man Feel Bad / Michael Row The Boat Ashore
1930年代から40年代にかけてベニー・グッドマン、アーティ・ショウ、ハリー・ジェームスと、名だたるビッグバンドの歌姫を務めたことで彼女についた愛称が“Voice Of The Name Bands(名バンドの声)”。そんな彼女の音楽履歴を今あらためて名曲で振り返るアルバムで、12インチ作品としてはこれが初めてでした。ベテランの味わいといっても、当時彼女はまだ39歳。熟練の技量にひそかに感じられる若さも素敵なものです。.
あのベティちゃん(ベティ・ブープ)の口調や造形に影響を与えた1920年代のかわいこちゃん歌手の夢にまでみた単独音源集なんか出してるんだもん。彼女が残した音源は1928〜30年のわずかな期間のものだけ。のちにマリリン・モンローが採りあげた「I Wanna Be Loved By You」のオリジナルは彼女で、もちろんそちらも収録!.
オーストラリア出身で、アメリカでデビューした彼女。このサード・アルバムのタイトル曲が全米ナンバーワンとなり、オーストラリア人として初のグラミー受賞をなしとげました。アーティ・バトラーが全編のアレンジを手掛けていて、決して安っぽいヒット曲的な内容ではないです。ケニー・ランキン「Peaceful」ポール・ウィリアムス「What Would They Say」、そしてファンキーに生まれ変わった「Hit The Road Jack」聴いてくださいね!.
【曲目】 Parce Que Ca Me Donne Du Courage / Bedelia / Ma Doudou / Maladie D’amour // Qui Sait, Qui Sait / Saint - Germain - Des - Pres / Tout Ca / Clopin Clopant
バーバーショップやジャズ・コーラスがのちのドゥーワップに連なってゆく時代の初期に大きな功績を担ったグループがインク・スポッツ。1952年にいったん正式に解散しているのですが、その後、いくつかに分派。こちらはオリジナルのテナーだったディーク・ワトソンが中心となった編成でのインク・スポッツです。編成は変われど持ち味は引き継がれていて、50年代の録音システムで泥臭くも小粋なハーモニーが聴けるのはよいものですね。愉快なカリプソ「Stone Cold Dead In De Market」もぜひ!.
50年代から美女シンガーとして活躍したアイリーン・クラール。肺がんのため46歳の若さで亡くなってしまう彼女が死の前年に残したスタジオ盤で、レーベルがスピリチュアル/ロフト・ジャズ方面に名作の多いCatalystということでも人気の高い一枚です。素晴らしいジャズボッサ・アレンジのデイヴ・フリッシュバーグ作「Wheelers And Dealers」だけでKOされてしまう人も多いでしょう。ピアノ・トリオにエミール・リチャーズがヴィブラフォン&パーカッションで参加。最高のリズム感、そしてクールな表現力。彼女がいるだけで、そこはクラールの空間(Kral Space)になるのでしょう。いやあ、とても翌年に亡くなる人のアルバムとは思えなくて……。.
ジャズ畑出身の美人女性ヴォーカリストのMid60sポップ・ムードと洗練性に富んだ傑作。ボブ・ドロウ、トミー・ウォルフ、サイ・コールマンをはじめジャズ界からは“わかってる”作家陣の書き下ろし新曲を用意。スー・レイニーのImperial三部作にも通じるポップ感覚が素晴らしいです。ラスト・ナンバー「Hold Your Head High」はランディ・ニューマンとジャッキー・デシャノンの共作曲。夏の日差しにくらっとした瞬間を思わすソフトボッサ「There Is No Right Way」も、まぶしくて。.
収録曲・データ
【曲目】Wonderful Life / There Are Days When I Don’t Think Of You At All / There Is No Right Way / Goin ToCalifornia / Is It Over Bab? / I’ve Never Been Anythng // Sometime Ago / Nothing Like You / Here I Go Again / Mad At The World / This Life We’ve Led / Hold Your Head High
ジャズ畑出身の美人女性ヴォーカリストのMid60sポップ・ムードと洗練性に富んだ傑作。ボブ・ドロウ、トミー・ウォルフ、サイ・コールマンをはじめジャズ界からは“わかってる”作家陣の書き下ろし新曲を用意。スー・レイニーのImperial三部作にも通じるポップ感覚が素晴らしいです。ラスト・ナンバー「Hold Your Head High」はランディ・ニューマンとJジャッキー・デシャノンの共作曲。夏の日差しにくらっとした瞬間を思わすソフトボッサ「There Is No Right Way」も、まぶしくて。.
収録曲・データ
【曲目】Wonderful Life / There Are Days When I Don’t Think Of You At All / There Is No Right Way / Goin ToCalifornia / Is It Over Bab? / I’ve Never Been Anythng // Sometime Ago / Nothing Like You / Here I Go Again / Mad At The World / This Life We’ve Led / Hold Your Head High
【曲目】Ya Turned Me On, Baby / My Cigarette And I / Love Come Take Me Again / Like Someone In Love / This Ole House / The Sound Of Money // Let There Be Love / Bewitched / Baby, Won't You Please Come Home / Little Boy Blue / Here's Love / Laugh It Up
【曲目】The Mood I'm In / A Beautiful Friendship / The Impossible Dream / I'm All Smiles / Autumn Leaves / Call Me Irresponsible // Once Upon A Time / Girl Talk / People Will Say We're In Love / Feeling Good / Watch What Happens / Time After Time
幻のレーベルとも言われたStoryvilleから1955年にリリースしたアルバム「Jackie And Roy」のリイシューです。タイトルとアートワークはまったくの別物ですが、収録曲と曲順は同じです。バーニー・ケッセル、レッド・ミッチェル、シェリー・マン、そしてロイ・クラールのピアノ。伸び伸びとした歌と演奏には文句の付けようがありません。ノンエコーの生々しさに降参!.
【曲目】Day By Day / Time & Love / Summer Song 〜 Summertime / Bachianas Brasileiras #5 // A Simple Song / Heading / Lazy Afternoon / We Could Be Flying【Arranger】Don Sebesky
キャリアの長いジャズ・ヴォーカル・デュオという領域を超え、前作「Time And Love」でのプログレッシヴなジャズ路線をさらに掘り下げます。ほぼ全編をスキャットで挑んだ本作をサポートしたのはヒューバート・ロウズ、ジョー・ファレル、スティーヴ・ガッドら辣腕の手練たち。鉄壁のフュージョン・サウンドと相まう洗練を極めた彼らのスキャット。CTIらしいクリスタルな音像がまた涼やか!.
ハイファイの人気者J's・ウィズ・ジェイミーが、レーベル移籍でグループ名も心機一転。あのオキャンな歌声とポップなコーラスはもちろん健在。ドン・コスタのアレンジで、ふくよかさも増した感じです。「It's Not Unusual」は最高に決まってるでしょう! 天駆け上る最高カヴァー! 50年代コーラスの伝統と、60年代のポップな気分が鮮やかに交わった大傑作です!.
収録曲・データ
【曲目】This Is All I Ask / A Taste Of Honey / The Days Of Wine And Roses / Yesterday / It’s Not Unusual / Lost In The Stars // Nature Boy / It Was A Lover And His Lass / The Shadow Of Your Smile / Eight Days A Week / We Can Work It Out / Softly, As I Leave You【Producer】J. Silvia 【Arranger】Don Costa 【Engineer】Frank Laico 【Cover Design】Bradford Boobis
新しい才能を発掘することに熱心だったスタン・ケントン。彼が見いだした黒人女性シンガー、ジーン・ターナーをバックアップしたアルバムです。若く伸びやかでアイデア豊かなフレージングを持つ彼女が歌う、天駆けるような高揚感の「A Lot Of Livin' To Do」「It's A Big Wide Wonderful World」など、クールなブラス・グルーヴでケントンが応えます。.
収録曲・データ
【曲目】A Lot Of Livin' To Do / Oh! You Crazy Moon / Sleepy Lagoon / Love Is Here To Stay / Piel Canela / It’s A Big Wide Wonderful, World! // Someone To Watch Over Me / Love Walked In / Day - Dream / Quizas, Quizas, Quizas / You’re The Top
【曲目】Down With Love / Crazy He Calls Me / Lazy Bones / Who Wants To Fall In Love / Then I'll Be Tired Of You / Ridin' High // Because He Reminds Me Of You / Porgy / Are These Really Mine / Isn't This A Lovely Day / Warm Kiss / I Like The Likes Of You
ナット・キング・コール的なビロードの声に若い黒人らしいスイング感覚がプラス。バックのアレンジはマーティ・ペイチ。では「It's All Right With Me」でのジャズ度高いスイングぶりをどうぞ。ストリングスも鮮やかに舞う「In The Still Of The Night」も最高! 新緑の季節を思わせる華やかな一枚! この年、自動車事故で27歳の短い生涯を終えた彼にとって、これは遺作。こんなにみずみずしい遺作があってよいのでしょうか!.
【曲目】Multiplication / Rabbits Times Rabbits / The Latin Eskimo (Table Of Three's) / The Multiple Waltz (Table Of Four's) / The Switch-Hitch (Mixed Combinations) // Divison / Gazinta (Dividing By Two) / The Division Riffle (Dividing By Three) / Go To The Top Of The Class (Dividing By Four)
Decca所属時代の1958年にアニタ・カー・シンガーズが白人レリジャス・シンガー、ジミー・デイヴィスのバックを務めたアルバム「Hail Him With A Song」がカントリー・ゴスペルのレア盤として知られています。そこから2曲を差し引いて、さらに疑似ステレオ化をほどこし、タイトル、アートワークをあらためて発売したのがこちらです。.
シカゴのマイナー・レーベルに残された黒人ジャズ・ヴォーカルの逸品。70年代、80年代にもポツポツと絶品のアルバムを出している人ですが、おそらくこれがファーストではないでしょうか。黒さを感じさせない声質ながら、スイング感は間違いなくソウルフル。シカゴの名アレンジャー/ベーシストのジョニー・ペイトが曲提供などで深く関わっています。クールな「Yes, I Know When I've Had It」が人気でした。ステレオ盤はなかなか見かけません。.
少年のようで、哀しみをたたえた美しい声で人々を魅了する黒人ジャズ・シンガー。その波乱に満ちた人生は日本では近年よく知られるようになりましたが、欧米では以前から尊敬の対象でした。1960年にリリースされたアルバムのリイシュー盤。ストリングスなども入ったドラマチックな内容です。「Sometime I Feel Like A Motherless Child」が胸を強く打ちます。.
Columbia 360°レーベル(黒字、矢印なし。1962〜63年にかけて使用されたデザイン。オリジナル・リリースは1959年)。多少プチノイズある盤です(試聴サンプルは良品入荷時の音源を使用しており、今回入荷品とはコンディションが異なります)。
ブルースとは何なのかを追求した野心作。
ブルースとは何なのか。いわゆる黒人霊歌としての起源を持つその音楽というか、音楽にまつわる感情を、いくつかの曲を組曲化して4つのパートで表現した野心作です。こういう大胆なアルバムは、彼女の夫が有能な作曲家でアレンジャーであるポール・ウェストンでなければ実現しなかったでしょう。まるで一冊の本を読むようです。それぞれの章のタイトルは「The Blues Is An Old, Old Story」「The Blues Is A Tale Of Trouble」「The Blues Is A Traveling Thing」「Times Change And Things Change」。.