87年のメガヒット「Always」のイメージが強すぎるかもしれませんが、このグループのアルバムはデビュー以来、どれも一貫してハイクオリティ。シティポップ的とも言える洗練されたアレンジのコンテンポラリーサウンドを究めた83年の秀作です。この時期の女性リードシンガーは人気の高いシャロン・ブライアント。.
Who Could Love You Better ?.
More, More, More.
Tryin’.所属アーティストが軒並み絶大な人気を獲得しながら、この時代のモータウンにはブロードウェイへの憧れみたいなものがありました。シュープリームスにも同趣向のアルバムがありますし、フォー・トップスもアルバムの片面をミュージカルナンバーにした「On Top」があります。本作はそのB面の延長線上で、全曲をブロードウェイに捧げたアルバム。曲そのものがミュージカル仕立ての「Hello Broadway」爽快なアレンジが映える「On The Street Where You Live」などが素晴らしい。.
On The Street Where You Live.
The Sound Of Music.
Hello Broadway.70sメロウソウル屈指の名曲と言われる「This Song Is For You」! 夕暮れ時に聴いたらたまらないです。70年代にリリースした2枚のアルバムはどちらも傑作。セカンドのタイトル曲でもあります。.
This Song Is For You.サヴァンナ・バンド〜キッド・クレオール人脈の中でもレアな1枚。後にハウスシーンで活躍する女性シンガー、フォンダ・レイをメインに、サヴァンナ・バンドのパーカッション担当だったコーティ・ムンディことアンディ・ヘルナンデスとドン・アーマンド・ボニーラが仕掛けたエッジの利いたNYディスコ+ラテン+ネイティブアメリカンなディスコバンド! エッジの利いたZEディスコならこれ!.
Compliment Your Leading Lady.
Deputy Of Love.
Para Ti / This Is Just For You.あの「Sunny」を大ヒットさせたボビー・ヘブ。「Sunny」で天気がよくなるように彼女との恋がうまくいくことを願った彼が、このシングルでは太陽みたいに笑顔が素敵な女の子への想いをほのぼのと歌います。サンシャインソフトソウル!.
My Pretty Sunshine.
Ooh La La.歌を歌おう! 75年にリリースされ全米5位まで上昇した彼らの代表曲のひとつ。78年にベスト盤が発売されるまでは、意外にもオリジナルアルバムには未収録でした。このシングルはB面にインストヴァージョンを収録したオリジナルです。晴れやかな気分になりますねえ。.
Sing A Song.
Sing A Song (Instrumental).彼女の知名度をぐっと押し上げたBlue Noteでの作品を経て、よりダンサブルでソウルフルな方向へと一歩踏み出したColumbia移籍第一弾。プロデュースはBlue Note後期からのパートナーであるバート・デコトー。リズムセクションにはジェームス・ジェマーソン&ジェームス・ギャドソンがいて、ギターにはジェイ・グレイドンも参加。鉄壁の布陣で気持ちよく踊るように歌う新しいマリーナがいます。.
Sweet Beginnings.
Pictures And Memories.
Look At Me, Look At You.のちにオハイオの大人気ファンクグループ、デイトンに加入するラーニ・ハリスが加入していたゼイヴィア(日本ではザビエルとも読まれます)。これが唯一のアルバム。ブーチー・コリンズもゲスト参加した歯切れのいいデジタルファンクですが、伝統的なソウルコーラスグループの雰囲気もちゃんと持ち合わせているのが魅力。いい曲多く、日本では80年代から根強い人気。.
What Goes Around.
Truly Devoted.
Rock Me, Sock Me.マイアミディスコの立役者ウェイン・ケーシーことK.C.率いるバンド。これがデビューアルバムです。全米の人気者というイメージですが、アメリカでの本格ブレイクは次作から。このファーストを先に認めて歓迎したのはイギリスでした。ここから「Queen Of Clubs」が全英7位のチャートヒット。K.C.の快進撃の礎となりました。.
Do It Good.
Sound Your Funky Horn.
Queen Of Clubs.70年代のフィリー期も人気が高いですが、60年代後半はデヴィッド・アクセルロッド&H.B.バーナムのプロダクションで、ソウル/ジャズ/ポピュラーを高いレベルで結びつける作品を多くリリースしていました。ヒットシングル「Down Here On The Ground」や「Baby I Could Be So Good At Lovin’ You」あたりにその成果は顕著。朗読(ブレイクビーツ!)などを含むB面の組曲的な構成は、1968年という動乱の時代を反映している気がします。.
Down Here On The Ground.
Baby I Could Be So Good At Lovin’ You.
Life Time Monologue.シカゴからNYにやってきたダニー・ハサウェイをメンバーを迎えて制作したアレサのニューソウル路線での傑作。リズムの跳ねが16ビートになっているバカラック「April Fools」やデルフォニクス「Didn't I (Blow Your Mind This Time)」の素晴らしいカヴァー・ヴァージョンが新しい風を運んでいます。また、「Rock Steady」や「Day Dreaming」など彼女の自作曲が4曲あって、アレサのソングライターとしての実力も思い知らされます。.
April Fools.
Didn't I (Blow Your Mind This Time).
Day Dreaming.アイズレーの長く濃いキャリアにあって、モータウン入社はほんの一瞬の寄り道かもしれませんが、彼らが歌った「This Old Heart Of Mine」は永遠のモッド・クラシックとして残りました。オリジナル曲が足りないためか他のアーティストのモータウン・ヒットを多数歌っていて、白眉はマーサ&ザ・ヴァンデラスの「Nowhere To Run」! 爆発的!.
Nowhere To Run.
This Old Heart Of Mine.
Stop! In The Name Of Love.60年代からこつこつとキャリアを築いてきた名門ソウルグループがついに手にした全米ナンバーワンヒット「Kiss And Say Goodbye」収録の一枚。アルバムも全米16位まで上昇し、彼らにとって最大のヒット作となりました。フィリーとNYでのレコーディングで東海岸ソウルの良さが凝縮されています。EW&Fカヴァー「Reasons」も最高なのです。.
Kiss And Say Goodbye.
Reasons.
Serching For Love.テンプテーションズ、ミラクルズと並ぶモータウンの男性グループ筆頭格。68年の本作では「Sunny」や「Daydream Believer」といったポップヒットのカヴァーにも挑んでいます。新世代のスタッフライターとして台頭してきたアシュフォード&シンプソンが提供した「Can’t Seem To Get You Out Of My Mind」は最高のノーザンソウル!.
Daydream Believer.
Sunny.
Can’t Seem To Get You Out Of My Mind.テキサスのグレートロッカー、ロイ・ヘッドがヒットさせた「Just A Little Bit」はもともとこの人の持ち曲でした。50年代のR&Bシーンで、ぐいぐい乗れるダンスヒットを連発しながら当時はアルバムは出せず。そんな見過ごされた黄金期のレコーディングを未発表曲もたくさん集めて編集したUK盤です。ブギ、ジャイヴ、ドゥーワップと、どんなスタイルもいなせにこなします。.
Just A Little Bit.
Dapper Dan.
Every Night In The Week.モータウンの異色グループ。黒人と白人というだけでなく、アメリカ人とカナダ人が融合したグループ。カナダ国境に近いデトロイトという街の特性を感じられる編成でもありました。唯一のアルバムのオープニング曲。チカーノソウルファンの琴線にも触れるスウィートなバラード。モノラルミックス。.
Does Your Mama Know About Me .
Fading Away.「Please, Please, Please」の大ヒットで颯爽とデビューを飾った年にリリースされた3枚目のシングル。まだ伝統的なR&Bスタイルに則っていますが、シンプルな訴求力はこの時点ですでにハイレベル。.
No, No, No, No.
Hold My Baby’s Hand.ひょっとしてサヴァンナ・バンドに対するLAからの回答? 華やかな夜のパーティータイムへと誘ってくれるのが、このアルバムのA-1「Is This The Best」! Doo-Wopマナーのコーラスワークをまるでモダンなシティソウルに置き換えることに成功した隠れ名盤! 「I Can't Stay」「You Did It Good」にはAORファンもメロメロでしょ!.
Is This The Best.
I Can't Stay.
You Did It Good.正式なアルバムは2枚だけ。他は無数の傑作シングルをかき集めるしかない、というニューオリンズR&Bの王者デイヴ・バーソロミュー。貴重シングル音源をまとめて聴けるのが80年代フランスで行われた数枚の企画盤。このシリーズはどれも“買い”。ニューオリンズ音楽にセカンドライン的な要素が現れた直後の49年の激レアなSP音源5曲から貫禄の60年曲、のちにチャック・ベリーがカヴァーした「My Ding-a-Ling(Little Girl Sing Ding A Ling)」まで、セカンドラインの今昔が楽しめます。ジャイヴ、R&Rファンも是非!.
Jump Children.
Carnival Day.
Little Girl Sing Ding A Ling.スティーヴィー・ワンダーの「Innervisions」を手がけたことで有名な画家エフラム・ウォルフのアートワークを使用した本作は、見過ごされていたニューソウル傑作。パム・ソーヤー、ウィリー・ハッチ、レオン・ウェアら、充実しまくったスタッフ・ライターたちによる珠玉のメロウファンクからキャロル・キング「It’s Too Late」へと連なるA面の流れは秀逸。自分たちのスタイルを失わず、ダンスナンバーでは相変わらず気持ち良く踊らせてくれます。.
It’s Alright, Do What You Gotta Do.
It’s Too Late.
I Ain’t Going Nowhere.ヨーロッパ・ツアーで訪れたイギリスでのライブ盤。8分以上に及ぶ「Me And Mrs. Jones」がすごいです。これで当時の淑女たちは参ってしまったわけですね。エルトン・ジョン「Your Song」はファンキーなアレンジで意表を突きます。じっくりじわじわと熱くなる内容!.
Me And Mrs. Jones.
Your Song.
Brown Baby.子供時代のマイケルには、もう永遠に誰もかないません。ジャクソン・ファイヴ人気絶頂期にリリースされたファースト・ソロ・シングル。大人っぽいアレンジだし、メロディも難しい。でもこの難曲を見事に歌って、がっちりハートをつかみます。全米4位。シングルのみのモノラルミックス。.
Got To Be There.
Maria (You Were The Only One).62年の「Duke Of Earl」、あるいは70年の「Groovy Situation」のヒットで彼の名を覚えている人も多いと思います。その端境期、シカゴのBrunswickで彼が充実したアルバムをリリースしていたこと、ソウル・ファン以外にも知ってほしいですね。シカゴ・ソウル界の名プロデューサー、カール・デイヴィス制作の本作。タイトル曲はもちろんジェームス・ブラウンで、JBファンクをいちはやく消化したカヴァーです。.
There Was A Time.
Cowboys To Girls.
Fooling Around.骨太なソウルグルーヴで、60年代モータウンサウンドのタフなR&B感覚を支えた名コンボ。サックスインストのイメージが強いですが、歌もいけます。「Hip City」はモッド・ダンサーの定番。リフにはJBファンクに影響がチラホラ。ノーザンソウル人気曲「What Does It Take」はこの翌年にあらためてアルバムタイトル曲に昇格しますが、初出はこのアルバムでした。.
Hip City - Pt.1.
What Does It Take.
Baby Ain’t You Shame.英Charlyが80年代初頭に企画したこのコンピレーション・シリーズは、実はすごく画期的。アメリカのソウルシーンの充実に欠かせない南部のスモール・レーベルを、同じオーナーごとにセレクト/編集したのです。当時は小さいレーベルを同一オーナーが掛け持ちしたり、次々に新設することは普通でした。この盤はシェルビー・シングルトンというオーナーが主宰したSSSやSilver Fox、Minaretなどに残された極上サザンソウル集。.
Cryin’ In The Streets.
The Game Of Love.
Baby, You Got It.モータウンの初期を支えながらも、自分の意思で退社。その後はポピュラー的な方向を志向した作品もありましたが、このアルバムは、当時彼女が結婚していたセシル・ウーマック(ボビー・ウーマックの弟)との共同プロデュースで、ひさびさに自分の出自であるノーザンソウル的なサウンドに。カヴァー曲も彼女のオリジナルもバネのあるR&Bでよいです! 60年のデビューヒット「Bye Bye Baby」のセルフカヴァーも。.
Soul Train.
Apples, Peaches, Pumpkin Pie.
Bye, Bye Baby.黒人ソングライターとして高い評価を得ているポール・ケリー。アルバムタイトルには、彼が長年裏方を務めていたことも暗に語られているように思います。ジーン・ペイジを共同プロデューサーに迎え、中身の濃いモダンソウルを展開しています。70年代からソウルの中古屋さんでは定番アイテムでした。.
Stand On The Positive Side Of Life.
(Loving You) Ain’t Nothin’ Better.
Feather In The Wind.SOLD OUT
全米4位を記録した「Under The Boardwalk」に続くシングル。ボードウォークの下を歩いていたら、靴に砂が入った、というわけですか。まさに文字通りの続編。曲のムードも引き継いでいます。わざと引用しているようなところもありますしね。昔はこういう自分で続きを作るヒットがありました。にくめないです。.
I’ve Got Sand In My Shoes.
He’s Just A Playboy.「Leaving Me」「I Just Want To Be There」などのヒットを持つシカゴ産スウィートソウル名グループのベストアルバム。甘さだけでなく、熱さもあるし、日本人好みにフィットした70年代ソウルのひとつだと思います。バラードはドラマチックでありながら聴き手に寄り添う優しさがあり、アップテンポは切なくこみあげてきて。「I Love You, Yes I Do」の、逃げも隠れもしないタイトルが素晴らしい!.
Leaving Me.
I Love You, Yes I Do.
The First Time We Met.のちにソングライター/プロデューサー、そしてレアグルーヴ劇名盤「Outlaw」などをリリースするユージン・マクダニエルズ。彼が若き日にポピュラー寄りのソウルシンガーとしてデビューした時期のアルバムです。レパートリーはスタンダード中心。恋愛にまつわる揺れる心をテーマにした選曲で、「Love Me Tender」をとりあげているんです。.
‘Deed I Do.
And The Angels Sing.
Love Me Tender.