香港で今も活躍する女性シンガー、テレサ・カルピオ(杜麗莎)。洋楽のカヴァーを抜群の歌唱力とコケティッシュな魅力で披露し、東南アジア全体に翻訳して伝える役割を果たしていました。アジア向けのベスト盤+4曲という触れ込みのこのアルバム、ミニー・リパートン「Loving You」などいいカヴァーが多いです。高音はミニーには及びませんが、彼女の解釈もとてもいいです。両面で17曲収録の大判振舞い。.
Loving You.
I’d Really Love To See You Tonight.
Have You Never Been Mellow.「Escape」「Him」の大ヒットを経てAORアーティストの代表的存在となった彼が、その勢いのままリリースした1枚。もちろん丁寧に作り込まれた見事なシャープなAORサウンドが堪能できます。特に軽やかなウォーキン・リズムで「きみなんかいらない」と歌う切ないB-4「I Don’t Need You」は、まさに彼らしい作風です。.
I Don’t Need You.
Morning Man.
Special Thanks.スイートで胸キュンのメロディ。緻密に組み立てられたソフトファンクなリズムセクション。それに乗る清涼感たっぷりのソフトコーラス。ストリングス・アレンジはジーン・ペイジだし、エド・グリーンやリー・リトナーらのリズム隊もこの時代の最先端。加えてふたりの自作。甘酸っぱい雰囲気に才能が込められた作品です。.
Driftin'.
Rainbows Go On Forever.
I Don't Wanna Lose You.UKブルー・アイド・ソウル・シンガー、ジェス・ローデンのセカンドにして傑作。伊達男な感じがアルバム全体に漂うメロウAORなアルバムです。幕開けの「Misty Roses」極上カヴァーの美しさ。ホーンが心地良い「In Me Tonight」の洒脱なグルーヴ・チューンにも昇天必至。一時の人気も落ち着いた今、改めて聴くとさらに楽しめるようになりましたね。.
Misty Roses.
In Me Tonight.
Sensation.「Friends In Love」が一時AORファンの間ですごく人気でしたが、だったらこちらもぜひ。デヴィッド・フォスターを筆頭に、クリス・クリスチャン、ロビー・パットン、ブルース・ロバーツ、デヴィッド・ラスリーら西海岸AORシーンを代表するライター陣が佳曲を提供しています。ディオンヌのAORはどれもよいです。なんといっても、あの「It’s The Falling In Love」のディオンヌ版!.
Reaching For The Sky.
It’s The Falling In Love.
Easy Love.北欧アイスランド出身のキーボートプレイヤーとして当時は知る人ぞ知る存在でしたが、今では北欧AORの大傑作「Jack Magnet」(1981年)の人としてよくご存知のはず。あちらは歌もの作品でしたが、アメリカでのデビューはフュージョンインスト路線になりました。トム・スコット、アーニー・ワッツ、ビル・チャンプリン(コーラス)といった顔ぶれで演奏は充実ですし、メロウなフレイヴァーは変わらずなのです。.
Special Treatment.
Burlesque In Barcelona.
Porky.東海岸のフォークシーン出身の兄弟バンドですが、西海岸サウンドに絶妙に味付けされた颯爽としたファンキー・フィーリングが素晴らしいのです。通算4枚目にあたるこのアルバムでもミッド・メロウファンクな「Lovelight」、疾走感溢れるB-2「New Horizons」(まるでカラパナのファーストみたい!)の流れで、その魅力を存分に見せつけてくれてます。.
Lovelight.
New Horizons.
Best Of Friends.「A New Contemporary Praise Album」と銘打った84年のアルバム。これまでになくデジタルな要素を導入した作品ですが、シンガーとしての彼の透明感ある魅力は変わらず。エイティーズとの相性もよいです。バラード「Every Good And Perfect Gift」よいですね。.
Lift Up His Name.
Every Good And Perfect Gift.
Oh Magnify The Lord.ゴージャスでファンキーなサウンドをまとったトロピカルAORアルバム。気持ちは豪華客船のワンナイトラヴアフェアといったところ。シリータの人気曲「I Love Every Little Thing About You」のカヴァーでは、メル・トーメの息子で本作のプロデューサーでもあるスティーヴ・マーチとデュエット。ノスタルジックディスコなタイトル曲は「Bali Hai」とのメドレーで。メロウな「Easy」も推薦します。.
I Love Every Little Thing About You.
Tropical Nights / Bali Hai.
Easy.心優しくせつないAORのひな形のような作品。カーラ・ボノフ・バンドのキーボード&ギタリストだったクリス・モンタンのソロ。何の気なくさらっと歌うちょっと無骨な歌声も含めて、この時代にしか生まれ得なかったと思います。本国より日本のほうが話題になったかも。今も密かに愛し続けているファンも多いはず。「Is This The Way Of Love」でデュエットしているのはカーラではなくローレン・ウッドですが、やっぱりいい曲ですね。.
Any Minute Now.
Doesn’t Mean Much To You.
Is This The Way Of Love.ベン・シドランやルパート・ホルムズに通じるジャズ系AORをお探しの方に。ロックとジャズを行き来するヒップなアーティストのデビュー作です。セカンドの「Ebony Rain」がAORに傾倒した内容で人気。でも本作もなかなかの完成度。グルーヴィーなタイトル曲や「Hip To Your Trick」などをぜひ! ライザ・ミネリに書いた「トロピカル・ナイツ」をきっかけに知名度を上げた人でした。.
Jazz Life.
Hip To Your Trick.
In The Moonlight.AORの世界になくてはならない最高のクリエイター。ソロアルバムとしてはこれがセカンド。時代のまっただなかでトップを張っていた人のサウンドですね。自身がサントラを手掛けた「St. Elmos Fire」のテーマ曲のリアレンジ版などインスト中心の内容で、ヴォーカル曲は2曲のみですが、オリヴィア・ニュートン・ジョンとのデュエットでヒットした「The Best Of Me」が際立ちます。.
The Best Of Me.
Who’s Gonna Love You Tonight.
All That My Heart Can Hold.ポーランド産フィメールAOR傑作。ソウルフルな歌声を活かしたファンキーソウル/ディスコがたくさん。彼女の声質的にブラジル風のナンバーもよく似合いますね。ジャズが盛んなポーランドなのでミュージシャンたちのレベルも高い! キーボードのちょっとくすんだ音色は、まさに東欧レアグルーヴとしての魅力の発揮!.
Kilka Takich Sobie Nut.
Z Samontnosci.
Oto Przyczyna.80年代のリヴは、テレビショウのホストをしたり、ボストンのバークリー音楽院でパフォーマンスついて教鞭を取ったり。8年ぶりというしばしのブランクを感じさせず、この後の快調な復活を予感させる作品となりました。プロデュースはアーティー・トラウム。ロビー・デュプリー、リア・カンケルらが参加。ジャケット・アートは矢吹申彦氏。AORファンにもOKなウォーム&メロウサウンドです。.
One Of The Things I Do So Well.
City Lights.
Louie.クリストファー・クロス、ビル・チャンプリンなど豪華な顔ぶれが参加した、これぞAORのマストアイテム。CCMシーンで名前を知られてきた彼が、ボブ・ゴーディオをプロデューサーに迎え、ポップAOR路線に向かった1枚でもあります。全米トップ40ヒット「I Want You, I Need You」に代表されるウォームなヴォーカル、選り抜かれたメロディ、やわらかく揺れるアレンジ、そのすべてが聴く者のハートを優しく包みます。.
I Want You,I Need You.
Love’s Not One To Forget.
The Last Goodbye.久しぶりに聴く本作収録の大ヒット曲「Sad Eyes」。やっぱりいい曲です。メロウに揺れるミディアムメロウな名曲を歌う彼のデビューは古く60年代。不遇のSSW時代(マイケル・ゲイトリーがパートナーの曲が多かった時代)を経て、「ライオンは寝ている」のカヴァーで当てて、その数年後というわけです。本作はAOR感覚満載のブルーアイドソウル。オトナの洒落者のホントの洒落盤です。.
Sad Eyes.
Am I Ever Gonna Hold You Again.
Give A Little More.コンテンポラリーゴスペルの名門ファミリーグループ。クインシー・ジョーンズのレーベルからリリースしていた時期は、ジーザス向けのメッセージを若干抑えて、より広い慈愛の精神として発信した良質モダンソウルになっています。アニタ・ベイカーをゲストに迎えた「Ain’t No Need To Worry」をはじめ、デジタルをとりいれながらもあくまで人間味が熱いです。.
Ain’t No Need To Worry.
Breaking Of Day.
Love Has No Color.マイケル・オマーティアンが全面的にバックアップした兄妹グループ。透明なハーモニーとフォーキーメロウなサウンドが身上のクリスチャンミュージック。ジャケット写真のような日だまりの暖かさを感じます。オマーティアンによるストリングスアレンジも的確。ソフトロック的な妙味も!.
With Jesus.
Love, Peace, Joy.
Easter Song.16歳のころ、オーストラリアでクリス&ピーター・アレンを結成、20歳で香港公演に来たジュディ・ガーランドに才能を見いだされた彼。アメリカに渡り、ソングライターとして、そして自身もシンガーとしてキャリアを積みます。ほんのり甘くせつなくロンリーな曲を書く天才。NYの敏腕スタジオミュージシャンに囲まれて、街の暮らしを愛おしむような作品世界。一曲目の「Just A Gigolo」カヴァーから心温まる良作です。.
Everything Old Is New Again.
I Honestly Love You.
Just A Gigolo.Atlantic〜Asylumと西海岸のシーンに地味ながら印象深い佳作を残す彼らのラストアルバム。メロウでアコースティックなシティサウンドが詰まっています。この後、ジョン・バドルフが加入する最高のAORバンド、シルヴァーにもつながる、爽やかでどこか切ないサウンド。かつてハイファイの「片寄明人セレクション・コーナー」を飾った一枚です。.
Is It Love.
Another Part Of Love.
Ain’t It Like Home.ジェイ・グレイドン・プロデュース。もちろんデヴィッド・フォスターも参加。隙もないほど完璧なAORサウンドが出来上がりました。ディオンヌとグレイドンの力量の高さに頭が下がります。一曲目「For You」から内容最高です。そう、このリフがグレイドンそのものなんですよねえ。ジョニー・マティスとの共演曲「Got You Where I Want You」もお見事です。.
Got You Where I Want You.
For You.
With A Touch.映画「サタデーナイト・フィーバー」のサントラに本作から名曲「If I Can't Have You」が収録され、彼女をブレイクさせました。メロウで上質のディスコ/シティポップが揃っています。メンバーはジム・ケルトナー、ラス・カンケル、ダニー・クーチマー、リー・スクラーにローウェル・ジョージらウェストコーストの実力派たち。選曲よし、演奏よしなのです。.
If I Can't Have You.
In A Stranger’s Arms.
Lady Of The Silver Spoon.英語歌唱のオランダのシンガー。ジャズスタンダードを歌うアルバムも発表していますが、ここでは「What’s New」をのぞいて、その他を作詞作曲。1979年の作品ということもあるのか、AORを下敷きにしたジャズ・シンガーゾングライターといった趣き。アンサンブルにしてもコード使いにしても、難しいことをさらっとやってのけています。そしてどこかしら滲んでいるロンリーな気分。なによりものすごく水準の高い音楽に、驚かされました。ベニー・シングスにつながってゆく源流みたいな?.
Deep In The Heat Of The Night.
What’s New.
Happiness Is Loving You.大ヒットシングル「I Like Dreamin'」と、セクシーな名曲「My Jole」を収録したファースト・アルバム。ラベルやEW&Fなどブラック系アーティストへの作品提供の多いことを裏付ける黒人音楽好きなセンスをちらつかせながら、あくまで作風はソフトでメロウ。甘くて切ない。これが人気の秘密です。.
My Jole.
My Eyes Get Blurry.
I Like Dreamin'.ジャケはハードロック・バンドのようですが、中身は素晴らしく洗練されたブルーアイドソウル/AORです。ちょっと男臭さもあって、ペイジスやブルックリン・ドリームスが好きな人はたまらないはず。バンド形式としての活動はこれ一枚で解消し、リード・ニールセンとマーク・ピアソンのデュオとして活動します。.
Once In Love.
Wasn’t That The Love.
Down To The River.ネオアコの前哨戦みたいなタイトル曲「恋はリズムにのって (Take A Little Rhythm)」。これって今聴くと、ちょうどいい懐かしさですね。このとき彼は21才。収録曲は10代で書かれたもの。A-2「恋はリズムにのって」からA-5「African Queen」までの流れなんかホント素晴らしいですね。クリス・レインボウのファンにも聴いてほしいもの。ロンドンA&Mが見いだしたアーティストです。.
恋はリズムにのって.
Saturday Heart Breaker.
Live Every Minute.クラシックス・フォーとキャンディメンのメンバーが合流して結成。クラシックス・フォーを当てたプロデューサーでソングライターのバディ・ビューイのディレクションで、南部アトランタの風土をとりいれたスワンプ/ブルーアイドソウルを指向しました。本作収録の彼ら最大のヒット「So In To You」(最高7位)はまさにその個性が前面に出た曲。.
So In To You.
Everybody Gotta Go.
Don’t Miss The Message.60年代の末からと活動歴は長く、70年代にはラザルスというトリオの一員でした(Bearsvilleに2枚アルバムあり)。繊細で美しいメロディを書き、誠実な歌声で表現。ジェイ・グレイドンらが参加していることからAOR名盤とされていますし、シンガー・ソングライターのファンにもぜひ聴いてほしい質の高いブリージーさです。.
Dreams Come True.
Only Love.
Only Your Heart Can Say.彼らの全米でのブレイクはもう少し後ですが、初期の混沌としたチカーノファンク的なスタイルから、より洗練された夕暮れメロウに移行してゆく時期をとらえたのが、このSalsoul盤。あのディスコのSalsoulからのリリースなのは、同期のジョー・バターンなどとも関連していたのかも。ハワイアンコンテンポラリー好きにもおすすめしたい名作です!.
Don’t Be So Sure.
Knowing You, Loving You.
Let it Be Me.ドイツ人女性シンガー、アンネ・ハイギスのセカンド・アルバムです。ファーストに続き、サウンド・プロデュースではウォルフガング・ダウナーが全面的に貢献。モダンでソリッドなジャズ・ファンクを作り出しています。ジャズというよりアーバン・ファンク/80sジャズAORとしてとらえるべきサウンドです。この時代のドイツを反映したインダストリアルな展開があるのも刺激的!.
Fingarnails.
Keep Raisin’ Your Love.
Harry’s House - Centerpiece.