1975年にマリオ&ルティア・ローゾン名義で出したファーストアルバムはカナディアンアシッドフォークの逸品&超レア盤! それから4年後に発表されたこのアルバムはもう少しポップな要素が増していますが、フォーキーな作風を起点に、グルーヴィーな曲やジャズ的な曲にも手足を伸ばしてゆく自由な音楽性には垣根がありません。カナダ産らしい凛とした空気感。.
Bird Of Paradise Bird Has Flown.
Silhouette.
Christine.70年代初頭に2枚のアルバムをリリースしたクリスチャン系シンガー・ソングライター。彼のギター弾き語りだけで通したファーストアルバムです。ティム・バックリーの若き日にも通じるヴォーカルにまずかなりの魅力。そして曲もよいです。経験な信仰がもたらす無私の祈りでありながら、彼自身の音楽家としての個性がどうしようもなく前に出てしまうという、レリジャスフォークの最良のかたちです。.
The Boxer.
Thunderin’.
Have You Heard The Wind?.Tiger Lilyからリリースしたエクストラゴドナリー・バンド名義のアルバムは激(×10000)レア。60年代にはゴードン&ボナーのコンビでソングライターとして活動したアラン・ゴードン。彼のその幻のアルバム収録曲で、シングルはなぜかRCAからのリリースでした。アレンジはチャーリー・カレロ。ニューヨーカーらしいディスコタッチの晴れやかなナンバー。メロディの良さがキラリ。.
Step Up To The Mike.イギリスの北ヨークシャー生まれの詩人にしてSSW。大学卒業後に教鞭生活と平行して始めたクラブでの演奏活動が評判を呼び、メディアに登場するように。これがデビュー作。「ジェット時代の吟遊詩人」とジャケで紹介されています。いかにも英国的な発音と豊かなメロディが相反しながら絡み合う不思議な感触。ブリティッシュフォークの世界でも、あまり似た人を知りません。ピアノ、ギター、ベース、ドラムによる小編成のジャジイなコンボに美しいストリングスもあしらわれます。休日の午後、ひとりで街を歩いたり、外の風に吹かれたりしつつ、物思いにふける、そんなレコード。.
The Last Will And Testment Of Jake Thackray.
Country Bus.
Scallywag.本名はエリック・サンピエール。1967年リリースのセカンドから4年ぶりのセカンドにしてラストアルバム。カナダのフランス語圏で活動したため全曲仏語。しかし同時代の英米シンガー・ソングライターのフォーキーなグルーヴを反映した内容はとてもいいです。タイトル曲や「Lady Strap Of Fan」「Le Reste S’entremele」をぜひ。.
Lady Strap Of Fan.
Un Poete.
Le Reste S’entremele.デビューは1981年。自主レーベルからのリリースで、カリフォルニアのフォークシーンで淡々と活動を続けていた人です。これがセカンドで、こちらも同じ自分のレーベルから。4年が経過しても流行にいっさいまどわされない音楽性は変わらず。気の合う音楽仲間たちとグッドタイミーに自分の好きな歌を歌ってます。ちょっとジャズ&ジャイヴ味があるのもいいですね。.
Don’t Worry, Be Happy!.
My Moment Will Come.
Clyde Hayes.生前のラストアルバム「Look At The Fool」からのシングルカット。コーラスとハンドクラップがあるのでポップだという判断だったのでしょうね。彼のアルバムでもっともファンキーで、捨て鉢な人生のしめくくりとしてはあまりにかっこいい曲じゃないですか! レア!.
Wanda Lu.実はこれが一番好きという人も多い74年のアルバム。アンディ・ニューマークやウィリー・ウィークスが演奏に参加したことで、ぐっとタイトなサウンドに。めちゃくちゃ洗練された都会的な演奏に、彼のいじけた声。その組み合わせのひりひりした感じがもっとも高い一枚。「Louisiana 1927」は、ファンに人気の高い名曲ですね。.
Louisiana 1927.
Mr. President.
Rednecks.これがデビュー作。オリジナルは70年にマイナーレーベルからのリリース。あらためての再リリース盤がこちら(ジャケや曲目などは同一です)。彼を有名にした「American Pie」を収録するのは次作とはいえ、スマッシュヒットとなった「Castle In The Air」やペリー・コモが素晴らしい歌唱によって採り上げた名曲中の名曲「And I Love You So」を収録した本作。彼のいつもの作品と同様に、暖かく穏やかな響きに満ちていて、忘れがたい余韻を残すアルバムです。.
And I Love You So.
Castles In The Air.
Three Flights Up.ポール・マッカートニー直系のポップ・センスと、ジョン・レノン的な繊細さを兼ね備えた才人。70年代後半に大ブレイクしますが、ハンブルバムズとスティーラーズ・ホイールの間に発表されたファースト・ソロは、まさに珠玉という言葉がふさわしいSSWアルバムです。パワーポップとパブロックの隙間に咲いたこの花、けれん味もなく、素敵です。.
Mr. Universe .
Make You, Break You.
New Street Blues.A-1「Jazztown/fastfood」のかっこよさ! ジャズコンボとポエトリーが合体して繰り広げるスイングのごときビートニクのごときヒップなパフォーマンス。ポエトリーと言っても四角四面の朗読ではなく、彼らのそれは歌うようなもの。女性シンガーも魅力的だし、ビバップ精神豊かなオリジナルソングのレベルは高いです。NYのアンダーグラウンドとは違うニューオリンズで生まれていた特異点! いまこそ聴きたいTakomaレーベルの変わり種です。.
Jazztown/fastfood.
Streets/My Darlin’ New Orleans.
Summer Ain’t No Secret, Anymore.ハル・パーマーは生涯を音楽を通じた教育に捧げたシンガー・ソングライター。そんな真面目くさいのは聴いてられないとスルーする前に、タイトル曲「Homemade Band」を聴いてほしいです。このマイルドなファンキーさ! 日本人好みじゃないですか? アレンジもいい。ジャケット通り、子どもたちに自分で(プリミティヴな)バンドを組ませるためのレコードです。キッズもときどきコーラスに加わりますよ。.
Homemade Band.
Stick Dance.
Old MacDonald.クライヴ・デイヴィスに才能を見いだされたSSW、ビル・クエイトマンのデビュー作。このアルバムは英国録音で、後年のアルバムに比べ、かなりフォーキーでドリーミーな色合いが強い内容。ちょっとかすみがかかったようなハスキーヴォイスは、どことなくコリン・ブランストーンに似てるかも。カリブ・クエイ、レイ・クーパー、デニー・セイウェル、レスリー・ダンカンらが参加しています。.
My Music.
Only Love.
Too Many Mornings.Bearsvilleに2枚のアルバムを残す女性シンガー・ソングライター。ブルージーな持ち味があって、ボニー・レイットやロリー・ブロックの系譜ですね。全編でポール・バターフィールドが印象的なハーモニカで助演するなど、ガーリー・スワンプとして上質な内容。あと5年早くデビューしていたら、きっともっとその筋のファンに評価されていたはずです。プロデュースはジョン・サイモン。.
Believe It So.
Covered Up In Aces.
Sunset Harvest Moon.ロビー・ロバートソンがプロデュースしたファーストアルバムの印象が強すぎてこのセカンドを陰に隠しているのがもったいないと思います。エイモス・ギャレット全面参加、トッド・ラングレンのプロデュース3曲を含む本作。彼の等身大な呼吸にもっと近づいたような気にさせてくれる身近さを持った内容です。トッド・アレンジの「Silly Heart」めちゃポップでいい曲です。.
Silly Heart.
Glory To The Day.
Isn’t That So?.在籍していたブレッドを経てのち、自身のソロ・キャリアを確立させたサード・アルバム。プロデュースもアレンジも自身で行なっています。大人なのに甘酸っぱい、デヴィッド・ゲイツならではの持ち味を存分に発揮、ポップでデリケートなメロディ・センスがここにきて全面開花。もちろん映画「グッバイガール」のエンディング・シーンに用いられて大ヒットした涙のタイトル・ナンバー(あのラストシーン、よかったですよね)は冒頭に収録。.
Goodbye Girl.
Took The Last Train.
Lorilee.珠玉のアルバム「Bags And Things」からのシングルカット。スティーヴ・バリのプロデュース、ジミー・ハスケルがストリングスアレンジ。作曲はもちろんランバート&ポッターのコンビ。自らダンヒル・サウンドのお手本を示したようないい曲。のちにライチャス・ブラザーズがとりあげてます。.
Dream On.大ヒット曲という以上にジェームス・テイラーの生き方そのものを表しているドラマチックな重要曲。全米3位まで上昇。きわめて控えめなプレイながら、この曲でのラス・カンケルのドラミングは高く評価されています。.
Fire And Rain.
Anywhere Like Heaven.彼女のシンガー・ソングライターとしての側面を引き出したアルバムのタイトル曲。「私はもうすっかりおとなになったのよ」とやさしく問いかけるウォームなラブソングです。モノラルミックスはDJ盤のみ。.
Your Baby Is A Lady .ラリー・マークスはバーバンク人脈のプロデューサーですが、ソングライターとしてもロジャー・ニコルスのとりあげた「Love Song, Love Song」の作者であるなど定評があります。彼がA&Mでリリースしたソロ・アーティストとしてのシングル。バーバンク風の香りが高いフォーキーなナンバーです。.
L.A. Break Down.オハイオ州シンシナティ出身のCCMデュオ。これがセカンド。繊細さと透明感をたたえた音作りと、祈りの境地に深く沈む混むようなヴォーカルとハーモニーが、以前からアシッドフォーク的にも評価されていました。アコースティックな質感を重視したバンドサウンドは日本人リスナー向けでもあります。.
Come Back, Come Back.
Yeshua, Hope Of Israel.
Comfort Ye My People.60年代のボストン暮らしから転じて、LAに居を移してすぐにパラマウントから傑作アルバムが今も人気の高いファースト・ソロ「John Herald」をParamountからリリース。その5年後にサンフランシスコのスモールレーベルから発表した本作です。きままな雰囲気、ペーソスあふれる声、そして無邪気に音楽を楽しむ姿にやられます。Paramount盤が好きなら、本作でも彼の変わらぬ魅力に酔えるはず。.
Slightly Blind.
Happy Sunny Side Of The Life.
Wiggle Worm Wiggle.リンダ・ロンシュタットの歌唱で知られる名曲「Cry Like A Rainstorm」を、クレイグ・フラーのヴォーカルで再録しています。質感はメロウですが、AORの流行には染まりきっていない70年代後半の西海岸サウンドには、シンガーソング・ライター期の香りが濃厚に感じられます。ヴォーカルの上手さではフラーに軍配ですが、不器用ながら気持ちの伝わるカズのヴォーカルのタッチも、バッチリ健在です。.
Cry Like A Rainstorm.
You Take A Heart.
Feel That Way Again.自身も良質なソロ作を残すSSW、マイケル・キャシディによるプロジェクト。ラーサなどにも通じるインド系のレリジャス作品なのですが、聴いている分には宗教臭はほとんどなし。むしろジョージ・ハリスンやスティーヴィー・ワンダーの影響を受けつつも、自分の音楽として発展させているところに好感が持てます。ラーサをよりフォーキーにした感じ。いい曲が多いです。.
Questions Quistions.
Bhagavad-Gita.
World Beyond The Sky.地元以外ではほぼ無名の存在だったにもかかわらず、ボブ・ディランの「血の轍」(1975年)に参加したことで知られるミネアポリスのSSW。セルフタイトルのファースト・アルバム(1974年)がローカルSSWの名盤としてマニアに知られています。こちらは翌年リリースのセカンド。ナイーヴさ全開だった前作にくらべ、落ち着いたカントリーロック風味が増しました。なにしろ曲がいい。彼自身の持ち味であるせつなくうつろう心もちゃんと香っています。.
.44.
Silver Lining.
Visions Of You.「若くて気分屋」という名前の男性デュオ。といっても彼らの本名なのですが。渋さの中に粋な感覚が垣間見える良質のブリティッシュ・スワンプです。ミック・ムーディはこの後、ヘビメタ路線のバンドで活躍するのですが、それをまったく予想もさせない人間味あふれるサウンドです。ロニー・レインのファンにも推薦。.
I’ll Be Back.
Someone Else’s Door.
Too Young To Feel This Way.NY州サラトガ・スプリングのコーヒーハウス、カフェ・レナに出入りするうち、自身も歌い始めたのが60年代末。デュオ編成による地元ツアー、ユタ・フィリップスの助演などを経て、ソロデビューしたアルバムがこちら。おおらかな音楽を繰り広げています。ちょっとビターな隠し味も男の粋。界隈のミュージシャンと活発な交流があった人で、レコードショップを経営していたこともあるとか。味のある歌声です。.
Wasted Rose.
Church And Paydays.
For The Love Of Pete.NY青春系SSWとしてデビューしたのが1982年。このサードアルバムはT・ボーン・バーネットのプロデュース。この時期、彼はNY在住だった佐野元春さんとも交流がありました。A-2「Yvonne」にはNRBQのジョーイ・スパンピナートとトム・アルドリーノが参加。エイティーズ的なドンシャリサウンドではありますが、パワーポップファンのハートを直撃する良メロのるつぼです。「Like A Vague Memory」はライブでもよく歌われてました。.
Yvonne.
Blues Is King.
Like A Vague Memory.“オーストラリアのシド・バレット”といわれ、90年代オルタナ・シーンに再発見されたピップ・プラウドは、ダニエル・ジョンストンをはじめとする80s/90sロウファイ音楽の先駆的作家であり、独創性の高さからフォロワーも成立しなかったアウトサイダー。幻の1stアルバムを含む60年代音源と70年代の秘蔵音源をコンパイルし、世界で初めて英詩を掲載した新旧リスナー双方の必聴盤!.
ソロ名義でのセカンドアルバム。ジョー・コッカーとのマッド・ドッグス&イングリッシュマン・ツアーを大成功させ、自身もSSW/パフォーマーとして時代の寵児となった時期の傑作。60年代に彼が裏方として手がけたポップス仕事の凄さを考えれば、もっと早くにスターになっていてもおかしくなかった不世出の逸材。タルサ、マッスル・ショールズ、ロンドンを股にかけたレコーディング。メンバーも素晴らしい!.
The Ballad Of Mad Dogs And Englishmen.
Of Thee I Sung.
Alcatraz.