【曲目】A Lot Of Livin’ To Do / Out Of This World / ‘Round Midnight / Hey! Jealous Lover / Har Hearted Hannah / Blues In The Night // I Feel A Song Comin’ On / You Came A Long Way From St. Louis / My Ship / Ev’rything I’ve Got / Why Shouldn’t I / I Feel Pretty
香港の歌姫フランシス・イップ! アジアのガールポップが注目されはじめた頃、彼女の作品はトップウォンツでした。このアルバムではちあきなおみ「喝采」をポップに日本語カヴァーしたヴァージョンが最高。ファンキーポップ「Green Is The Mountain」や英語ボッサも飛び出す「Kowloon Hong Kong Medley」も最高だし、彼女の入門編としても最適と思います。.
復活作「Back Again」の勢いのまま出された復活第2弾。16ビートを取り入れた、しなやかなAOR/フュージョン風アレンジがなされ、しかもハーモニーが若い! エレピがクレア・フィッシャーでブラジル風味がトッピングされてるのもキモ。ビリー・ジョエル「素顔のままで」やEW&F「After The Love Has Gone」の絶品メロウカヴァーなど、透き通った溶ろけそうな時間が堪能できます。.
収録曲・データ
【曲目】While We're Young / Just The Way You Are / Quiet Nights / Ain’t Doin’Bad Doin’ Nothin’ / Lazy Afternoon // No More Blues / After The Love Has Gone / Everytime We Say Goodbye / The Night We Called A Day / Mr. Blue
Atlanticから再デビュー後の2作目(通算では3作目)。同時代のシンガーズ・アンリミテッドあたりと比べると、人間味があるというか、洒落た中にも愛嬌あり。今あらためて、この時代の彼らは良いですね。「Poinciana」はずばりサバンナ・バンドのファン向け! 「The Speak Up Mambo」はえせラテンでグー。大穴曲はジャジィな「Scotch And Soda」ですね。トッド・ラングレンの「It Wouldn't Have Any Difference」のカヴァーやってたってご存じ?.
収録曲・データ
【曲目】Don’t Let Go / Zindy Lou / Chanson D’amour / Helpless / Scotch And Soda / The Speak Up Mambo // Poinciana / S.O.S. / Posicle Toes / It Wouldn’t Have Made Any Difference / The Thought Of Loving You
ロバート・ファーノンのアレンジによるストリングスオーケストラを従えての40〜50年代の楽曲を歌うポップスタンダード集。「The More I See You」「I Get Along Without You」「As Time As Goes By」などを選曲。録音は1974年。スロー〜ミディアムでニュアンス豊かに採り上げた透明度の高い一枚。一曲目「The More I See You」が始まった瞬間にドキッとします。素晴らしいです。.
1962年にBlue Noteに残した「Portrait Of Sheila」はジャズヴォーカル史上伝説的な1枚。その後、十数年のブランクを経て70年代半ばに復活してからはコンスタントに変わらぬみずみずしさを持つ歌声を披露する作品を残してくれています。本作は1990年、ピアノトリオをバックにしての吹き込み。スキャットも自在で奔放です。アナログレコード末期のリリースなので、あまりレコードでは見かけません。.
70年代のSSWの作品(JT、デヴィッド・ゲイツ、キャロル・キング、ローラ・ニーロ、ロジャー・ニコルズ…)を取り上げていますが、ソフト&ファンキーなアレンジと歌が絶妙。ボッサな「Snowbird」は冬の陽だまりを見つけたようなうれしさ。「More Today Than Yesterday」を歌っているなんて知ったら、黙っていられないはず。.
82年のアルバム「Floating」も人気のドイツ人女性ジャズシンガー。透明感あふれる歌声と自在なフレージング、とりわけ「Samba de Coracao」ブラジリアン・フレイヴァーのある曲での魅力が大きいです。A面はダイレクトディスクレコーディング。B面は組曲形式でカルテットのメンバーと集中力の高い演奏を繰り広げます。.
スウェーデン出身のジャズヴォーカリスト。ビル・エヴァンスの「Waltz For Debby」のあまりに美しい歌声で知られています。本作はサド&メル・オーケストラをフィンランドに迎えて録音した一枚。ブロッサム・ディアリーの「Long Daddy Green」や同郷のラルス・ガリンの曲を採り上げて、気持ちよく歌っています。アメリカでのリリースは少ないのが残念です。.
【曲目】I Gotta Right To Sing The Blues / When Your Lover Has Gone / I Got It Bad And That Ain’t Good / When The Sun Comes Out / After You’ve Gone / Don’t Get Around Much Anymore // Blues In The Night / The Man I Love / Stormy Weather / You Don’t Know What Love Is / Can’t help Lovin’ Dat Man / A Nightingale Can Sing The Blues
「Sings A Song With Mulligan」に続くソロ・アルバム。ジャケが美麗ということもあって、「With Mulligan」と本作の次にリリースされた「Gasser!」は日本でもなじみがあるのですが、その合間に挟まれたこのアルバムを素通りするのは惜しいですよね。ブロードウェイのヒット・ミュージカル「Gypsy」からの曲を、バディ・ブレグマンのスインギーなビッグバンドを相手に気持ち良く歌います。彼女の歌声には、楽曲と自分が対等に渡り合ってる感じがするのです。これって実は稀有なことです。.
収録曲・データ
Overture / Everything’s Coming Up Roses / You’ll Never Get Away / Some People // All I Need Is A Boy / Small World / Together / Let Me Entertain You / Reprise
【曲目】They Say It’s Wonderful / The Thrill Is Gone / Poor Butterfly / My Man / Bewitched / Lover, Come Back To Me // Yesterdays / Summertime / Something Wonderful / I Didn’t Know What Time It Was / Young And Foolish / Mad About The Boy
オズモンド・ブラザースのヤングなコーラスも最高なスパイラル・ステアケース「More Today Than Yesterday」のカヴァーを収録した傑作。A面を「Ballads」サイド、B面を「Not So Ballads」サイドに分けて、69年当時のヒット曲を気持ちよく歌っています。アル・キャップスの思いきりのいいアレンジが全体にハツラツとしてみずみずしいフィーリングを与えています。最高!.
収録曲・データ
【曲目】My Cherie Amour / You Are / Yesterday I Was Young / Love Theme From Romeo And Juliet / Quentin’s Theme // Good Morning Starshine / Sweet Caroline / Get Together / More Today Than Yesterday / Put A Little Love In Your Heart / Aquaris〜Let The Sunshine In
美人シンガー、女優として活躍したキャリアのみならず、現在では奇才音楽家レイモンド・スコットの妻として彼を支えたことも大きな関心を以て語られる彼女ドロシー・コリンズ。本作は廉価版レーベルVocalionからのリリースで、彼女がCoralにバーニー・ケッセル・トリオと残した残した人気盤「Songs By Dorothy Collins」からの数曲と、おそらくシングル曲などから編集されたアルバム。彼女の歌う「Only You」など、珍しい録音もありますし、注目はレイモンド・スコット作曲&アレンジの「Where Have You Been Billie Boy」を収録していること!.
収録曲・データ
【曲目】The Lady’s In Love With You / But Not For Me / Moments To Remember / Out Of This World / It Never Entered My Mind / Where Have You Been Billie Boy // Love And Marriage / I See Your Face Before Me / Only You (And You Alone) / Guess I’ll Hang My tears Out To Dry / Mr. Wonderful / Come Rain Or Come Shine
B-1「Take Me In Your Arms」のイントロに少々プチノイズ入ります(試聴サンプルは今回入荷商品から録音しています)。
エキゾラテングルーヴ「Take Me In Your Arms」!
イスラエル出身の女優/シンガー、アリザ・カシ。60年代後半にアメリカに進出し、これが全米リリース3作目(そしてラスト)。パーカッションが印象的なエキゾチックラテングルーヴ「Take Me In Your Arms」が、ありそうでない感じ。ポップスに接近したテイストもあり。彼女のアルバムではこれがいちばん見かけません。.