モート・ガーソン、リンカーン・マヨーガ、アニタ・カー、トミー・モーガンをそれぞれアレンジに迎え、自作やジャック・ブレルの曲に英詞を付けた曲を歌います。リンカーン・マヨーガと共作の「Before The Monkeys Came」の不思議なポップさに引きこまれます。知れば知るほどこの人の歌声の深みにはまってゆきそうです。.
収録曲・データ
【曲目】The Hurtin' / You / Before The Monkeys Came / The Summertime Of Days / The Women / Zangra // Down At Mary's Old Time Bar / Meantime / Open The Window And See All The Clowns / I'm Strong, But I Like Roses / The Statue / Ain't You Glad You're Livin', Joe / Loneliness In Crowds
「I Will Follow Him」が一大デビューヒットとなった彼女。60年代半ばにはドイツに活動の場を移しますが、その後も日本語のシングルをリリースしたり、世界各国で親しまれた存在でした。このシングルはお里帰り的リリースでしょうか。ちょっと大人になった歌声が印象的なカントリーポップ。新年を迎えるふたりの恋を歌ったB面もぐっときます。シングルオンリーです。.
アコーディオン(ピアノも)を駆使する鍵盤奏者ジョニー・ハムリン率いるクインテットによるヒップ・ジャズ。トロンボーンを主体にしたアンサンブルにリラックスした雰囲気と同時に気品も。「Cyclone」のまさに曲名の通りなスピーディで疾走感溢れる演奏に度肝を抜かれます。「I Remember April」「Battle of the Horns」はアッパーかつしなやかです。.
サッチモ、エリントン、ベニー・グッドマン、ガレスピー、そしてペレス・プラードまで、ジャズの道をひとたび歩もうと思うものなら、かつては絶対に通った道のような名曲。それが「St. Louis Blues」。RCA Victorに残された(新録音も含む)古今のカヴァーを集めたユニークな企画盤です。ジャイヴなアーサ・キット、火の出るようなガレスピーのラテン・ヴァージョン、ハル・シェイファーの知的な解釈、一曲を舞台にした個性の響宴、おもしろい!.
収録曲・データ
【参加アーティスト】Benny Goodman / Lena Horne / John Kirby / Louis Armstrong / Earl Hines / Eartha Kitt / Perez Prado // Tex Beneke / Maxine Sulivan / Hal Schaefer / Jack Teagarden / Fats Waller / Duke Ellington / Dizzy Gillespie
RCA Victorブラック・レーベル(白ロゴ、小ニッパー犬、ミゾあり)。A-3「A Lot Of Livin' To Do」の冒頭に小さなキズによるプチノイズ少々入ります。他はEX++〜M--ほどで概ね良好です。
ジャズ色濃厚な本作から聴くのはいかがでしょ?
ワガママに転がる素敵な指を持つピアニスト、ピーター・ネロ。60年代のアルバムは数も多く、どれから買っていいか迷うね…とおっしゃる方に、このアルバムなんていかがでしょう。木管ジャズブラスを迎えた本作はジャズ色濃厚なヒップ作。大胆に遊びまくっちゃった「A Lot Of Livin' To Do」や「Take The "A" Train」に、耳がさらわれてゆきます。.
収録曲・データ
【曲目】When My Dream Boat Comes Home / Yesterday / Lot Of Livin’ To Do / Here’s That Rainy Day / No Moon At All / Take The “A” Train // England Swings / And I Love Her / Spring Concerto / Pick Yourself Up / Then I’ll Be Tired Of You / The Best Thing For You
フォー・シーズンズとしての成功を手にするまでいくつも名前を変えながらシングルをリリースし続けた彼ら。フォー・ラヴァーズはグループの名義としては二つ目。フランキー・ヴァリがリードではない「Happy Am I」にはびっくりですが、「Never, Never」ではばっちり若い歌声(そのわりにキーは低め)が聴けます。おとぼけカントリー・コンビ、ホーマー&ジェスロとのカップリングEP。.
もちろんグレン・ミラーはとっくに亡くなっているわけでして、この時期はクラリネット奏者バディ・デフランコがリーダーを務めています。さて、こちらはPANAM社とタイアップした世界周遊モダンサウンド。複数のアレンジャーが参加していますが、中でもビリー・ヴァー・プランクが手がけたトラック「Spanish Bell Ringer」「On The Bridge」が秀逸です。とくに後者(アヴィニヨン橋の上で)は「えー? これがグレン・ミラー?」と驚きの声があがるはず。.
収録曲・データ
【曲目】I Hear A Rhapsody / Spanish Bell Ringer / Once Upon A Time / On The Bridge / Things Ain't What They Used To Be // Goin' Great / Try To Remember / Holiday For Strings / I Remember When / Stranger In Paradise