【曲目】Go On Forever (We Zullen Doorgaan) / Alfie's Lullaby / On The Move / Alone At Last // My Dearest Fluffie / The Eternal Triangle / I Do Remember / The Flattened Tenth【Recording Studio】C.T.S. Studios London on 13/14 October and 10th December 1975. Mixed down at Dureco Studio's Holland on the 28th October 1975.
なんとなくイカさないジャケですが、聴いてビックリ。ヴィブラフォンをメインにしたジャズ・コンボ。全曲クルト・ワイルで統一というコンセプトが新鮮です。ハイスピードでグルーヴする「Speak Low」に仰天。「This Is New」や「A Rhyme For Angela」にはブラジリアン・テイストが。ラストの「September Song」はフュージョン風味のリズムの刻みすら。掘り出し物だと宣言します。.
ソバカスだらけの顔して演奏は達者。天才少年ピアニストのセカンドです。ドン・セベスキーら大人のアレンジャーと真っ向勝負したソフトロックジャズ! ビートルズで知ってるはずのイントロから一気に世界を変える「Martha My Dear」に轟沈! 「101」など、限りない才能を感じさせるオリジナルナンバーにも驚かされるばかりです……。のちには作曲やシンセの開発など裏方に回り、彼のリーダー作はすべて少年時代に残した3枚しかありません。.
収録曲・データ
【曲目】Lazy Day / Moonlight Sonata〜My Funny Valintine / In A Long White Room / The Look Of Love / I Will Come / Martha My Dear // This Time / 101 / Traces / Sonnymoon For Two / The Worst That Could Happen〜Paper Cup
ビリー・ラーキン&デリゲーツ名義で、60年代半ばからソウルフルなR&B/ジャズ・オルガン・アルバムをリリースし続けた彼の、ソロ名義に転じてのリリース。JBカヴァーのタイトル曲、ヤング・ホルト・アンリミテッドの大ヒットを自分流にリアレンジしての「Soulful Strut」など、聴きどころ多数! 「Born To Be Wild」などロックナンバーのカヴァーもかっこいいですし、ゲイリー・マクファーランド作「13th Death March」もクール!.
67年のモンタレージャズフェスで全米デビューを飾ったヨーロッパ出身の天才ジャズヴァイオリニスト。ザッパと交流し、70年代にはフュージョン界のスターになります。ジョージ・グランツ、ドラマー、ダニエル・ユメールらヨーロッパ組と録音した本作の。ブレントン・ウッド「Gimme Little Sign」では、あのグッドタイミーなソウルナンバーを異種格闘技ばりの手腕でポップジャズ化。「With A Little Help From My Friends」のアレンジも凄い!.
収録曲・データ
【曲目】With A Little Help From My Friends / 3 + 2 = 1 / California / Gimme Little Sign // Pata Pata / Pebble Beach Walk / Pacific Drove / Fort Ord Canon
ブラジリアン・フィーリングにあふれた高速フュージョン・ジャズや、ジャジィでファンキーなヴォーカル・ナンバーを身上とする女性グループ。パーカッシヴな演奏力はやはり圧倒的。ギル・スコット・ヘロン作のA-1「Willing」から一気に煽られます。続くタイトル曲のクールな4ビートも爽快! メロウなボッサ・チューン「Heaven Is In Your Mind」で感動的にフィナーレを迎えるライヴ・アルバム。.
収録曲・データ
【曲目】Willing / Call It Jazz / Show Me The Way / Step By Step / Wild Women Don't Get The Blues // Greeting Song / Loving Song / Golden River 〜 Golden Dream / Too Bad / Heaven Is In Your Mind
「Recorded Live At Jimmy’s」の続編。メンバーはおなじくジョー・ベック、ランディ・ブレッカー、グラディ・テイト、ロン・カーター、フィル・ウッズと。お店は「St. Regis Maisonette」というクラブに変わっています。ジャズピアニスト、バンドリーダーとしてのルグランの胆力と、メンバーたちの力強いソロプレイに聴き惚れる盤です。.
Blue Note時代の諸作の人気に比べ、Cadet時代は少し下表消化されている気がします メンバーもほとんど変わらないし、ストレートにソウルジャズしてみせている勢いもあるのに。タイトル曲はもちろんボブ・ディランの名曲。ラムゼイ・ルイス「The In Crowd」風のリズムと、ルーのメロディアスなサックスとの噛み合わせが最高です。「Stand By Me」にちょっと似てる「The Wheeler-Dealer」もいいし、「Hello Dolly」もド迫力で最高!.
ジャズ/ソウル・シーンにあって優美かつ革新的なストリングス・アレンジを手掛けてきた黒人アレンジャー、ジョニー・ペイトを起用した意欲作。フィル・ウッズのなめらかでよく歌うサックスも快調ですが、とにかくペイトのアレンジがすさまじい! ヤング・ラスカルズの「How Can I Be Sure」で爆発をしてみせるストリングス、これはありえない! 綿密に計算されているはずなのに、どこまでもスリリング。.
「Memphis Underground」直前のハービー・マン。ストリングスを交え、ポップかつリズミカルなジャズを披露しています。ルルの「To Sir With Love」のあしらいや、思い切ってカリプソにしたドノヴァン「There Is A Mountain」もお見事。素晴らしいのはプロデューサーも務めるトリー・ズィトーの提供した「Flight Of The Bluebird」! この飛翔感、さからえません!.
グリニッジ・ヴィレッジの名門ジャズクラブでのライブ。1962年にリリースした「At The Village Gate」は彼のキャリアでは初期のヒット作。それから4年後、再び行われた同地でのライブ・レコーディング盤です。デイヴ・パイク、レイ・バレットに加え、アフリカ出身のミュージシャンが深く関与したB面の「Candle Dance」など3曲がすごいです。.
Blue Noteブラック&ブルー・レーベル(1970年に用いられたデザイン。オリジナルリリースは1968年)。
ぶりぶりとした熱さではなく、クールさも兼ね備え。
1950年代からベイシー楽団のサイドマンとしてのキャリアを積んできたサックスプレイヤー。ソロに転じ、60年代に入ってからはソウルフルでモダンなスタイルに転身。Blue Noteに残した唯一のアルバムである本作でも、かっこよく吹きまくっています。ぶりぶりとした熱さではなく、クールさも兼ね備えてます。A-1「Little Miss No Noise」のミッキー・ローカーのドラムとの絡みのかっこよさ! 三管のセクステット編成で、6曲中5曲はフォスターの自作。.
ジェラルド・ウィギンスの名でも知られるピアニストが、全編オルガンで通したアルバムです。ウィギンスとドラムス、サックス(ハロルド・ランド)という編成。ハモンドの響きも気持ちいいし、オルガントリオ(ベースレスの場合)はドラマーの自由度も楽しめるのですよね。「Night In Tunisia」など構成の緩急も楽しいです!.
ニューオーリンズの地元で活動したピアニスト。ローカルな活動がメインなのですが、思い切りの良いタッチで、思わぬ傑作を生み出すので要注意。本作ではシカゴ屈指のアレンジャー、リチャード・エヴァンスがプロデュースし、ストリングスやコーラスで素晴らしい効果を与えています。彼の書き下ろした「Leija」は、マンシーニの映画音楽のよう。コーラスをまぶした「Ode To Billie Joe」も◎。.