ニュー・シーカーズが歌うコカコーラのCMソング集。A面は彼らのヒット「I'd Like To Teach The World To Sing」の替え歌。残り2曲はCMオリジナルで、ハッピーなコーラスや繊細な女性ヴォーカルがたまらない名曲です。それぞれ1分丁度にまとめられたナンバー。ソフトロック・ファンは要チェック!.
RCAオレンジ・レーベル(ミゾあり)。A-3「Waiting To Be」中盤に小傷によるプチノイズが少し。他はEX++〜M--ほどで良好です。
あの「98.6」のキースです。
ソフトロック・アーティスト、「98.6」の本名ジェームズ・バリー・キーファーこと、あのキースです。RCAに移籍してリリースされた彼のサードにしてラスト・アルバム。ソフトロックのニュアンスを残しつつも、ビートルズの影響を感じさせるアシッドな浮遊感の「Waiting To Be」や、ファンキーな「The Problem」など新生面も加味しています。.
収録曲・データ
【曲目】Alone On The Shore / Trixon’s Election / Waiting To Be / Melody / The Problem // Marstrand / Mr. Hide / China Clipper / Elea - Elea / Charley Cinders
彼らのBell時代って充実した作品を残していたのにあまり評価されてない気がします。そのため看板シンガーだったビリー・デイヴィス・ジュニアとマリリン・マックーがこの後脱退してしまうんですよね。彼らのオリジナルな輝きは、このアルバムでも健在です。イーグルス「Best Of My Love」カヴァー、すごくいいですね。.
ジャック・ニッチェ・プロデュースのソフト・ロック〜バブルガム路線のナイス・グループ。スペクター風のサウンドを導入したA-1「I Could Be So Good To You」(超名曲ソフトロック!)に始まり、爽快感+ガッツ+センスにあふれた名曲ばかりです。元々はシアトルのガレージ・バンドだったという経歴も良い方に作用してるはずです。モノラル!.
60年代の気分をいっぱい吸い込んだ最高のポップジャズ・ヴォーカル! アルト・サックスとオーボエのケン・ジェンセンと、小さな体で気取りなくクールに歌い、スキャットする女性シンガー、ビヴァリー・ライマンのおしどりデュオ。グルーヴィー・ボッサ「The Face I Love」やソウルジャズ・アレンジの「Eleanor Rigby」が白眉。軽妙なカッティングのギターはジョー・パス。「Captain Jack」もかっこいい! .
収録曲・データ
【曲目】The Face I Love / Theme From Harper / Who’s Afraid? / Scheherazade / A Man And A Woman / Captain Jack // Eleanor Rigby / Watch What Happens / You’ve Got Your Troubles / Nothing Left To Do But Follow You / You’re Gonna Hear From Me / Holly Golightly【Producer】Richard Bock 【Art Direction】Woody Woodward
一度見たら忘れられないピエロの格好をしたメンバーのジャケ。バブルガム系ソフトロック・グループ、クラウンズ唯一のアルバムです。プロデュースはジェフ・バリー。彼が手がけてヒットさせたアーチーズは架空のバンドでしたが、こちらはどうだったんでしょう?「If You Can’t Be A Clown」「Love Is The Answer」などソフトロック・ファンのツボを押さえた”夢と甘酸っぱさ”が詰まった世界です。.
収録曲・データ
【曲目】If You Can’t Be A Clown / Love Is The Answer / Yellow Sunglasses / Movin’ / River Cruisin’ / Fish Tales // Dream On / Lady Love / Honey Bunny Day / Good News / A Whole Lotta Love / Be A Kid
ママス&パパスやフィフス・ディメンションなどと同様に、ポップス色の強い明るいソフトロック・グループとして見なされる印象のあるグループですが、サードにしてラストとなる本作では、憂いを帯びたサウンドがとても魅力的。ロジャー・ニコルズ&ポール・ウィリアムス作「To Put Up With You」をいち早く取り上げてもいます。.
タイトル曲の「Playgirl」がスマッシュヒット。ソフトロック時代のワンヒットワンダーなグループです。出身はウィスコンシン州のミルウォーキー。ガレージ・ロックが盛んな土地柄ですから、彼らももともとはそういうグループだったのではないかと。この唯一のアルバムはストリングス、ブラスなどに彩られたポップ・サウンド。元気の良さだけでなく、「It Isn’t So Easy」みたいなセンチメンタルでドリーミーなナンバーも良し! 90年代にたくさん輸入され、初期ソフトロック・ブームを担った盤です。.
60年代に「You We're On My Mind」の大ヒットを飛ばした彼らのラストアルバム。1977年のリリースだけにサウンドはアーシーになってはいますが、美しいコーラスに彩られたソフトロック調ナンバーをこの時代に丁寧に作っていることに、まずビックリ! 全体的にもポップス度の高い作品になっています。深いエコーがかけられ、どこか神聖な雰囲気もありますね。ハーパース・ビザールのラスト作にも通じる隠れた名作です。ぜひ!.
Reprise期のヴォーグスは、サウンドといいコーラスといい、素晴らしい輝きを放ちます。若々しいソフトロック感覚によるバンドサウンドを用いてアダルト層に向け50年代ポップス作品のムードを再提示するバンドとして、しっかり立ち位置を得ていたのでしょう。「A Taste Of Honey」を聴くとよく分かります。編曲アーニー・フリーマン、制作ディック・グラッサーの名コンビ。コーラス・ファン、ポップス・ファン、ソフトロック・ファン。それぞれお見落としなきよう。.
収録曲・データ
【曲目】I’ve Got my Eyes On You / I Will / On Broadway / I’ll Know My Love (By The Way She Talks) / A Taste Of Honey // Till / She Was Too Good To Me / No, Not Much / The Sun Shines Out Of Your Shoes / Woman helping Man
いわゆる“宗教ソフトロック”に分類される作品の中でも人気なのが本作です。アッパーで爽快。めくるめく展開とソフトロック心全開のコーラス! 「Smiling At Rainstroms」「Bright New World」「The Flower Shoppe」など、サニーなムードが満点です。50年代から活躍する名アレンジャー、ラルフ・カーマイケルが組織し、メンバーは白人・東洋人・黒人の混合。フラワーかつヘアーな雰囲気に祈りが加わった傑作!.
収録曲・データ
【曲目】Our Front Porch / Smiling At Rainstorms / Bright New World / Trust Me Now / Reach Out To Jesus // Dressing Up Jesus / Memories / We're Not Going To Make It Together / The Flower Shoppe / I've Got Confidence
Warner - Seven Arts(w7ロゴ)グリーン・レーベル。1968年頃のプレスです(オリジナルは1967年)。
ハーパース・ビザールで言えば「4」にあたるような。
ソフトロックの王道「Windy」、そしてMOR路線の代表曲「Never My Love」収録。ValiantレーベルがWarner Brosに吸収され、自動的に移籍となってからの第一弾。この時期のアルバムでは「Birthday」の評価が高いですが、他のアルバムももちろん最高だし、本作も個々の楽曲のレベルは高いですよ。ハーパース・ビザールで言えば「4」にあたるような、メンバー各自の個性が浮き出始めた感じ。「Never My Love」は、映画「アンダー・ザ・シルバーレイク」のオープニングに使われていて、とても印象的でした!.
収録曲・データ
【曲目】Wasn't It A Bit Like Now (Parallel '23) / On A Quiet Night / We Love Us / When Love Comes To Me / Windy / Reputation // Never My Love / Happiness Is / Sometime / Wantin' Ain't Gettin' / Requiem For The Masses
オーストラリア産70年代ソフトロック、あるいは珠玉のシティポップ・コーラス! 紅一点を擁する4人組で70年代に3枚のアルバムを残す彼ら。本作がファーストです。まだまだ未完成で荒削りなところもありますが、ハーモニーはすでに完成。紅一点のシャーリーン嬢の声も日本人好みのキュートなもの。タイトル曲や「Country Girl」まごうことなき名曲です! さらにキャロル・キング「It Might As Well Rain Until September」やリンダ・ルイスの「Reach Out For The Truth」も!.