グラディス・ナイト&ザ・ピップスのヒット曲「夜汽車よジョージアへ」の作者。ポップ・カントリー的なイメージですが、ちゃんと聴き返すとビックリ。ニック・デカロがたいてい弦をアレンジしていますし、デヴィッド・フォスター、マイケル・オマーティアン、ラリー・カールトンらメンバーも最強。さらにA-1「Misty Mississippi Morning」みたいなセンシティヴで最高泣ける曲もいっぱい! 「Living With A Shadow」も素晴らしい。.
Misty Mississippi Morning.
Living With A Shadow.
Being Alone.ギターは上手いし、洒落っ気も充分。なによりフォークブルースの歌い手として、もっと評価してあげたい気持ちです。とはいえジャケでキングコングに扮した本作ではやりたい放題。ファンキーな「The Holdup」(ジョージ・ハリソンとの共作!)や「Danger Man」に面食らいつつ、楽しんでしまいます。.
The Holdup.
Danger Man.
Send Me To The “Lectric Chair”.シンガー・ソングライターとしてのボブ・リンドの名を永遠に残すフォーキー・ソフトロックの超名曲。数多くのアーティストにカヴァーされましたが、これが作者自演版です。バックのアレンジも彼の歌声も素敵すぎます。.
Elusive Butterfly.
Cheryl’s Goin’ Home.ロッド・スチュワート「セイリング」のオリジネーターとしても有名な彼らですが、イギリス的なくもりとウェストコースとへの憧れをうまく調和させたサウンドは、どの作品でも安定のよさ。時代を反映してシティポップ感覚を増してきた本作も、とてもいいのです。すごくおしゃれなわけじゃないけど気が利いてて、70年代ポップス好きの琴線に触れるのです。.
Dark Powers.
Something’s Burning.
Slipstream.ひそやかで凛としていて。【Acid Folk】というジャンル分けも野暮に思えるほどの美しい佇まいを持つ男性デュオ唯一のアルバムです。むしろこれはモダンフォーク以前のトラディショナルなフォークに通じる道なのかも。古くは初期のビーチボーイズ、この時代ならフレッド・ニールのCapitol盤を手がけたニック・ヴェネットのプロデュース。フレッド・ニールやディノ・ヴァレンテに通じる、儚げで彼方を感じさせる味わいが見え隠れするのは、彼の手腕でしょうか。.
Kingswood Manor.
Just Like A Woman.
Tom Thumb’s Blues.ジョージ・ハリソンが自らのレーベルDark Horseで送り出した男性デュオ。ジョージがプロデュースし、全面的にバックアップしているのでバックアップメンバーはやたら豪華ですが、内容はギャラガー&ライルなどが好きな人に最適の秋色サウンド。ポップさとスワンプ色の入り交じってほろ酔いです。.
Gravy Train.
China Light.
Elly-May.ミネアポリス産レリジャスフォーク・アルバム。作曲家のリチャード・S・ウィルソンのプロジェクトで、彼がさまざまなシンガーを起用し、ビル・バーバーのアレンジャーで自作曲を歌ってもらっています。ジャズ、ロック、カントリー、フォークロックを自らジャンルに掲げているように、楽曲にはほどよくバラエティが。歌詞はキリスト教に準じた敬虔な内容ですが、ブリージーな「Noah Knew」やシンセ使いが印象的な「Simon The Magician」など聴きどころ多数。.
Noah Knew.
Jubal.
Simon The Magician.チャス・ホッジズ&デイヴ・ピーコック。またの名をチャス&デイヴ。彼らがオイリー・ラグスという名義で制作した唯一のアルバム。まるでイギリスのザ・バンド! しかし、ザ・バンドに憧れつつも、独特の軽みがあって。このアルバムの発売はアメリカのみで、本国イギリスでは発売されないというねじれ現象に。本作発表後、彼らは名義をチャス&デイヴに変更し、屈託のない愛すべき酒飲みロックを繰広げます。もちろん、そっちだって良いのですが、本作は特別。オリジナル・リリース(1974年)から10年後の再発盤です。.
Mailman Bring No More Blues.
Holy Cow.
Barefoot Days.フリーフォーク・ブームのまっただ中、十代でデビュー。個性的なアーティストのひしめくフィンランドの中でも独学ながら新世代の実験音楽・ニューミュージック作家として世界でもその評価は揺るぎないものに。本作は十数枚に及ぶ過去の作品(日本では長らく未発売)と、新作のリミックスを収録した自選によるベスト・コレクション。実験性は高くとも最前線のポップとして成立。初体験者からコアなファンまで、彼女を知るための最良の1枚!.
デカダンス的なムードで今なおカルト人気を誇る才能です。毒気に満ちたルパート・ホルムズとでもいうようなシアトリカルな世界観が展開されています。これはセカンド・アルバム。くすんだディスコポップ「Top Ten Sexes」あたりは今聴くとまたすごくいいですね。.
Top Ten Sexes.
Lullaby.
Casting For Love.リンダ・ロンシュタットやボニー・レイットが彼の作品を取り上げたことから知られるようになったSSWで、60年代グリニッジ・ヴィレッジのフォーク・サーキット出身。70年のデビュー作と本作、そして81年にライヴ盤。アルバムは生涯でこの3作のみ。力のこもった歌唱、充実の極みの演奏とともに記憶されているSSW名盤です。胸が熱くなります。.
Jasper And The Miners.
Jack Knife Gypsy.
Pinto Pony.自身ももともとメジャーリーグを目指す野球選手だったシンガー・ソングライター、テリー・キャッシュマンが歌うMLB賛歌。往年の名選手ウィリー・メイズ、ミッキー・マントル、デューク・シュナイダーに愛を捧げています。B面もまた人柄が出てて最高なんです。.
Willie, Mickey And “The Duke” (Talkin’ Baseball).
It’s Easy To Sing A Love Song.1983年のリリースながら、オリジナル英国盤は、世界中のフィメール・フォーク/アシッド・フォーク/ネオアコースティック・マニアが探し求める逸品。その幻の作品をem recordsがついに復刻しました! オリジナル・アルバムにボーナス・トラック2曲追加。リンダ・パハークスやヴァシュティ・バニヤンを引き合いに出した紹介文に偽りナシ! 静かに興奮してます。.
ローリング・サンダー・レビューや日本武道館での初来日公演を終えて、ディランはゴスペルを歌う道へと進みます。当時のファンには戸惑いも大きかったようですが、現代ではあらためて評価されていますね。バックバンドの演奏もディランの歌も真摯で素晴らしいです。.
Slow Train.
Do Right To Me Baby.繊細な歌心が長く支持されている名作ファーストに続くセカンド。近未来を舞台に、いかにも英国人らしいSFコンセプチュアルな感覚を前面に押し出したモダンポップSSW作品。マーク・ワーツが70年代にSSWモードで出したソロアルバムあたりに近い感じもあります。モダンポップ・ファンは注目を。「Under The Boardwalk」カヴァーには驚き。.
Amanda In A Silver World.
Under The Boardwalk.
Solitary Sing Song.ポコに加入するポール・コットン、ウッドストックに移住しファビュラス・ラインストーンズを結成するギタリスト、カル・デヴィッドを中心に結成されたイリノイ・スピード・プレス。ファースト・アルバム(1968年)には、まだサイケデリックな要素が垣間見えましたが、このセカンドにしてラスト作ではフォーキーなグルーヴにより深みが加わりました。バッファロー・スプリングフィールドが進みたかった方向の後継かなと。ファーストより数段レア。.
Sadly Out Of Place.
Dearly.
The Life.60年代にスリーズ・ア・クラウドというフォークロック・グループでデビュー。その後、カナダで実力を賞賛されながらようやくリリースしたソロ・デビュー作がこれです。彼はすでに30代半ばを超えていました。アシッド的ともいえる不思議な奥行きなど、その経験と年齢でしか出せない味わいが作品全体からにじみ出ています。静かな曲では初期のブルース・コバーンに近い味わいも。.
Sing High, Sing Low.
Daydream.
Full Moon In Pisces.名作「Stories」から4年後のデヴィッド・ブルーです。もともとはS・デヴィッド・コーエンという本名でデビューし、その後に改名。無骨ながら愛すべきさびしさを宿した彼の本質は変わらないです。ボブ・ディラン、ジョニ・ミッチェル、ダニー・クーチなどゲストも豪華。プロデュースとアレンジは、60’s西海岸ジャズシーンでキャリアをスタートし、ザッパからシナトラまで様々なミュージシャンと共演した打楽器奏者ジョン・ゲラン。.
Save Something (For Me Tonight).
Who Love.
Lover, Lover, Lover.フォーク・シンガーのランブリン・ジャック・エリオットとの親交を通して、独自の心温まる歌を身につけていったオクラホマ出身のフォーキー。だからといって全然渋く無い。ホーボー感覚を70年代のバンドサウンドに上手く定着させた名作。リンゴ・スター、デヴィッド・フォスター、ジム・ケルトナーなど脇を固める演奏陣には、達者かつ個性豊かなメンバーが揃いました。.
Good Days Are Rollin' In.
Band Of Steel.
Her Song.1969年のアルバム「If The Jasmine Don't Get You... The Bay Breeze Will」からのシングルカット。いわゆるモダンフォーク/トラディショナルフォークの文脈ではない、次世代のフォーキーやSSWたちの精神にとっての先駆的存在であった人のひとりです。ハンク・ウィリアムスをカヴァーしたA面からも、自作のB面からも、とろんとした白昼夢的アシッド感がにじみでます。.
I Can’t Escape From You.
Summerwind.ヴァン・ダイク・パークスみたいな実験的なイントロにびっくり! 本業は役者ですが、SSWとしても素晴らしい実力派です。彼自身の飾らない歌心はいつ聴いてもすばらしいです。B面はボブ・ディランのカヴァー。モノラルミックスはシングルのみ。.
The Great Electric Experiment Is Over.
I’ll Be Your Baby Tonight.母親がエルヴィス「Heratbreak Hotel」の作者。自身もスリー・ドッグ・ナイトが当てた「Joy To The World」を書いたシンガー・ソングライター。このアルバムはそれ以前、若きフォークロック・マンとして活動していた彼が、偉大なジャズブルースシンガー、ベッシー・スミス(女性)の名曲を歌った豪放なアルバムです。ジャケはおどけてますが、内容は骨太。.
You’ve Been A Good Ole Wagon.
Nobody Knows You When You’re Down & Out.
Blue Spirit Blues.LA産のマイナーSSW。ときにファンキーな風味もあって、白いカーティスと呼ばれたホルヘ・カルデロンの「City Music」あたりに通じる味わいも。彼が信仰するオリエンタルな宗教の影響でしょうか。ラーガでミスティックな雰囲気も曲によっては表れていて、彼の音楽的な個性を重層的かつ現代的に見せてくれます。.
Come Along.
Oh Throughtful Men.
Golden Avatar.フォークからフォークロックへと転じる中後期のキングストン・トリオに、作品提供やサウンド面で多大な貢献をした才人。その彼がトリオ解散後、女性シンガー、バフィ・フォードとのデュオ・アルバムを経て、最初に発表したソロ名義アルバムです。よく知られる「Omaha Rainbow」や「Never Goin' Back」のほか、親しみやすいSSWマナーの楽曲が並ぶ魅力的な仕上がり。こののち彼はモンキーズに「デイ・ドリーム・ビリーヴァー」を提供します。.
Omaha Rainbow.
California Bloodlines.
She Believes In Me.デビューは1959年。フリップ・スローン名義でした。その後スティーヴ・バリとのコンビでソングライターとして活動してきた彼が、ファンタスティック・バギーズを経て、ついにソロ・デビューを果たしたファースト・シングルです。ここからボブ・ディランに強く影響を受けた若くシリアスなフォークロックへ転身。青い情熱がシングルのミゾからほとばしり出るようです。「The Sins Of A Family」は、バリー・マクガイアのアルバム曲としても採用されました。.
This Mornin’ .
The Sins Of A Family.Manticoreはプログレの雄ELPのレーベルですが、この人にはそういう匂いはほとんどありません。これ以前にRCA、B&Cからソロ作3枚をリリース。軽やかさのなかに英国的なくぐもりと繊細さを持つ音楽性を育んできました。プロデュースがピート・シンフィールドとグレッグ・レイク、イアン・マクドナルド、イアン・ウォーレス、メル・コリンズ参加とELPというより歴代のキング・クリムゾン人脈の関わりが大きいですね。ひ弱な「My Girl」カヴァーがいいです。UK盤とはジャケ違い。.
Brighter Day.
Lover’s Cabaret.
My Girl.70年代後半のアルバム「Wavelength」のタイトル曲。シンセやハンドクラップも入るポップなアレンジに意外性も感じますが、歌い出せばいつものヴァン・モリソン節です。シングルのみのショート・エディット。.
Wavelength (short version).
Checkin’ It Out.一度は離れたColumbiuaに数年ぶりに復帰したアルバム。シンガー・ソングライター的というより、友人のミュージシャンたちを曲ごとに配置したプロデューサー感覚で作られています。ヴァレリー・カーターをフィーチャリングしたクーパー流ソウル「Two Sides」がいいですね。自身の歌は2曲のみなのがちょっと残念ですが、聴かずに済ませるのはもっと惜しいです。.
Two Sides.
The Heart Is A Lonely Hunter.
Bandstand.1963年に「ヘイ、ポーラ」の全米1位ヒットを放った男女デュオ、ポールとポーラ。そのポールこと、レイ・ヒルデブランド。デュオ解消後はSSW路線に進み、もともとの敬虔な信仰をよりどころにクリスチャン・シンガーになります。60年代末リリースの本作では、ほこりっぽいスワンプ感覚も。ロブ・ガルブレイスのファーストが好きな人にもおすすめしたいです。.
Help The Little Bitty Children.
Say I Do.
Don’t Feel Sorry.オーストラリアの詩人、ビート/アウトサイダー伝説、ピップ・プラウドのアンソロジー『ア・フレイング・プレイス』(2014年6月em recordsより発売!)よりの先行シングル・カット! かつて「地球の反対側のシド・バレット」とも云われた豪州の詩人/SSWの激レア曲カップリングです。アナログ盤7インチのみ! レッド・ヴィニール。.