ジャッキー・パリスとの気絶しそうなほどかっこいいデュエット・アルバム(1974年)で、その存在を知っていた美女ヴォーカリスト。81年リリースのソロ・アルバムです。NYのクラブなどで歌い続けていたのでしょうね。少し低い声ですが、自由にスイングするフレージングが魅力的。ジャズAOR的なタイトル曲や「Corner Of The Sky」が耳を惹きますが、バラードにも静かな色気あり。.
いにしえのジャズの都カンザスシティで活動した女性ジャズシンガー。東洋系のピアニスト、マイク・ニンの率いるクインテット(レーベルも彼の主宰)を従えての颯爽とした歌いっぷり。「Twisted」やボブ・ドロウの「Better Than Anything」など、頭の回転の速い女性によく似合う歌がうまい。でも、親しみの持てる感じ。裏ジャケの写真からもそんな彼女の佇まいがわかります。.
ランバート・ヘンドリックス&ロスから脱退し、ソロ活動を経て渡英した彼女がイギリスで録音したアルバム。ふくよかさとシャープさを兼ね備えたビッグバンド・アレンジがいかにもイギリスっぽい感じ。よく知られたスタンダードを採り上げています。「A Lot Of Livin' To Do」「I'm Gonna Go Fishin'」など、ランバート・ヘンドリックス&ロス時代のオキャンなノリを持った曲も。.
【曲目】Witchcraft / I’ll Never Be Free / The Lady Sings The Blues / Come Rain Or Come Shine / When Sunny Gets Blue / How Little We Know // I Hear The Music Now / Baltimore Oriole / Just In Time / Like A Woman / Skyscraper Blues / You Don’t Know What Love Is
Marty Paichの編曲によるオーケストラをバックにした、あまり見かけない1枚。南太平洋やNY、イタリアなど世界各地を歌で旅する内容で、「Bali Ha'i」や「Autumn in New York」などを、いつもの超絶ハーモニー(それでいてイヤらしくない!)でしなやかに披露。いつもながらの圧倒的な歌唱力に、溜息が漏れます。ジャジーなバックも素敵。まだモノ盤の多いこの時期。ステレオ盤は珍しいです。.
収録曲・データ
【曲目】Bali Ha’i / How Are Things In Glocca Morra? / My Little Grass Shack In Kealakekua, Hawaii / Sand In My Shoes / Autumn In New York / April In Fairbanks // Italian Street Song / Massachusetts / Isle Of Capri / A Nightingale Sang Berkeley Square / Dixie / Island In The West Indies
サード・アルバム。World Pacificでの唯一のレコーディング。ズート・シムズがサックスで参加していることでもジャズ・ファンに人気の高い一枚です。カウント・ベイシーの曲に限定していた前2作に対し、本作ではぐっとレパートリーがモダン化。マイルス・デイヴィスの「Four」ソニー・ロリンズの「Now’s The Time」など、臆することなくどんどんヴォーカリーズで料理していきます。世にコーラス・チームは数あれど、この3人ほど冒険好きなキャラが立った連中はいませんよ。アニー・ロスのアクロバティックなソロ・リードが際立つ「Jackie」は、ビートニクに愛された曲です。.
収録曲・データ
【曲目】Airegin / Babe’s Blues / Dark Cloud / Jackie / Swingin’ Till The Girls Come Home // Four / Little Niles / Where / Now’s The Time / Love Makes The World Go ‘Round
【曲目】Sweet Georgia Brown / When April Comes Again / Just Friends / The Trouble With Hello Is Good-Bye / I Got Rhythm // Don’t Get Around Much Any More / When The Sun Comes Out / Elenoer Rigby / She Was Too Good To Me I’m Gonna Go Fishin’
1903年生まれと言いますから、アール・ハインズは、黒人女性ヴォーカリストのマーヴァ・ジョシーを迎えた、このとき74歳。それにしてはヒップすぎやしませんか? オールドタイムジャズの香りで始まり、徐々にモダンなスタイルに移行。「Candy」と「There’ll Be Some Changes Made」。この2曲には完全にやられました。「Yellow Days」ではアール・ハインズ自身も愛すべき歌声を披露しています。.
収録曲・データ
【曲目】Jazz Is His Old Lady And My Old Man / Just Squeeze Me / Yellow Days / Deed I Do / There’ll Be Some Changes Made // Blue Skies / Hey Love / Make It Easy On Yourself / Feelings / Candy
【曲目】A Man And A Woman / Day Tripper / Come Back To Me / Little Boat / It’s Time That You Settled Down / A Good Thing ( Is Hard To Come By ) // 1-2-3 / Only Yesterday / Sunny / How Insensitive / Sidewinder
マンハッタン・トランスファーの女性シンガー、ジャニス・シーゲルのファーストソロ。ポップなA面、ジャズなB面に分かれていますが、そのB面がすごい! 怒濤のジャイヴ&スイング、そしてヴォーカリーズ! 完璧なリメイクを狙った「How High The Moon」にはレス・ポール(彼がメリー・フォード以外の女性と録音したケースは稀)、「Don’t Get Started」と「Jackie」にはジョン・ヘンドリックスが参加。彼女にとっては夢の共演が続きます!.
80年代ジャズヴォーカリーズの可能性を追求する実力派グループのセカンド。80年代中期の作品とはいえ、60年代や70年代のコーラスとサウンドを80'sの音色で活き活きと表現しています。ゴージャスな「Johnny One Note」のアレンジも斬新。「My Melancholy Baby」のような古いジャズソング(1912年!)も大胆に塗り替えてゆきます。軽快なサンバ「Jubilee」も素敵。.
収録曲・データ
【曲目】Johnny One Note / C’est Si Bon / Jubilee / Quiet Nights Of Quiet Stars // Stella By Starlight / Waltz For Debbie / My Melancholy Baby / The Quiet Side
ピアニスト、ヴィブラフォン・プレイヤーとしても秀でた女性シンガー。彼女が精力的にリーダー・アルバムを出すようになったのは妙齢を迎えてからですが、円熟味とふわふわとした柔らかさが同居した雰囲気は、どれも素敵。落ち着いたスイング「Taking A Chance On Love」や、まろやかなボッサテイストの「Old Guitaron」(ヴィブラフォンを弾きながら歌うのが、またよし!)に、彼女の魅力が凝縮されています。スローに聴かせる「Over the Rainbow」もいい。.
収録曲・データ
【曲目】Taking A Chance On Love / Look At Me / I Can’t Face The Music / The Wine Of May / When A Woman Loves A Man // Make The Man Love Me / Old Guitaron / Over The Rainbow / Lover Come Back To Me
【曲目】Day By Day / Time & Love / Summer Song 〜 Summertime / Bachianas Brasileiras #5 // A Simple Song / Heading / Lazy Afternoon / We Could Be Flying【Arranger】Don Sebesky
フォー・フレッシュメンのオリジナルメンバーで、歌とトランペットを担当していたケン・エレイア。脱退後に、スタン・ケントン門下のピート・ルゴロのアレンジでリリースした唯一のソロ・アルバムです。豊かな声量と表現力でスターの道を歩みだそうとした彼の気概がアルバム全篇に満ちています。バラード歌手としての売り出しをかけていたのかもしれませんが、シャープなダンスナンバー「Out Of Nowhere」に格別の魅力あり!.
ロバート・ファーノンのアレンジによるストリングスオーケストラを従えての40〜50年代の楽曲を歌うポップスタンダード集。「The More I See You」「I Get Along Without You」「As Time As Goes By」などを選曲。録音は1974年。スロー〜ミディアムでニュアンス豊かに採り上げた透明度の高い一枚。一曲目「The More I See You」が始まった瞬間にドキッとします。素晴らしいです。.
【曲目】I May Be Wrong / Talking Is A Woman / Sh-h The Old Man's Sleeping / Don't Forget To Say "No" Baby / Casanova Cricket / A Man Could Be A Wonderful Thing / Put Yourself In My Place / A Tune For Humming // That's A Plenty / Gonna Get A Girl / For Everyman There's A Woman / Ten To One It's Tennessee / Coney Island Washboard / Some Days There Ain't No Fish / The Monkey Song / Rogue River Valley
正統派美人ヴォーカリスト、スザンナ・マッコール。彼女がイギリスに招かれてレコーディングしたハリー・ウォーレンのソングブックアルバムです。ピアニスト、キース・インガム率いるカルテットをバックに、心地よくスイングします。もちろん曲が名曲ばかりというのもあるんですが、クールさのなかにきちんと心を込められる彼女の歌声が、やっぱりいいですね。ボッサな「I Only Have Eyes For You」すばらしい!.
ジャズシンガー、カーメン・マクレエのKappレコード所属時代(1959〜60年)に残した3枚のアルバム「When You’re Away」「Book Of Ballads」「Something To Swing About」からセレクトしたコンピレーションです。彼女の絶頂期でもあり、切れ味のいい歌がいくつも入ってます。入門用としても最適。.
「Over The Rainbow」や「Old Devil Moon」などスタンダードソングの多くを作詞したエドガー・イップ・ハーバーグ。作曲家たちに比べてあまり語り継がれることのない彼の功績に敬意を評したソングブックアルバム。スザンナ・マッコールの歌はここでも素晴らしく、シンプルなピアノトリオでの理想的なジャズスイングを教えてくれます。.
【曲目】Everything I’ve Got / Nobody’s Heart / Here’s A Hand / Careless Rhapsody / Jupiter Forbid / Wait Till You See Him // I Got Rhythm / Embraceable You / Could You Use Me? / Bidin’ My Time / But Not For Me / Treat Me Rough
【曲目】The Shadow Of Your Smile / Little White Lies / Memories Of You / Moonglow / Little Girl Blue / All The Way // When I Fall In Love / Pick Yourself Up / Bewitched / Early Autumn / Deep Purple【Arranger】【Conductor】 Lex Jasper
1940年代にジャズコーラスの世界を創出、確立したオリジナル、メルトーンズ。なんとそこには若きレス・バクスターも参加していました! 本作は60年にメル・トーメを含むオリジナルメンバー3人に新人2人を加えた再編成での録音。だからタイトルも「Back In Town」。さすが、ジャズコーラスの源流を名乗って恥ずかしく無い豊かなアイデアと斬新な表現力! マーティ・ペイチのアレンジ、アート・ペッパーの参加でも知られています。.