日本、フランス、ペルーの血が混じっているというエキゾセンスくすぐられる女性ジャズ・ヴォーカリスト。高田敬三先生は雪村いづみを引き合いに出しておられましたが、なるほどうなずけます。丁寧なオーケストラ&コンボ・アレンジで陰影あるスイングを…と書きながらA-6「Deed I Do」にビックリ! に、に、日本語で歌ってるじゃないですか! 他にもフランス語、イタリア語など、各国語を操る謎の才女。Bethlehemの12インチLP第一弾です。.
1966年リリースのポップ・ソウル傑作「Touch Of Today」から3曲をマイナスし、タイトルと曲順、ジャケット写真を変更しての廉価版です。ジャケットに使われた写真がとっても印象的なので、再発盤ながら人気があります。また3曲減ったといっても大事なところはちゃんと残し、むしろポップス度は増した印象。とりあえず高速ボッサ版「The Shadow Of Your Smile」は必聴!.
収録曲・データ
【曲目】Goin’ Out Of My Head / Yesterday / No One Else But You / The Shadow Of Your Smile / Uptight (Everything’s Alright) // You’ve Got Your Troubles / And I Love Him / Call Me / You’re Gonna Hear From Me
ハイファイの人気者J's・ウィズ・ジェイミーが、レーベル移籍でグループ名も心機一転。あのオキャンな歌声とポップなコーラスはもちろん健在。ドン・コスタのアレンジで、ふくよかさも増した感じです。「It's Not Unusual」は最高に決まってるでしょう! 天駆け上る最高カヴァー! 50年代コーラスの伝統と、60年代のポップな気分が鮮やかに交わった大傑作です!.
収録曲・データ
【曲目】This Is All I Ask / A Taste Of Honey / The Days Of Wine And Roses / Yesterday / It’s Not Unusual / Lost In The Stars // Nature Boy / It Was A Lover And His Lass / The Shadow Of Your Smile / Eight Days A Week / We Can Work It Out / Softly, As I Leave You【Producer】J. Silvia 【Arranger】Don Costa 【Engineer】Frank Laico 【Cover Design】Bradford Boobis
彼女にとっては2枚目のブロードウェイ名曲集。60年代半ばのヒット・ミュージカルからの楽曲を多く収めています。レーベルメイト(?)のビートルズを意識したようなビート・アレンジの「He Loves Me」など、この時代ならではのかっこいいアレンジ多数。さっそうとスイングする「This Dream」「I Had A Ball」など、かっこいいだけでなく歌の上手さが際立ってます。.
収録曲・データ
【曲目】Hey There / This Dream / I’ll Only Miss Him When I Think Of Him / He Loves Me / Here’s That Rainy Day / I Had A Ball // Hello, Dolly / Makin’ Whoopee! / Somewhere / I’ve Got Your Number / Young And Foolish / You’d Better Love Me
【曲目】Hey Joe / My Last Date / Singing The Blues / The Old Master Painter / You Don’t Know Me / Near Me // Night Train To Memphis / I’ll Hold You In My Heart / Bye, Bye Love / Four Walls / Oh Lonesome Me / Half As Much
ローリンド・アルメイダの爪弾くガットギターの音色と、ノーマン・ルボフのアレンジによるのシルキーなコーラスが、絶妙のコントラスト! 名門クワイア・グループの爽やかで鮮やかなラテンコーラス作品です。ゴージャスなスキャットが爽快にボッサする「Sarah's Samba」や、ふわふわとした「Watch What Happens」。高速の「El Cumbanchero」もお見事! 「Peanut Vendor」も素敵です。.
収録曲・データ
【曲目】Yours / Sarah’s Samba / Watch What Happens / The Peanut Vendor / Be Mine Tonight / Perhaps, Perhaps, Perhaps // Sunset And Moonrise / El Cumbanchero / The Street Of Stars / Quiet Nights / As I Do Now / Carnival
素晴らし過ぎるバカラック・カヴァー「What The World Needs Now Is Love」収録した作品として一部で人気の一枚です。プロデュースしたのは、ジミー・ワイズナー。他のジャズ歌手がポップなレパートリーに走る中、かたくなにジャズソングにこだわり続けた彼だけに、やるからには徹底的にカッコよくしたというところでしょうか。「Alfie」もしっとりと情感豊か。.
収録曲・データ
【曲目】 I've Gotta Be Me / Over The Sun / Play It Again, Sam / Alfie / What The World Needs Now Is Love // Baby Don’t You Quit Now / That Night / They All Laughed / A Lonely Place / Whoever You Are, I Love You / Theme From” Valley Of The Dolls”【Producer】 Jimmy Wisner 【Arranger】 Torrie Zito
【曲目】Come On Home / The New ABC / Farmer’s Market / Cookin’ At The Continental / With Malice Toward None / Hi-Fly // Home Cookin’ / Halloween Spooks / Popity Pop / Blue / Mr. P.C.
クルセイダーズがバック。1曲目のR&Bバラード「We Can Make It Baby」からリズムの鳴り、ノリが違います。「I Heard You Singing Your Song」は、バリー・マンの名作「Lay It All Out」に収録のあの曲がミディアムメロウに。アラン・オデイ、ランディ・エデルマン、マーク・ジェイムスなど作曲陣もハイファイ人気者揃い!.
もともとフォークシーン出身。ディープでブルージーな声質を活かしてジャズブルース的な方向に向かった作品。説得力のある歌声はジュディ・ヘンスキの同傾向のアルバムとも通じます。また、若きケニー・ランキンの書いた「In The Name Of Love」をいち早く採り上げています。黒いセーターを着たポートレーイトにうっとり。ケニー・バレル、ジョー・ニューマン、フィル・ウッズ、チャーリー・マリアーノ、ミルト・ヒントンら、NYのジャズメンがバックアップ。.
60年代から端正な歌声と美貌で人気の彼女。70年代にも聴き逃せないアルバムを残しています。ゴージャスな「Ain’t No Mountain High Enough」は語りを交えた構成がドラマチックな度合いをさらに増していますね。ランディ・ニューマンやジミー・ウェッブの曲をそっとしのばせているのもいい演出です。.
ジャズコーラス・クラシック! 技術といい、センスといい、ダイナミズムといい、非の打ち所の無い作品。マーティ・ペイチ率いるジャズコンボによる、完璧にクールなジャズサウンド。最高に洗練された4ビート・グルーヴに、一糸乱れぬ完璧なテクニックによるスキャットで応戦するB-1「Some Minor Changes」にはしびれます。至高の名にふさわしい一枚! .
収録曲・データ
【曲目】Fascinatin' Rhythm / Small Fry / Something's Coming / Love Locked Out / Lady In Red / Agogically So // Some Minor Changes / Then I'll Be Tired Of You / Mayforth / Moon Faced, Starry-Eyed / Summer Sketch / Of Thee I Sing
【曲目】Sweet Georgia Brown / When April Comes Again / Just Friends / The Trouble With Hello Is Good-Bye / I Got Rhythm // Don’t Get Around Much Any More / When The Sun Comes Out / Elenoer Rigby / She Was Too Good To Me I’m Gonna Go Fishin’
シンプルながら暖色系のサウンドと粘りのあるベースラインで彩られた内容は、全体的にもハイクラス。彼女の歌声も80年代を迎えても快調そのものです。ジャズワルツの「How Little We Know」、めくるめくアレンジの「Come Rain Or Come Shine」「The Thrill Is Gone」なども、素敵な魅力を放っています。名手バッキー・ピザレリがギターで参加。クラブクラシックとして人気のジャズ・サンバ「Rio」(「I Go To Rio」と同曲)を収録しています。.
収録曲・データ
【曲目】I Love Being Here With You / The Thrill Is Gone / Like Someone In Love / This Is It / Rio // How Little We Know / Anyone Home / Baia / Come Rain Or Come Shine
アンドレ・プレヴィンとドリー・プレヴィン夫妻の曲を歌っています。トリッキーなピアノトリオ曲と、美しいストリングス曲で構成。プレヴィン夫妻の音楽素養とジャッキー&ロイの対応力の高さを見せつけてくれます。ランバート・ヘンドリックス&ロスも真っ青の高速スキャット/コーラスのAラス「Sing Me An Abstract Song」(タイトル凄!)が、すごい!.
まろやかな歌声と隠し持ったジャズフィーリングで1960年前後に人気を博した男性シンガー。このアルバムではビロードのような歌声の魅力を存分に味あわせてくれるミドルテンポ〜バラード集。「There’s A Small Hotel」あたりでのひそやかなスイング感、やっぱり素敵ですね。そして「Blue Velvet」。引き込まれます。.
ガールポップな雰囲気のラブリーなジャケ! このタイトルは、当時彼女がペプシのCMソング「Come Alive」を歌ってたからですね。その曲は未収録ですが、甘くてちょっぴりハスキーな声でポップス気分に浸れるこのアルバムは最高です。アレンジはモート・ガーソン。「Call Me」「Sunday In New York」など、彼女に歌ってほしかった曲がここにあります。.
収録曲・データ
【曲目】You’d Better Love Me / The Shadow Of Your Smile / I’m All Smiles / Girl Talk / Sunday In New York / You Take What Comes Along // Call Me / Watch What Happens / Too Late Now / A Wonderful Day Like Today / It Had To Be You
すぐれたジャズドラマーでありつつ、シンガーとしての魅力も味わい深い。グラディ・テイトを歌でプッシュしたのがゲイリー・マクファーランドのSkyeレーベルでした。その時代の名唱をまとめた歌のベスト・アルバム。洗練されたバッキングで歌われる名曲の数々、男の渋みにおぼれたいと思います。「Suicide Is Painless」は必聴。.