50年代ウェストコーストジャズ界の大スターでありながら麻薬で完全に身を持ち崩してしまうチェット・ベイカー。彼にとっては完全に不遇時代のティファナ・ブラス人気便乗企画とされる作品ですが、それでもリードを取るときの音色には独特の色気がありますね。いくつかこの名義でのアルバムはありますが、本作はスタンダードのカヴァー中心。チェットが参加した「In The Mood」を聴けるなんてね。.
【曲目】Button Up Your Overcoat / Am I Blue / Love, Your Spell Is Everywhere / Canadian Capers / Hallelujah / Blue Moon // That’s A Plenty / Harbor Lights / Grandpa’s Spells / There’s A Small Hotel / Five Foot Two, Eyes Of Blue / Narcissus
【曲目】Cherokee / Rising Sun / One O’Clock Jump / Amapola / Begin The Beguine / Sing, Sing, Sing // Moonlight Serenade / Flying Home / Last Night I Saw You / Marie / Take The A Train
ハモンド・オルガンの女王! 華麗なるタッチ+お転婆な飛び跳ね感覚が、今聴くとすごくワガママに聞こえてかっこいい! ホントに子猫の声から始めちゃう冒頭「Kitten On The Keys」など、猫好きの皆さん、全員集合ですよ! ラストも猫絡みのオリジナル曲「Cat On A Hot Hammond」ですって! .
収録曲・データ
【曲目】Kitten On The Keys / I Feel Pretty / Louisiana Hayride / Hey Hey / Hot Prelude / Rockin' The Scale // Seventy Six Trombones / Lady Fingers / Nola / In An Eighteenth Century Drawing Room / DIzzy Fingers / Cat On A Hot Hammond
Capitolと契約して間もない時期のシアリング・クインテットの演奏です。イギリスから渡米してきたシアリングが組んだクインテットにはトゥーツ・シールマンス、アルマンド・ペラーザ、ウィリー・ボボが在籍。透明感のあるクールジャズにエキゾチックなリズムの味付けを施していました。どの曲も独特の美しさで彩られていますが、中でもトゥーツがハーモニカをのびのびと披露する「The Man I Love」は出色。60年代半ばを迎え、時代にあった美女ジャケに差し替えられてのリリースです。.
収録曲・データ
【曲目】Aytumn In New York / Strange / Yesterdays / Out Of This World / Goodnight, My Love // Moonray / Cuban Fantasy / Midnight In The Air / The Man I Love
【曲目】Gonna Fly Now - Theme From Rocky / Nadia’s Theme / Mesclado / Fernando / Aubrey // If You Leave Me Now / Amanda / After The Lovin’ / Sam / Moonlight Sonata
1枚で2本の映画のサントラをスプリット。A面の「In Nome Del Popolo Italiano」は名匠カルロ・ルスティケリがサントラを担当。めくるめくストリングスとラウンジーなリズムセクションの中に荘重かつ丁寧なワザが光ります。B面は打って変わって、イタリア産バイカームーヴィーのサントラ。フこちらは若い世代のサウンドクリエイター、ランチェスコ・デ・マージ仕事。よりロックな気分を前面に出してます。このアートワークのせいもいあって欧米人気さらに上昇中!.
おだやかなムード・ブラスで60年代の茶の間をうるおした名匠ビリー・ヴォーン。60年代後半から時流を意識したプロダクションでちょっとした冒険が始まります。キャロル・ロンバードという女性シンガーを起用した「Ode To Billy Joe」をカヴァーが最高。クールなアレンジと、若々しい彼女の声が相まってしびれます。これ1曲だけの参加とはもったいない!.
【曲目】Prologue / Suspicion / Virna / Here's To My Lover / Stag Party Blast // Bash Brannigan / How To Murder Your Wife / Scene Of The Crime / Cartoon Capers / Requiem For A Bachelor
【曲目】Headin’ Home / Harlem Nocturne / Durango / Night Train / Dansero / Yes, Oh Yes // Mood Indigo / Spanish Harlem / That Old Black Magic / Misirlou / El Bronx / Street Scene
ジェームス・コバーンの意外な一面を後世に伝えた人気映画「電撃フリント」のサントラ。アメリカからの「007」への返答でもあったような、いやもっとちゃらんぽらんではちゃめちゃで、しかし超人的な色男スパイを主役に据えたこのシリーズ。ラウンジーでヒップな雰囲気を巧みに音楽化したジェリー・ゴールドスミスの手腕もさすがです。「Galaxy A Go-Go! -Or- Leave It To Flint」はゴールドスミスとランディ・ニューマンの共作だって知ってました?.
1977年に製作されてスペイン国内でヒットした映画「Perros Callejeros(急げ、急げ)」続編のサウンドトラック。スペインの人気グループ、ロス・チュンギートスによる歌と演奏で構成されています。いきなり四つ打ち風のスパニッシュインストが新鮮! 歌にものナンバーもリズムがかなりモダンで驚きます。「Recordando A Lilia」など2曲でアルマンド・トロヴァヨーリのスコアが採用されていて、そこはいきなり彼の世界に。.
【曲目】Sur Le Pont D'Avignon / Polly Wolly Doodle / Waltzing Matilda / That's Where I'll Be / Men Of Menorca / March Of The Little Brown Jugs // Serenata / Strawberry Fair / Dusk / Spicks And Specks / Frere Jacques / Green Grow The Rushes O
MercuryのA&Rを務めていた立場を利用して(?)、同社のステレオリリース第1号にちゃっかり収まったのがこのアルバム。コミカルな木管&金管がラウンジ色を濃くしています。また、裏ジャケのライナーに、ステレオ効果により音の壁が広がるという意味で“Wall Of Sound”という言葉が使用されています。アルフィ&ハリー(デヴィッド・セヴィル)の「The Trouble With Harry」のカヴァーはとても珍しいですよ。.
収録曲・データ
【曲目】Let’s Dance / Cuddle Uo A Little Close / Yearing / A Gliss To Remember / The Glow Worm / The Trouble With Harry // My Sin / Dancing Tambourrine / Euphrates / Puetro Rican Pedler / Armen’s Theme / Dixie Down Patrol
【曲目】The Breeze And I / Dance Ballerina Dance / Hora Stacato / Moonglow / Ritual Fire Dance / El Rancho Grnade // T.D’s Boogie Woogie / Granada / Vija-Lied / How High The Moon / Lady Of Spain / The World Is Waiting For The Sunrise
ジャケのムードがソフトロックっぽい。だったらサウンドの方も期待してOK。そんな見本のようなナイス・レコードです。ポップなイージーピアノで人気を博したロジャー・ウィリアムス。「Buona Sera, Mrs. Campbell」「For Once In My Life」と選曲はもちろん、小気味よく打ってるリズムとの相性が最高です。ポップにするのが難しい「Hey Jude」でもうれしい工夫!.
収録曲・データ
【曲目】Galveston / The 59th Street Bridge Song ( Feelin’ Groovy) / Those Were The Days / Hey Jude / Rosemary’s baby / Mini-Minuet // Happy Heart / Buona Sera, Mrs. Cambell / For Once In My Life / Let It Be Me / This Guy’s In Love With You
映画は日本未公開で、子供の心を持ったまま成長した主人公を描いたヒューマンドラマ。絶好調期のラリ・シフリン仕事にハズレなし。ファンキーなテーマ曲からして最高。そして純粋さゆえの傷つきやすさや悲しみを淡く織り込んだスコアがどれも素晴らしいのです。ディスコ好きには「Candy Store Frenzy」をおすすめ!.
ハモンドオルガンの女王エセル・スミスのラブリーなラウンジサウンドが楽しめるナイスアルバム。どれを切っても金太郎飴だろ?という偏見をパーカッシヴなラテンナンバーが、まずは見事に裏切ってみせます。白眉は両面ラスト。ドン・セベスキーがビッグバンドのアレンジで参加した「Ethel Meets The Count」と「Smithtown Special」!.
収録曲・データ
【曲目】Tico-Tico / I’ve Found A New Baby / Theme From Carnival / Carinhoso / Honeysuckle Rose / Ethel Meets The Count // Quizas, Quizas, Quizas / That Old Black Magic / Love For Sale / Brazil / The Gypsy In My Soul / Smithtown Special
ロックの時代に呼応したレパートリーと編曲による長ーいキャリアのピアノ・デュオの71年作。重くファンキーなリズムに流麗なピアノとオーケストラが絡む「Oh Culcutta」のカヴァーは、インストとしては最高峰のひとつ。彼らの作品では珍しいソフトロックなコーラスの入った「Ballad Of Easy Rider」も◎。大音量で聴くとクラクラしちゃう音の粒だち! .
収録曲・データ
【曲目】The Theme From Z / Something / For Once In My Life / Oh! Culcutta! / A Familiar Concerto // Lay Lady lay / Raindrops Keep Fallin’ On My Head / Good Morning Starshine / Leaving On A Jet Plane / Ballad Of Easy Rider / Colonel Bogie March
曲者揃いのメンバーでピンと来た方もいるかも。CommandやTimeレーベルを中心に、ラウンジジャズの逸品に活躍し続けた東海岸のセッションミュージシャンたちの、にぎやかでかわいくて面白いスタンダードジャズのリメイクです。裏ジャケに記載されたクレジットからすると総勢20人以上が集合。「It's All Right With Me」のハンパじゃないかっこよさなど、手を出さずにおくのはもったいない!.
中世楽器のアンサンブルを大胆に導入したジャズロック版「Light My Fire」がすごいことになっていると、一部で評判になっていたアルバムです。バッハやドビュッシーなどのクラシック曲も、ボッサもバカラックも、“るつぼ”にぶちこむ強引な構成力には呆れもしますが、かっこよく決まるとただごとではありません。.
収録曲・データ
【曲目】Look Of Love / Siciliano (From Flute Sonata No. II) / Alone Together / Magnificat / Stolen Moments / Presto (From Flute Sonata No. I) // Paramahansa / Golliwogg's Cake Walk / The Gentle Rain / Concerto In D (2nd Movement) / Light My Fire