1960年代以降のトニー・ベネットのキャリアを代表する大ヒット「I Left My Heart In San Francisco(霧のサンフランシスコ)」を収録。当時30代半ばを迎え、歌手として何度目かの絶頂期だったトニー。おおらかなバラード、たおやかなスイングと、すばらしい歌唱力で揺るぎない自分の世界を作り出します。.
ヒップな人は時代が移り変わっても決してハズさない。その見本のひとりです。ファンキーな「Sunshine Superman」や「Take A Letter Maria」、意表を突いて激ムーディーな「Spinning Wheel」など、60年代末のヒット曲を巧みに自分に引き寄せます。エレピがやさしい「Raindrops Keep Fallin’ On My Head」はこの季節に最高。テディ・ランダッツォの提供曲「Hang Up Being Free」もぐっときますね。.
収録曲・データ
【曲目】Take A Letter Maria / Traces / Sunshine Superman / Hung Up Being Free / Spinning Wheel // Catch A Robber By The Toe / Requiem : 820 Latham / Into Something / Raindrops Keep Fallin’ On My Head / You’ve Made Me So Very Happy
70年代のフィリー期も人気が高いですが、60年代後半はデヴィッド・アクセルロッド&H.B.バーナムのプロダクションで、ソウル/ジャズ/ポピュラーを高いレベルで結びつける作品を多くリリースしていました。ヒットシングル「Down Here On The Ground」や「Baby I Could Be So Good At Lovin’ You」あたりにその成果は顕著。朗読(ブレイクビーツ!)などを含むB面の組曲的な構成は、1968年という動乱の時代を反映している気がします。.
メリハリのばっちり利いたオシャレなアレンジはモート・ガーソン。Atlantic時代の当たり曲「Comin’ Home Baby」の新アレンジ版に始まり、サークルの「Red Rubber Ball」やバカラックの曲をマンフレッド・マンがヒットさせた「My Little Red Book」まで、斬新すぎる選曲です! 「Better Use Your Head」は素敵なソフトロックジャズ!.
収録曲・データ
【曲目】Comin’ Home Baby / Homeward Bound / My Little Red Book / Walk On By / If I Had A Hammer / Strangers In The Night // Better Use Your Head / Time / Secret Agent Man / Pretty Flamingo / Red Rubber Ball
アル・コーンがアレンジしたビッグバンドでダイナミックかつスイートに歌いまくった傑作。「The Song Is You」「A Lot Of Livin' To Do」を筆頭に、グルーヴィーなナンバーが揃ってます。とにかくこの時期のグレコは絶好調で、曲のテンポが落ちようがスイングを止めない勢いがありますね。「Hallelujah I Love Her So」かっこいい〜!.
ポール・ウィリアムス(ロジャー・ニコルズとの共作)「Let Me Be The One」のポール・アンカ版収録。デビュー当時からすぐれた自身もすぐれたソングライターですし、セルフプロデュース力もすごい。本作も自作曲、カヴァー曲ともにメロディアスな名曲ばかりです。うれいを帯びたグルーヴのある「Love Is」も最高! .
収録曲・データ
【曲目】Jubilation / Let Me Be The One / Pretty Good / You And Me Today // Life Song / Something Good Is Coming / Double Life / Love Is / Some Kind Of Friend / Kathum
スティーヴ・ローレンスが歌う「We’re All Alone」に惹かれましたが、もっとすばらしいのは珠玉のMORオーシャングルーヴ「Welcome To Paradise」! バカラック、キャロル・ベイヤー・セイガー、ピーター・アレン、ランバート&ポッターなどソングライター陣も豪華。さすがの貫禄です。1981年にアメリカでリリースされた「Take It On Home」の新装リイシューなので、サウンドが非デジタルなのもよし!.
ベイシー楽団の専属で活躍するなど長いキャリアの男性シンガーがBlue Noteでポップスを歌った異色盤です。スティーヴィー・ワンダー「I'd Be A Fool Right Now」のカヴァーは、とにかく必聴ですよ! 他にもジャジーな渋みが曲に違った表情を与えている「Can't Take My Eyes Off You」や、ミルトン・ナシメント畢生の名曲「Bridges」など、新鮮なアレンジが素晴らしいです。ジミー・ウェッブ作「Didn't We」など、じっくり聴かされてしまいます。.
ネルソン・リドルの素晴らしいオーケストレーションに導かれて、柔らかいナット・キング・コールの歌声がすっと入り込んでくる。A-1「Dreams Can Tell A Lie」を聴くと、これが本当にこの世の音楽かとすら思います。それほど唯一無二の美しさを感じさせるのです。その美しさに導かれて、ドアを開けると「I Just Found Out About Love」のふくよかなビッグバンドスイング。この歌の魅力とは何たるかを証明した1枚。タイトルに偽りはないのです。.
のちにソングライター/プロデューサー、そしてレアグルーヴ劇名盤「Outlaw」などをリリースするユージン・マクダニエルズ。彼が若き日にポピュラー寄りのソウルシンガーとしてデビューした時期のアルバムです。レパートリーはスタンダード中心。恋愛にまつわる揺れる心をテーマにした選曲で、「Love Me Tender」をとりあげているんです。.
サイモン&ガーファンクルで天使のような美しい声をになったアート。彼のソロアルバムでもいちばんAOR期ど真ん中にリリースされたアルバムです。「In A Little White (I’ll Be On My Way)」はまさにその筋の名曲。スカイライナーズ「Since I Don’t Have You」カヴァーも淡くてよいです。近年、じつは本国でもこれだけあまり見かけなくなっていて。しかもこれ、ジャケット写真が複数あるのですが、今回入荷は比較的レアな指加えポーズ。.
オリジナルは米Bethlehemで1956年にリリースされたアルバム「Mel Torme with The Marty Paich Dektette」。絶頂期のメル・トーメと、10人のジャズメンによるマーティ・ペイチの緻密ながらもスイング・マインドに富んだアレンジが交錯する傑作です。イギリスでは当時紹介されなかったこのアルバムが、ようやく正式にリリースされたのは1969年のこと。センスのいいデザインのシリーズの一枚としての発売でした。.
60年代を通じてMOR界の大スターであったジョニー・マティス。同じような立場だったアンディ・ウィリアムスが、70年代に入ってさすがにリリースを減らす中、マティスは着実に作品を重ねます。シルキーな声で同時代の名曲をカヴァーしてゆくのですから、一度好きになったら、あの声であの曲を聴いてみたいという欲求が絶えなくなったのでしょうね。タイトル曲や「Summer Breeze」「Don’t Let Me Be Lonely Tonight」など珠玉の選曲の好内容盤です。チェックの生地を使ったアートワークも秀逸。.
収録曲・データ
【曲目】Me And Mrs. Jones / Sweet Surrender / Summer Breeze / Corner Of The Sky / Happy / Soul And Inspiration〜Just One In My Life // Don’t Let Me Be Lonely Tonight / If I Could Reach You / Remember / You’re A Lady / I Was Born In Love With You〜Summer Me, Winter Me
大スターが新世代のソングライターのヒット曲を採り上げた一枚。タイトル曲をはじめ「Rainy Days And Mondays」「If」「I'll Be There」「Never Can Say Goodbye」など、ソフトMOR化されたアレンジが絶品。しかし一番の注目は「It's Too Late」。まるで「What's Goin' On」! これぞ大穴トラック! 解説は鈴木道子さん。解説にあるアンディ・ウィリアムスの言葉「ばくは、いい歌しか歌わない。いい歌はおのずから匂いでてくる。」に、しびれます!.
男サミーの人生と夢を結実させたTV特別番組のためのサントラ。彼にとって、このかたちはベストなんでしょうね。実父 (シニア)のMCに続いて登場する子供時代のサミーの歌声にいきなりやられます。強烈にファンキーな「黒い炎」「For Once In My Life」など聴き所充分! 歌あり、寸劇あり、見てみたかった…。.
小粋なスイングジャズマンから一歩階段を上り、万人を楽しませるエンターティナーとして大成功をおさめたNat King Cole。本作はバラディアーとしてのスイートさ、スケールの大きさに焦点を絞ったヒット曲集。しかし、抜群のスイング感で迫る「I'm Never Satisfied」「パパはマンボがお好き」を収録。ビッグバンド・ファンも要チェックですよ。オリジナルは1952年のイラスト・ジャケ。その当時最新のコールの写真に模様替えしての再リリースです。.
収録曲・データ
【曲目】Somewhere Along The Way / Walkin' My Baby Back Home / Faith Can Move Mountains / Funny / Hold My Hand / Teach Me Tonight // I'm Never Satisfied / Because You're Mine / The Ruby And The Pearl / A Weaver Of Dreams / Papa Loves Mambo / If I Give My Heart To You
ディオンヌ・ワーウィックとデュエットしたA-1「Got You Where I Want You」からAOR濃度が最高潮! それもそのはず、この曲のアレンジはジェイ・グレイドン。もちろん、グレイドンが手掛けたディオンヌの傑作「Friends In Love」を、ここでもデュエットで再演しています。グレイドンの参加はこの2曲のみですが、他にも落着きを感じさせながらもメロウに揺れるナイス・ナンバーあり。期待してください!.
アルバム「We Are In Love」時にイギリスのみでリリースされた4曲入りスペシャル10インチ。アルバムからはタイトル曲と「I’ll Dream Of You Again」を収録。「Don’t Get Around Much Anymore」はオーストラリアのみでシングルリリースされていた曲。「Stompin’ At The Savoy」はサントラ「恋人たちの予感」からの収録です。.
ダニー・ディアドルフとのデュオで傑作アルバムを残した彼がソロに転身して残した唯一のソロ。パーカー・マギーのプロデュースで、落ち着いたシティポップに仕上がっています。ソングライターとして卓越した力を示す「I've Got You Where I Want You」「Before The Night Is Over」、また、ルパート・ホルムズなど他人の曲も自分の味に出来るセンスに感服です。録音はナッシュヴィルとLA。スティーブとマイクのポーカロ兄弟も参加しています。.