ディオン74年のシングル・リリース。翌年、スペクター・プロデュースのアルバム「Born To Be With You」に収録されます。あのアルバムは全曲スペクターのプロデュースというイメージですが、実はこの曲は違います。ディオンと同じニューヨーク育ちのキャッシュマン&ウェストのプロデュース(アルバムとも、同じテイク)。こうやってシングルで聴くのが本筋でしょう。モノラル・ミックスはDJ盤のみ。.
ポール・マッカートニーの実弟マイク・マクギアと、UKビートニク・シーンの鬼才ロジャー・マッゴーとジョン・ゴーマンによるバンド。初期には「Thank U Very Much」というヒット曲も飛ばすなど、ユニークなポップ・センスが評判となりました。これがラスト・アルバムで、ズート・マネーやアンディ・ロバーツ、ロル・クレーム(10cc)らの参加もあり、一番ポップにまとまった作品かもしれません。マクギアの兄ポール直系なセンスと、ボンゾ・ドッグ/モンティ・パイソンにも通じる系譜の良質な交差点です。.
収録曲・データ
【曲目】Liverpool Lou / Potato Clock / Mingulay Boating Song / Ramsbottom / Beilins Boneyard / Liverpool Girls / The Cokey Cokey // Pack Of Cards / Mummy Won't Be Home For Christmas / Leaving Of Liverpool / Julery Shop Leslie / Lord Of The Dance
アニタ・カーによるスコアとロッド・マキューンによる詩の朗読。そのうつくしい組み合わせから生まれた大ヒット・シリーズ「海」。日本でも岩谷時子・訳、石坂浩二・語りでリリースされました。これがその記念すべき第一作です。アレンジャーとしてのアニタ・カーの素晴らしく繊細な仕事を味わえます。冒頭の「My Friend The Sea」の美しいメロディは、「Sea」シリーズの通奏低音のようにして、この後の作品においても用いられていきます。.
収録曲・データ
【曲目】My Friend The Sea / While Drifting / Gifts From The Sea / The Time Of Noon / Afternoon Shadows / Do You Like The Rain? / The Days Of The Dancing // Pushing The Clouds Away / You Even Taste Like The Sun / The Storm / The Ever Constant Sea / The Gypsy Camp / Beyond The Bend Ahead / The Sea
イギリス人アレンジャー・ジョニー・キーティングは、時代に目鼻の利く人です。躍動感あふれるバイオンというリズムでアレンジされた「ひき潮」は、まるで「It’s Not Unusual」みたいじゃないですか! 「Canadian Sunset」や「シャングリラ」あたりの解釈もお洒落でモダン。なおタイトルの「This Bird Has Flown」とは「ノルウェーの森」のこと。トニー・ハッチ好きは、この人のことも覚えておきましょう。.
収録曲・データ
【曲目】This Bird Has Flown / Moonlight Serenade / It was A Very Good Year / The Shadow Of Your Smile / Girl Talk / A Felicidad // Canadian Sunset / Ebb Tide / Who / Michelle / Imprevu / Shangri-La
初期の内省的な雰囲気から、シティボーイ風のサウンドに転身した大成功作。ファルセットをかました大ヒット「恋の魔法使い(You Make Me Feel Like Dancin')」収録。からりと気持ちよく踊れます。本当にいい曲書きます。ダニー・オキーフのカヴァー「Magdalena」なんて、ホントいい選曲ですね。.
収録曲・データ
【曲目】Hold On To My Love / You Make Me Feel Like Dancing / Reflections / When I Need You / No Business Like Love Business // I Hear The Laughter / Magdalena / How Much Love / I Think We Fell In Love Too Fast / Endless Flight
キング・シスターズとアルヴィノ・レイを中心にした大家族キング・ファミリーによるテレビの特別番組が大当たりし、関連して制作されたレコードも大ヒットということで新たに発売されたファミリー第二弾アルバム。落着きのあるナンバーが多めの構成ですが、のちのフォー・キング・カズンズの原型となるキング・カズンズ(男従兄弟も入ってます)の「Very Last Day」なんかも入ってますので、要チェックです。.
【曲目】Charge! / On Wisconsin / Ramblin’Wreck / Anchors Aweigh / Washington and Lee Swing / The Ivy Charge // Buckle Down Winsocki / Illinois Loyalty / Sou’wester / On Brave Old Army Town / Victory March / Pep Rally