不覚でした。このアルバム、こんなにかっこよかったんですね。ジョン&ヨーコともわたりあった名司会者デヴィッド・フロストのTVショーのテーマ「It's The David Frost Theme」でノックアウト! シャープでファンクなビッグバンド「O.K. Billy」に続くセンシティヴなピアノトリオチューン「Somewhere Soon」でまたまた悶絶。さらにエッジの効いたリズムの「Tell Me Why」でまた撃沈! A面だけでも最高なのに、B面も怒濤!.
収録曲・データ
【曲目】By George - It’s The david Frost Theme / O.K. Billy / Somewhere Soon / Tell Me Why // Dirty Ole Man / If You Really Are Concerned Then Show It / Break - A - Way / After Love, Emptiness
ヤング・ホルト・トリオからヤング・ホルト・アンリミテッドに改名して最初の作品で、通算ではライヴも含め3枚目。ラウンジーなファンキーさにあふれた一枚。「Dig Her Walk」「Yon Gimme Thum」などの男気溢れるかっこよさがたまりません! モッド! 「Ain’t No Mountain High Enough」はかっこいい! ソニー&シェールのヒット曲を黒々としたジャズファンクに塗り替えたタイトル曲もヨロシク!.
パット・マルティーノやローランド・カークとの共演で知られる女流オルガン奏者。マニアックな存在だった彼女が、いつの間にかソウルジャズ・クイーンのひとりになっているんだから時代って不思議です。本作が2作目のリーダー・アルバム。パット・マルティーノ(g)ビル・カーニー(ds)とのトリオ編成であることが信じられないほど濃密! 「What The World Needs Now」のかっこよさ! 歌もディープ! オルガンを弾くゴッドねえちゃん!.
聞き慣れない名前のミュージシャンと思いきや、ジャズアレンジャー、パット・ウィリアムスのことです。70年代を迎え、新しい時代のジャズを探し求める過程で産み落とされたジャズ/ロック融合盤。ジェームス・テイラー「Country Road」ポール・マッカートニー「Junk」ザ・バンド「Long Black Veil」などなどの選曲! タイトル曲はCS&Nでお馴染みのあの曲を大胆にジャズファンク化。.
オランダのバーニー・ケッセルとも言われる職人肌のギタリスト。70年代ポップな選曲もツボな1枚。エルトン・ジョンの「Your Song」アン・マレー「Snowbird」、そしてジャズ・ギタリストのチョイスとしては珍しいランディ・ニューマン「I Think It’s Going To Rain Today」など。とろんとした音色で奏でるギターが醸し出す穏やかな世界観が、どのアルバムでも素晴らしいです。日本人リスナーに好まれる個性なんです。.
収録曲・データ
【曲目】Your Song / Without You / I Think It’s Going To Rain Today / Snowbird / We // It’s Impossible / Focus / We’ve Only Just Begun / When Right Is Wrong / Never My Love
【曲目】Go On Forever (We Zullen Doorgaan) / Alfie's Lullaby / On The Move / Alone At Last // My Dearest Fluffie / The Eternal Triangle / I Do Remember / The Flattened Tenth【Recording Studio】C.T.S. Studios London on 13/14 October and 10th December 1975. Mixed down at Dureco Studio's Holland on the 28th October 1975.
なんとなくイカさないジャケですが、聴いてビックリ。ヴィブラフォンをメインにしたジャズ・コンボ。全曲クルト・ワイルで統一というコンセプトが新鮮です。ハイスピードでグルーヴする「Speak Low」に仰天。「This Is New」や「A Rhyme For Angela」にはブラジリアン・テイストが。ラストの「September Song」はフュージョン風味のリズムの刻みすら。掘り出し物だと宣言します。.
ソバカスだらけの顔して演奏は達者。天才少年ピアニストのセカンドです。ドン・セベスキーら大人のアレンジャーと真っ向勝負したソフトロックジャズ! ビートルズで知ってるはずのイントロから一気に世界を変える「Martha My Dear」に轟沈! 「101」など、限りない才能を感じさせるオリジナルナンバーにも驚かされるばかりです……。のちには作曲やシンセの開発など裏方に回り、彼のリーダー作はすべて少年時代に残した3枚しかありません。.
収録曲・データ
【曲目】Lazy Day / Moonlight Sonata〜My Funny Valintine / In A Long White Room / The Look Of Love / I Will Come / Martha My Dear // This Time / 101 / Traces / Sonnymoon For Two / The Worst That Could Happen〜Paper Cup
67年のモンタレージャズフェスで全米デビューを飾ったヨーロッパ出身の天才ジャズヴァイオリニスト。ザッパと交流し、70年代にはフュージョン界のスターになります。ジョージ・グランツ、ドラマー、ダニエル・ユメールらヨーロッパ組と録音した本作の。ブレントン・ウッド「Gimme Little Sign」では、あのグッドタイミーなソウルナンバーを異種格闘技ばりの手腕でポップジャズ化。「With A Little Help From My Friends」のアレンジも凄い!.
収録曲・データ
【曲目】With A Little Help From My Friends / 3 + 2 = 1 / California / Gimme Little Sign // Pata Pata / Pebble Beach Walk / Pacific Drove / Fort Ord Canon
ブラジリアン・フィーリングにあふれた高速フュージョン・ジャズや、ジャジィでファンキーなヴォーカル・ナンバーを身上とする女性グループ。パーカッシヴな演奏力はやはり圧倒的。ギル・スコット・ヘロン作のA-1「Willing」から一気に煽られます。続くタイトル曲のクールな4ビートも爽快! メロウなボッサ・チューン「Heaven Is In Your Mind」で感動的にフィナーレを迎えるライヴ・アルバム。.
収録曲・データ
【曲目】Willing / Call It Jazz / Show Me The Way / Step By Step / Wild Women Don't Get The Blues // Greeting Song / Loving Song / Golden River 〜 Golden Dream / Too Bad / Heaven Is In Your Mind
「Recorded Live At Jimmy’s」の続編。メンバーはおなじくジョー・ベック、ランディ・ブレッカー、グラディ・テイト、ロン・カーター、フィル・ウッズと。お店は「St. Regis Maisonette」というクラブに変わっています。ジャズピアニスト、バンドリーダーとしてのルグランの胆力と、メンバーたちの力強いソロプレイに聴き惚れる盤です。.
ジャズ/ソウル・シーンにあって優美かつ革新的なストリングス・アレンジを手掛けてきた黒人アレンジャー、ジョニー・ペイトを起用した意欲作。フィル・ウッズのなめらかでよく歌うサックスも快調ですが、とにかくペイトのアレンジがすさまじい! ヤング・ラスカルズの「How Can I Be Sure」で爆発をしてみせるストリングス、これはありえない! 綿密に計算されているはずなのに、どこまでもスリリング。.
「Memphis Underground」直前のハービー・マン。ストリングスを交え、ポップかつリズミカルなジャズを披露しています。ルルの「To Sir With Love」のあしらいや、思い切ってカリプソにしたドノヴァン「There Is A Mountain」もお見事。素晴らしいのはプロデューサーも務めるトリー・ズィトーの提供した「Flight Of The Bluebird」! この飛翔感、さからえません!.
Blue Noteブラック&ブルー・レーベル(1970年に用いられたデザイン。オリジナルリリースは1968年)。
ぶりぶりとした熱さではなく、クールさも兼ね備え。
1950年代からベイシー楽団のサイドマンとしてのキャリアを積んできたサックスプレイヤー。ソロに転じ、60年代に入ってからはソウルフルでモダンなスタイルに転身。Blue Noteに残した唯一のアルバムである本作でも、かっこよく吹きまくっています。ぶりぶりとした熱さではなく、クールさも兼ね備えてます。A-1「Little Miss No Noise」のミッキー・ローカーのドラムとの絡みのかっこよさ! 三管のセクステット編成で、6曲中5曲はフォスターの自作。.
ジェラルド・ウィギンスの名でも知られるピアニストが、全編オルガンで通したアルバムです。ウィギンスとドラムス、サックス(ハロルド・ランド)という編成。ハモンドの響きも気持ちいいし、オルガントリオ(ベースレスの場合)はドラマーの自由度も楽しめるのですよね。「Night In Tunisia」など構成の緩急も楽しいです!.
カナダの女流フルート/サックス奏者のセカンド・アルバム。シンガーでもある彼女のスキャットを活かした素晴らしいブラジリアン・ナンバー「Music In My Heart」でレアグルーヴDJたちに知られた一枚です。ジャズファンク的なインストとシンガー・ソングライター的な楽曲が同居。彼女の歌は同じカナダのジョニ・ミッチェルに通じる気配です。.
Blue Noteの常連というイメージの彼らがLimelightに残したファンキーなライヴアルバム。シカゴにあるロンドンハウスというクラブでのライヴです。ラムゼイ・ルイスほどポップス寄りではないですが、ファンキーでブルージーな演奏がたっぷり。バックビートもイカした「Downtown」で幕開けするコンサート。それほど大きくなさそうなクラブの雰囲気で、お客さんもサビを大合唱したり。こんな演奏に立ち会えたら、幸せでしょうね。.