【曲目】Look To Your Heart / Anytime-Anywhere / Not As A Stranger / Our Town / You, My Love / Same Old Saturday Night // Fairy Tale / The Impatient Years / I Could Have Told You / When I Stop Loving You / If I Had Three Wishes / I'm Gonna Live Till I Die
Columbia以前のアンディ・ウィリアムスには円熟一歩手前の若さあり。クインシー・ジョーンズによる絶妙の編曲を得て、ひと味違うクラシック・シャンソン・アルバムとなりました。アメリカとフランスのミュージシャン合同によるパリ録音。「Let It Be Me」をうまくフレンチ風味でアレンジしていたり、アコーディオンやストリングスが響くムーディな仕上がりも素敵ですが、ここではジャズっぽいクインシーのアレンジが光るナンバーを。4ビートのウォーキングベースとフィンガースナッピンが気持ちいい「Under Paris Skies」なんて、いかが?.
収録曲・データ
【曲目】Under Paris Skies / Let It Be Me / April In Paris / Mademoiselle De Paris / I Wish You Love / Domino // I Love Paris / Mam’selle / Comme Si, Comme Ca / La Valse Des Lilas / Boom / Au Revoir, Paris
自分の名前を冠した通算5作目のアルバム。チャート上では全米最高5位と、彼のアルバムとしてはもっともアメリカで上位まで達しました。一曲目の「I’m A Better Man」はバカラック&デヴィッド作、彼の声にとてもあった曲。メロディがマジカルでせつないです。「Gentle On My Mind」のファンキーさにも好感。69年のクリスマス・シーズンにシングル・リリースされた「Winter World Of Love」も素敵ですよ。.
4チャンネルステレオ盤。60年代を通じてMOR界の大スターであったジョニー・マティス。同じような立場だったアンディ・ウィリアムスが、70年代に入ってさすがにリリースを減らす中、マティスは着実に作品を重ねます。シルキーな声で同時代の名曲をカヴァーしてゆくのですから、一度好きになったら、あの声であの曲を聴いてみたいという欲求が絶えなくなったのでしょうね。タイトル曲や「Summer Breeze」「Don’t Let Me Be Lonely Tonight」など珠玉の選曲の好内容盤です。.
オズモンド・ブラザースのヤングなコーラスも最高なスパイラル・ステアケース「More Today Than Yesterday」のカヴァーを収録した傑作。A面を「Ballads」サイド、B面を「Not So Ballads」サイドに分けて、69年当時のヒット曲を気持ちよく歌っています。アル・キャップスの思いきりのいいアレンジが全体にハツラツとしてみずみずしいフィーリングを与えています。最高!.
収録曲・データ
【曲目】My Cherie Amour / You Are / Yesterday I Was Young / Love Theme From Romeo And Juliet / Quentin’s Theme // Good Morning Starshine / Sweet Caroline / Get Together / More Today Than Yesterday / Put A Little Love In Your Heart / Aquaris〜Let The Sunshine In
溌剌としたスウィンギーなヴォーカルを聴かせるKapp時代のジャック・ジョーンズ。アンディ・ウィリアムスのライバルであり、フランク・シナトラの跡目を継ぐのは彼だと目されていた時代なのですね。ゴージャスなバックを従えて気持ちよく歌ったアルバムです。「Girl Talk」のようなナンバーが絶品。「Brother , Where Are You」のような社会的なテーマの曲も交えた構成。彼の気骨を見ます。.
ニューポート・フォークフェスにも出演経験がある黒人シンガー。初期はフォーキーなスタイルでしたが、徐々にキャリアを多彩に広げてゆきます。このアルバムは「今の作曲家たち」というタイトルでロック/フォークロック世代の作家たちの楽曲をとりあげています。ビートルズ「In My Life」など選曲の妙もあるのですが、アーティ・バトラー、ジミー・ワイズナーのアレンジが素晴らしく、どの曲もハッとさせられます。.
出だしの「Tonight」から歯止め無しで突っ走るB面の流れにおひねり飛ばしたくなるライヴ盤! イギリスからやってきたショウビズ系男性ポップ・シンガー。「I Feel A Song Coming On」「Unchain My Heart」、つんのめりそうにグルーヴするビッグバンド相手に、堂々と歌い倒します。ポップ・ヴォーカルの伝統に添いつつ、60年代も半ばゆえにリズム感覚はタイト。.
カンツォーネから生まれた人気曲「I (Who Have Nothing) 」は全英16位/全米14位とヒットした彼の代表曲のひとつ。人気絶頂中に発表された作品で、彼の熱いソウルが全面的に展開されています。そんななかで、ロッド・マキューン作詞作曲の「Love's Been Good To Me」やバカラックのナンバーがとても繊細な味わいを添えています。やっぱり歌がうまいんです、胸を打つんです。.
収録曲・データ
【曲目】Daughter Of Darkness / I Have Dreamed / Love's Been Good To Me / Lodi / Try A Little Tenderness // I (Who Have Nothing) / What The World Needs Now Is Love / With One Exception / To Love Somebody / Brother, Can You Spare A Dime / See Saw
モート・ガーソン、リンカーン・マヨーガ、アニタ・カー、トミー・モーガンをそれぞれアレンジに迎え、自作やジャック・ブレルの曲に英詞を付けた曲を歌います。リンカーン・マヨーガと共作の「Before The Monkeys Came」の不思議なポップさに引きこまれます。知れば知るほどこの人の歌声の深みにはまってゆきそうです。.
収録曲・データ
【曲目】The Hurtin' / You / Before The Monkeys Came / The Summertime Of Days / The Women / Zangra // Down At Mary's Old Time Bar / Meantime / Open The Window And See All The Clowns / I'm Strong, But I Like Roses / The Statue / Ain't You Glad You're Livin', Joe / Loneliness In Crowds
まろやかな歌声と隠し持ったジャズフィーリングで1960年前後に人気を博した男性シンガー。このアルバムではビロードのような歌声の魅力を存分に味あわせてくれるミドルテンポ〜バラード集。「There’s A Small Hotel」あたりでのひそやかなスイング感、やっぱり素敵ですね。そして「Blue Velvet」。引き込まれます。.
男前サミーのReprise時代はすべて要注目です。このアルバムでは両面アタマのバリー・マン&シンシア・ワイル作品がキモ。ドラマティックな「She Is Today」とハプニングスに提供した「It's A Happening World」。グルーヴィーな後者も最高! ジミー・ウェッブ作品も2曲収録。SSW時代への対応力を証明しています。これがRepriseでの最終作。.
収録曲・データ
【曲目】She Is Today / Please Don't Go / Love Is Just A Meaningless Word / I Have But One Life To Live / Break My Mind // It's A Happening World / Do What You Gotta Do / Bein' Natural Bein' Me / This Guy's In Love With You / Turnaround