男のたしなみを知るからこそできるスイングがある。ビリー・メイの目の覚めるような鮮やかなオーケストラと共に、ふくよかでヒップな歌唱を聴かせます。中でも超スピーディな「Cherokee」のアッパーなスウィング感といったら! 「Charmaine」「I Want A Little Girl」や「The Most Beautiful Girl In The World」もお聴き逃しなく。.
収録曲・データ
【曲目】Charmaine / Cherokee / Laura / Diane / Nina Never Knew / I Want A Little Girl // Marie / The Most Beautiful Girl In The World / Ruby / Dearly Beloved / The Lively Ones / Little Girl
全曲「お月様」ソングでまとめたメル・トーメの非常にオシャレな一枚。アレンジャーが「Fantastica」のラス・ガルシアという人選もお見事じゃないですか。1曲目「Swingin' On The Moon」からゴキゲン。ビロードのように美しい声で綴る月面ジャズ。かわいこちゃんが宇宙飛行士を気取るジャケットも素晴らしすぎます。.
収録曲・データ
【曲目】Swingin' On The Moon / Moonlight Cocktail / I Wished On The Moon / Moon Song / How High The Moon / Don’t Let That That Moon Get Away // Blue Moon / Velvet Moon / No Moon At All / Moonlight In Vermont / Oh, You Crazy Moon / The Moon Was Yellow
自身のレーベルであるStanyan設立直後のリリース。まだメジャーの配給を受けておらず自主販売に近い状況だった時期のレコードはレア。63年にHorizonレーベルにもフォークアルバムはありますがf、こちらは68年の作品。キングストン・トリオが取り上げた「Two-Ten, Six-Eighteen」「Ally-Ally Oxen Free」などの自作曲に加えて、ディランやジョン・D・ラウダーミルクの曲も。実在のシンガーたちをやり玉に挙げた「Advice To Folk Singers」がヒップ。フォークシーンに交わらない視点が印象的です。.
収録曲・データ
【曲目】Doesn't Anybody Know My Name (Two-Ten, Six-Eighteen) / Sleep Now Love / The Town (Whisper, Whisper) / The Things Men Do / One, Two, Three / Folk Music / Blowin' In The Wind / Ally-Ally Oxen Free / The War On Poverty / Advice To Folk Singers / Empty Pockets Blues / The 83rd Psalm / Abilene / Soldiers Who Want To Be Heroes
【曲目】The Touch of Your Lips / I Remember You / Illusion / You’re Mine, You! / Funny / Poinciana // Sunday, Monday, Or Always / Not So Long Ago / A Nightingale Sang In Berkeley Square / Only Forever / My Need For You / Lights Out
70年代に活躍したTV俳優の、洗練されたMORヴォーカル・アルバムです。ジェイ・グレイドン全面参加、プロダクションにフランク・デイ(ハワイでクラッシュなどを手掛けます)。まずは最高のブリージー・シティポップ「At Last You Could Have Said Goodbye」はどうですか? 「My Eyes Adore You」の極上カヴァーや、タイトな4ビートでジャジーにきめた「Satisfy Me One More Time」がここに入ってるなんて、ジャケからは想像もつきませんよね。.
収録曲・データ
Leave It To Love / You Set My Dreams To Music / Satisfy Me One More Time / Rock Me Away / My Eyes Adored You // You're All I Need / I Got Love For You Ruby / At Least You Could Have Said 'Goodbye' / One More Time / Nights On Broadway
Produced by トニー・ハッチ。イギリスで録音されたライヴ盤で、当然発売もイギリスのみ。エレピを用いた70’sなグルーヴを持った冒頭の「It's Impossible」から盛り上がってしまいますが、なんといっても極めつけはファンキーに決めた「You Are The Sunshine Of My Life」! 徐々にテンポアップして最高のビッグバンド・グルーヴを聴かせてくれます。しっとりとしたナンバーでのいやらしさのない色気もいいですねぇ。.
アル・コーン・アレンジのビッグバンドでダイナミックに、スイートに歌いまくった傑作。「The Song Is You」「A Lot Of Livin' To Do」を筆頭に、グルーヴィーなナンバーが揃ってます。とにかくこの時期のグレコは絶好調で、曲のテンポが落ちようがスイングを止めない勢いがありますね。「Hallelujah I Love Her So」かっこいい〜!.
ビング・クロスビー72歳の年にイギリスでレコーディングした一枚。軽やかにスイングした「I Love To Dance Like They Used To Dance」、ジョニー・マーサーとのデュエットが楽しい「Good Companions」など、ヒップな洒落っ気満点の傑作。丁寧で気品あるオケはイギリスのアレンジャー、ピート・ムーアによるもの。この時代のアメリカではすでに作られる機会のなかった上品でヒップなアルバムです。見開きジャケには人生を振り返る写真がたくさん!.
【曲目】I May Be Wrong / Talking Is A Woman / Sh-h The Old Man's Sleeping / Don't Forget To Say "No" Baby / Casanova Cricket / A Man Could Be A Wonderful Thing / Put Yourself In My Place / A Tune For Humming // That's A Plenty / Gonna Get A Girl / For Everyman There's A Woman / Ten To One It's Tennessee / Coney Island Washboard / Some Days There Ain't No Fish / The Monkey Song / Rogue River Valley
【曲目】Look To Your Heart / Anytime-Anywhere / Not As A Stranger / Our Town / You, My Love / Same Old Saturday Night // Fairy Tale / The Impatient Years / I Could Have Told You / When I Stop Loving You / If I Had Three Wishes / I'm Gonna Live Till I Die
Columbia以前のアンディ・ウィリアムスには円熟一歩手前の若さあり。クインシー・ジョーンズによる絶妙の編曲を得て、ひと味違うクラシック・シャンソン・アルバムとなりました。アメリカとフランスのミュージシャン合同によるパリ録音。「Let It Be Me」をうまくフレンチ風味でアレンジしていたり、アコーディオンやストリングスが響くムーディな仕上がりも素敵ですが、ここではジャズっぽいクインシーのアレンジが光るナンバーを。4ビートのウォーキングベースとフィンガースナッピンが気持ちいい「Under Paris Skies」なんて、いかが?.
収録曲・データ
【曲目】Under Paris Skies / Let It Be Me / April In Paris / Mademoiselle De Paris / I Wish You Love / Domino // I Love Paris / Mam’selle / Comme Si, Comme Ca / La Valse Des Lilas / Boom / Au Revoir, Paris
自分の名前を冠した通算5作目のアルバム。チャート上では全米最高5位と、彼のアルバムとしてはもっともアメリカで上位まで達しました。一曲目の「I’m A Better Man」はバカラック&デヴィッド作、彼の声にとてもあった曲。メロディがマジカルでせつないです。「Gentle On My Mind」のファンキーさにも好感。69年のクリスマス・シーズンにシングル・リリースされた「Winter World Of Love」も素敵ですよ。.
4チャンネルステレオ盤。60年代を通じてMOR界の大スターであったジョニー・マティス。同じような立場だったアンディ・ウィリアムスが、70年代に入ってさすがにリリースを減らす中、マティスは着実に作品を重ねます。シルキーな声で同時代の名曲をカヴァーしてゆくのですから、一度好きになったら、あの声であの曲を聴いてみたいという欲求が絶えなくなったのでしょうね。タイトル曲や「Summer Breeze」「Don’t Let Me Be Lonely Tonight」など珠玉の選曲の好内容盤です。.
オズモンド・ブラザースのヤングなコーラスも最高なスパイラル・ステアケース「More Today Than Yesterday」のカヴァーを収録した傑作。A面を「Ballads」サイド、B面を「Not So Ballads」サイドに分けて、69年当時のヒット曲を気持ちよく歌っています。アル・キャップスの思いきりのいいアレンジが全体にハツラツとしてみずみずしいフィーリングを与えています。最高!.
収録曲・データ
【曲目】My Cherie Amour / You Are / Yesterday I Was Young / Love Theme From Romeo And Juliet / Quentin’s Theme // Good Morning Starshine / Sweet Caroline / Get Together / More Today Than Yesterday / Put A Little Love In Your Heart / Aquaris〜Let The Sunshine In
溌剌としたスウィンギーなヴォーカルを聴かせるKapp時代のジャック・ジョーンズ。アンディ・ウィリアムスのライバルであり、フランク・シナトラの跡目を継ぐのは彼だと目されていた時代なのですね。ゴージャスなバックを従えて気持ちよく歌ったアルバムです。「Girl Talk」のようなナンバーが絶品。「Brother , Where Are You」のような社会的なテーマの曲も交えた構成。彼の気骨を見ます。.
ニューポート・フォークフェスにも出演経験がある黒人シンガー。初期はフォーキーなスタイルでしたが、徐々にキャリアを多彩に広げてゆきます。このアルバムは「今の作曲家たち」というタイトルでロック/フォークロック世代の作家たちの楽曲をとりあげています。ビートルズ「In My Life」など選曲の妙もあるのですが、アーティ・バトラー、ジミー・ワイズナーのアレンジが素晴らしく、どの曲もハッとさせられます。.
出だしの「Tonight」から歯止め無しで突っ走るB面の流れにおひねり飛ばしたくなるライヴ盤! イギリスからやってきたショウビズ系男性ポップ・シンガー。「I Feel A Song Coming On」「Unchain My Heart」、つんのめりそうにグルーヴするビッグバンド相手に、堂々と歌い倒します。ポップ・ヴォーカルの伝統に添いつつ、60年代も半ばゆえにリズム感覚はタイト。.
カンツォーネから生まれた人気曲「I (Who Have Nothing) 」は全英16位/全米14位とヒットした彼の代表曲のひとつ。人気絶頂中に発表された作品で、彼の熱いソウルが全面的に展開されています。そんななかで、ロッド・マキューン作詞作曲の「Love's Been Good To Me」やバカラックのナンバーがとても繊細な味わいを添えています。やっぱり歌がうまいんです、胸を打つんです。.
収録曲・データ
【曲目】Daughter Of Darkness / I Have Dreamed / Love's Been Good To Me / Lodi / Try A Little Tenderness // I (Who Have Nothing) / What The World Needs Now Is Love / With One Exception / To Love Somebody / Brother, Can You Spare A Dime / See Saw