大阪アメリカ村のディスコから火がついたAORクラシック! これが今聴くともっと良いんです。16ビートを刻むクラヴィネットとハイハット、それにからむストリングス、泣けるメロディと三拍子そろったタイトル曲は、まるで歌謡曲。でもこれがディスコでは最強の組み合わせでした。日本では売れた盤ですが実はUS盤は意外と見かけない、という背景はネッド・ドヒニー「Hard Candy」と似ています。.
Magic.
Can't Give Up.
Our Goodbye.ポール・デイヴィスの日本で一番人気がある曲、といえばこれでしょう。「なんとなくクリスタル」世代直撃の名曲! そしてB面が、がっつりレゲエなオリジナル曲だったことにも驚かされました。しかもアルバム未収録曲。今ではポール・デイヴィスのこういう側面はほとんど語られないですよね。.
I Go Crazy.
Reggae Kinda Way.26年ぶりの新譜もリリースしたデヴィッドの記念碑的デビュー作がこれ。80年代初頭の空気を感じさせつつ、作り上げたファーストです。甘酸っぱくて都会的なとてもいい曲ばかり。ジェイ・グレイドンが当初プロデュースに当たる予定も多忙のためグレッグ・マティソンに変わり、ジェイはエグゼクティブな立場で参加しつつ演奏しました。ポーカロ兄弟、スティーヴ・ルカサー、デヴィッド・フォスター、ビル・チャンプリン、トム・ケリーなどカンペキに豪華なメンバーが参加。とてもナイスな気分のAORアルバムです。70年代であれば、とてもセンチメンタルなSSWだったと思います。.
Anywhere To Run To.
Boys Of Autumn.
Too Good To Last.前作「One Bad Habit」まで続いたトミー・リピューマのプロデュースを離れ、新たにマイケル・コリーナとレイ・バーダニのコンビにアレンジも含めて一任しての作品。A-1「Jelousy」をきくと、心なしか王道のAORサウンドにシフトを切り替えたような印象も。ジャケットに使用されているのはタヒチ時代のゴーギャンの名画です。.
Jealousy.
Ladie’s Nite.
Tahitian Moon.これを聴いて熱くならない人はいないAORの名曲「Steal Away」収録の名盤です! もし聴いたことがなければぜひ! クラッキンに提供した16ビートAORの理想型の「Nobody Else」などがオススメ。プロデュースはクラッキンのメンバーであるバネッタ&チューダコフのコンビ! 共作者にはブライアン・エリオットの名も。日本でも愛された名盤です。.
Steal Away.
Nobody Else.
Hot Rod Hearts.デビュー作から1年、絶頂期を迎えていたギタリスト&プロデューサー、ジェイ・グレイドンと組んでものにした傑作。マイケル・オーマティアン、 ディーン・パークス、ジェフ・ポーカロら豪華なミュージシャンの顔ぶれなどからAORファンには長く人気の1枚となっています。ちょっと色気を感じるしなやかでビターな歌声、エレピが美しく響くグルーヴが魅力です。「I’m A Camera」でのグレイドンのギターソロも有名です。カナダ出身の彼なので、ある意味地元盤。.
I’m A Camera.
Generalities.
Twilight.初期からトミー・リピューマがプロデュースに関与し、独自のくぐもったジャズフィーリングのあるシティサウンドを展開していた彼ら。この78年作で再びリピューマと邂逅。ウィル・リー、スティーヴ・ガッド、ジョン・トロペイ、ラルフ・マクドナルド、オーケストラアレンジにクラウス・オガーマンらと、完璧なメンバーを起用しての制作。Horizonというレーベルでリピューマが目指した真骨頂が、本アルバムのメロウ/クールが交錯する音像に集約されています。じんわり滲み出る真夜中の都市の叙情に包まれます。.
You Look Just Like A Girl Again.
The City.
Lonely People.英ハードロック人脈だった彼をジェフ・ポーカロ、デビッド・ペイチら、名うてセッションマンがLAでバックアップ。ロボ声気分シンセやコーラスが印象的な「Untouchable And Free」は、まさに今向け! 「The Wonder Of It All」も直球で最高。16ビートの快感を味わってください。かつてハイファイの「片寄明人セレクション・コーナー」を飾った1枚です。.
Untouchable And Free.
The Wonder Of It All.
The Way I Feel.完璧なまでのAORサウンド。男らしくてせつない歌声。ダイナミックな力量も素晴らしい。美メロがツボに入りっぱなし。胸が熱くなります。実はこの人、フランク・ザッパのバンドにも在籍したサックスマン。これがシンガーとしての唯一のアルバムで、マイケル・ロイドと本人の共同プロデュースです。マイケル・センベロ、スティーヴ・キプナー、バズ・フェイトンらが参加。83年制作ながら人間味のあるサウンドです。レア盤として本国でも価格上昇中!.
Bringing Out The Man In Me.
No Strings Attached.
Never Should Have Let You Go.イクイノックス・プロダクションで制作した名盤「Just About Love」と同年に制作された傑作。ロンリーでウォームなヴォーカルとシャープなAOR系サウンドがうまく溶け合っているうえ、ダイレクトディスクレコーディングでLAの最良のスタジオミュージシャンの演奏が刻まれているというアドバンテージもあります。なにしろメンバーはジェフ・ポーカロ、デビット・ペイチ、リー・リトナー、デイヴ・ハンゲイト、デヴィッド・フォスターら鉄壁!.
First In Line.
The Womanizer.
Begin Without Me.プロデュースはデヴィッド・フォスター。もともとソングライターとしても高い実力で、70年代後半からはAORシンガーとして確固たる地位を築いたアレン。AOR濃度としてはこのアルバムが最高かと。ジェイ・グレイドン、スティーヴ・ルカサー、ジェフ&マイク・ポーカロ、ペイジズ、そしてエンジニアにはウンベルト・ガティーカなど最高の布陣。曲作りにもフォスターが助力していて、いい曲ばっかりです。.
Fly Away.
I Could Really Show You Around.
Pass This Time.AORという潮流を生み出した傑作「Silk Degrees」に続くアルバムです。目立ったシングルヒットが出ていないので前作の陰に隠れがちですが、内容のクオリティは引けをとりません。今回もTOTO組、レイ・パーカー・ジュニア、マイケル・オマーティアン、ジェイ・グレイドンらLA鉄壁の布陣!.
Hollywood.
Still Falling For You.
A Clue.AOR+パワーポップな雰囲気がたまらないシングルです。なんと本名は「マイケル・ジャクソン」。混同が起きないように、ファーストネームだけの表記になっていたようです。デビューシングルですが残念ながらラストシングルにもなってしまいました。でも、やっぱりいい曲。.
Stay.
Neon Dreams.前作「Objects Of Desire」からトミー・リピューマとの共同制作ともいえた関係から離れ、自身の新たなサウンドパートナーを求めたマイケル・フランクス。ここから3作はロブ・マウンジーがプロデュースを担当します。若干デジタル色も強まってますが、基本的にはマイケル・フランクスとしての美学は一貫。ジャケの彼の写真を見ると、意外とまだまだ現役ジゴロで行きたかったのかも。.
Never Say Die.
Never Satisfied.
Alone At Night.アンディ・ウォーホルの手によるジャケで有名な1枚。中身もAORファンには充実のひとことです。ジェイ・グレイドン、ジョー・サンプル、ラリー・カールトン、リー・リトナーら豪華メンバーによる贅沢なサウンド。最高のミディアムメロウナンバー「Never Gonna Fall In Love Again」せつなく踊れます。全曲自作で、バラードもハイレベル。.
Never Gonna Fall In Love Again.
(You Bring Out) The Best In Me.
Do I Love You?.ジャケはハードロック・バンドのようですが、中身は素晴らしく洗練されたブルーアイドソウル/AORです。ちょっと男臭さもあって、ペイジスやブルックリン・ドリームスが好きな人はたまらないはず。バンド形式としての活動はこれ一枚で解消し、リード・ニールセンとマーク・ピアソンのデュオとして活動します。.
Once In Love.
Wasn’t That The Love.
Down To The River.Epicでの充実した3作を経て、Private Stockに移籍しての唯一のアルバム。彼に「Escape」の大ヒットなどで本格的な成功が訪れるのは次作以降のため、やや評価されにくい位置づけにある作品ですが、サウンドや世界観の完熟を前にした作品となっています。最高にアーバンなメロウディスコ「So Beautiful It Hurts」をぜひ!.
Less Is More.
So Beautiful It Hurts.
Town Square & Old School.熱く疾走するダイナマイト級ブラジリアングルーヴ「Jack Miraculous」を聴いて、足腰&胸が躍らない人はいないでしょう! カナダ出身の孤高のマルチプレイヤーのセカンド。熱気と清涼感が絶妙にクロスした初期の作品は格別。この浮遊感とファルセットボイスが最高! 厳しく突き詰められたサウンドには孤独が映ります。.
Jack Miraculous.
Felicia.
People Gotta Move.1977年作品。快活なポップソングや繊細なバラードに持ち味のある人ですが、このアルバムはAOR路線(スーツできめてます)。全曲ドラムはジェフ・ポーカロ。メロウな16ビートやバラード、ドライヴ向けのダンサブルなナンバーなど、AORのツボを抑えた好内容! 彼の作品中、AORファンに一番人気なのはこのアルバムかと。.
Fool For Your Love.
I Want You Back.
Easy To Love.ブルーアイドソウル的なセンスを前面に出したファーストソロです。チャート的な成功はこのあとのアルバムからですが、内容はデヴィッド・フォスターがプロデュースした名盤中の名盤! ジェイ・グレイドン、レイ・パーカー・ジュニア、ジェフ・ポーカロ、デヴィッド・ペイチ、スティーヴ・ルカサーなど、この時期に考えられる最良のメンバーによる最良のAOR!.
What Good Is Love.
I Don’t Want You Anymore.
Love Is Forever.ソングライターとして幾多の素晴らしい作品を書き残してきたこの人。80年代最初にして唯一のソロ作がこちら。ジェフ・ポーカロ、デヴィッド・フォスター、スティーヴ・ルカサーらがバックアップしたこともあり、AORファンにも受け入れられました。同時代の流行に比べて派手さやダンサブルさは控えめなサウンドですが、シンガーとしても表現力を増した彼の歌声には信頼感を覚えます。アート・ガーファンクルに提供した「Scissor’s Cut」の自演版、素晴らしいです。.
Angel Heart.
Scissor’s Cut.
God’s Gift.70年代後半以降、ソングライターとしてのみならずAORシンガーとして、ダンスも含めたパフォーマーとしてのステータスをあげていったピーター・アレン。この83年盤はチャーリー・カレロのプロデュース。デジタルリヴァーブ全盛なサウンドになっていますが、ブルーアイドソウル・フィーリングは健在。デヴィッド・フォスターも参加。かっこいいドラムはヴィニー・カリウタ。.
Not The Boy Next Door.
You’ll Always Get Your Way.
Somebody’s Got Your Love.冒頭からたまりません、微妙に横揺れするこのメロウな16ビート「You're Good For Me」。南部のカントリー系白人音楽感覚を洗練すると、実はAORへと繋がってくる(たとえばロブ・ガルブレイスなど)ことを、証明する作品でもあります。かつて金澤寿和さん執筆「AORライト&メロウ」に掲載されて話題となった作品。改めて聴くと確かに良いです。.
You're Good For Me.
Nobody's Hero.
There’s A Love.「Brother To Brother」と共に、彼の代表作に上げられることの多い81年作。AORにカテゴライズこそされていますが、サウンドクリエイターとして30年余も孤高の存在で有り続ける人です。周囲のミュージシャンとの交流も少なく、いかにも孤高と評するのがふさわしいのに、作り出す音楽はメインストリームのど真ん中。それも気合い充分で、その迫力はすごい。白人・黒人の双方の音楽を、高い場所でまとめ上げて独自のブルーアイドソウルです。.
I Believe.
Living Inside Myself.
Sally.80年代ど真ん中な感じがちょっと気恥ずかしい感じのジャケットですが顔ぶれがいい。デビット・ラスリー、ラルフ・マクドナルド、アシュフォード&シンプソン、 マーティン・ブリーリーらということで、AORファンにひそかな人気がある1枚です。80年代的な打ち込みサウンドが主体ですが、ロバータ・フラックが歌うミディアムテンポのバラードA-4「One Road Leads To Another」などもとてもいいです。こういうものはまず復刻が望めないのです。詳しい曲目とアーチスト名は、曲目欄で。.
Why You Wanna Break My Heart.
One Road Leads To Another.
The Jungle.ボズ・スキャッグスの日本での人気を決定的なものにしたラブバラード。あらためて聴くとデヴィッド・ペイチのピアノとアレンジもとても重要。彼がマーティ・ペイチの息子であることを今さらながら思い知らされました。B面も人気曲!.
We’re All Alone.
Lido Shuffle.イギリス人ディスコマスター、ビドゥが手掛けたコケティッシュな魅力の美女シンガー。四つ打ちが主流になってしまう前の、ディスコのおおらかな時代を象徴する存在のひとりです。日本では「Oh! クッキーフェイス」でもおなじみかも。英米でヒットした「Dance Little Lady Dance」や、まるっきりジャクソン・ファイヴな「Dr. Love」などを収録した人気盤!.
Dr. Love.
Dance Little Lady Dance.
It’s Time For A Change Of Heart.カナダ出身のマーク・ジョーダン。セカンド「Blue Desert」へのAOR界隈での評価があまりに高いので、このデビュー作の存在がかすみがちですが、ネッド・ドヒニー的な再評価がいつ起きてもおかしくない存在です。スティーリー・ダンでおなじみゲイリー・カッツがプロデュースしたこちらもソリッドでナイーヴで踊れて! TOTO組、デヴィッド・フォスター、 ラリー・カールトン、チャック・レイニーらが参加。.
Survival.
Marina Del Rey.
One Step Ahead Of The Blues.デイヴ・メイスン・バンド出身のマイク・フィニガン(ソロ作も人気です)とジム・クルーガー、ボズ・スキャッグス・バンド出身のレス・デューデックと組んだ職人肌バンド。ヘビーメタルみたいなジャケットですが、よく練られたアレンジで爽快なシティサウンドが詰まってます。うまくメロウに転化させる手腕は、さすが達人たちのグループという感じ。.
Angels Fall.
Just Like The Weather.
It’s All About You.ウェストコーストのカラッとした空気感とメロウネスを兼ね備えたバンド。70年代の大人気グループでしたが、当時よりも彼らのブリージーな魅力は今のほうが通じやすくなっているかも。4作目にして、最大のヒット曲「Love Will Find A Way」を収録した人気盤。マイクとスティーヴのポーカロ兄弟がバックアップしています。.
Love Will Find A Way.
Don’t Want To Live Without It.
You’re Out To Lose.