ハワイアンと近似値の高い音楽で知られるタヒチのミュージシャン、オーギー・ゴーピル。ジャズの影響を強く受けた土俗的な部分と洗練された部分が混ざり合ったコーラス! 50年代にDeccaなどアメリカ本土のレーベルに録音を残していることで知られていますが、この私家版的な発掘音源はなんと30年代のもの! すでに、こんなににダイナミックな音源があったなんて!.
Vana Vana.
Manue.
Mokihana.のちにジャズ/フュージョン界で活躍するキーボード/スティールパン奏者アンディ・ナレルがまだ少年時代にリーダー(どうみても12、3歳!)として吹き込んだ、かわい〜いスティールバンド・アルバム。「Downtown」のカヴァーもいいし、大瀧詠一「恋はメレンゲ」の元メロディ「Compadre Pedro Juan」もいい。「Hold On To Your Man」はヤン富田さんネタでも知られるロード・キッチナーの十八番。.
恋のダウンタウン.
Hold On To Your Man.
Compadre Pedro Juan.アメリカ中西部ポルカの星、リル・ウォーリー。山ほどのポルカアルバムをリリースしている名士ですが、このジャケットは強烈すぎました! 豹柄ビキニのガールズに囲まれて電話をかけてるシチュエーション。これはいったい何? パーティーの予約? 世界的にサーチされている珍奇ジャケ盤! 踊らにゃ損です!.
Hitsitty-Hotsitty.
Big Bouquet Of Flowers.
Everyone Loves Someone.1950年代にタヒチで録音されたボラボラ島の太鼓音楽をA面に、タヒチに伝わる伝承歌/チャントをB面に収録したアルバム。フィールドレコーディングではなく、比較的設備が整ったスタジオでの録音と思われます。どちらの演奏にも迫力とスピード感があるのがタヒチらしさ。ハワイのリラックス感とは違う感触を味わってください。裏ジャケにはPANAM航空の協賛が!.
Pate Matai.
Tamure Paumotu.
Matai Arofa.1970年6月21日、NY近郊での交通事故で危うく命を落としかけたカリプソニアン、ロード・ネルソン。2年間のブランクを経た彼が制作した陽気な復活作。マイティ・スパロウ直径のシャープさとタフネス、やわらかさを兼ね備えた歌心。なにより全曲が彼のオリジナルという作曲能力にも見るべきものがあります! 気持ちいいNY産カリプソ!.
Vero.
My Son.
Mrs. Big Stuff.ハリー・ベラフォンテのバックコーラス隊などで活躍したジャマイカ出身のカリプソシンガー。おそらくこれが唯一のアルバム。世界各国を旅して回った経験のある彼だけに、フランス語で歌われたナンバーも収録。フォーキー/トラディショナルな側面を活かしたサウンドと彼の深みのある歌唱は、快活で踊れるカリプソとはまた違った、ハートに沁み込んでくる感覚。.
Stay ‘Way.
Donkey Don’t Want To.
Oh What A Lovely Spot.その名も「イスティクバルと即興」。なんでまたエムで古典ピアノ作品??と訝しむなかれ。耳障りはいいが、これが実は相当な孤高・異端作品なのである!! なぜ孤高かといえば、そもそもアンダルシア古典音楽でピアノは末席中の末席、スカンドラニが現代に開拓したも同然の演奏法であること。なぜ異端かといえばこの人以前のアンダルシア音楽のコンサートでピアノ独奏はありえず、また、題名にもなっている「イスティクバル」(アンダルシア宮廷音楽の様式のひとつ)をピアノでやるなど誰も考えつかなかったのだそうです(当時も物議をかもした)。ここで展開されるオリエント/西洋/アフリカが鍵盤上で優雅に交差するさま、その不思議な世界が最大の魅力です。.
生まれた年も不明で、アルバムはこれ1枚きり。フォークロック世代のイタリアンガールシンガーで、なぜかそれがアメリカでもリリースされたのでした。ブロンドの長髪、ものうげな表情から、フランソワーズ・アルディ的な儚さをイメージしますが、彼女の歌声はもっと強気でメッセージ的。でもそのまっすぐさとロック感覚が魅力です。.
But What Do you Know?.
Sailor.
Where Have All The Flowers Gone?.キング・タビーにエクスペリメンタル/インダストリアル成分を注入し発展させたDUBのためのDUBミュージック元祖、リンド保安官1988年名盤『世界を震撼させた十のダブ』2025年エディション。オーストラリアの実験音楽アンサンブル、ループ・オーケストラの一員、アンソニー・メイハーがシェリフ・リンド(リンド保安官)の名で、セヴァードヘッズらの助けを借りて250枚制作した伝説的1stアルバム。非ジャマイカン・ルーツ・ダブの金字塔であり、ジャマイカ由来の手法「DUB」が音楽ジャンルとして自律した以降のDUB作品の原型となる歴史的重要作。.
北米にカリプソ旋風を巻き起こしたミスター・カリプソがしばしのポピュラー路線を経て5年ぶりに発表した純カリプソ・アルバム。カリプソ・ファンにはおなじみB-1「Jump In The Line」のワイルドなオリジナル・ヴァージョン収録。豪快で不敵でダンサブルな彼の本質にガツンとやられます。トリニダードのスティールバンドも参加!.
Jump In The Line.
Sweetheart From Venezuela.
Go Down Emanuel Road.ロス・マチュカンボスはフランスで結成されたスペイン、ペルー、コスタリカ人の3人によるトリオ。女性シンガー、ジュリア・コルテスを中心に、南米の風情を音楽に落とし込みます。この時期にこのレーベルから出ていたパーカッション系ラウンジのレコードとは趣が異なる歌ものなんですが、カーンと抜けた音質が気持ちいいんでしょうね。流れるようなインディアン・ハープの音色も聴き物です。.
Adios.
Pepito.
La Cucaracha.バルバドスの白人5人組によるトロピカルポップ! ダバダバコーラスがナイスなアッパーカリプソ「Winston Spree」やド迫力ドラムソロからパワーポップ展開を見せる「Old Days」など聴き所多数! ポップスから何からごちゃまぜなローカルでヤングなテイストだからこその迫力あり! キャッチーなサウンドとビートにのけぞってしまいます。.
Winston Spree.
Old Days.
Fever.「平和なアジア」の心象風景を託した琉球電子サロンミュージック。この二つとない逸品『水中庭園』(1993)の発表30周年を祝した初LPリリース。沖縄の音楽家、コージュンこと國場幸順(こくば こうじゅん)。「平和なアジア」とは、海上交易で繁栄したかつての東アジア 東南アジアの営みを想像したもので、そのネットワークでは物だけでなく音も行き来し、どの音楽(音階)も新しく「ポップな」ものとして迎えられたと彼は思い描く。.
レゲエ(ロックステディ)でポップチャートに登場した第一世代。高い声のヴォーカルが泥臭さではなく洗練を感じさせたのも彼がウケたポイントでした。全英7位の大ヒット(アメリカではチャートインせず)。.
It Mek .
Problems.左から、レモン、ナイフ、伊達男、コップいっぱいのテキーラ、塩。メキシコ産のマリアッチバンドなんですが、フィドルも聴こえる現地感そのままにジャジーでラウンジーな要素を取り込んだ他にはないサウンド。そのアンサンブルでやる「Tequila」は、何だか本家返しみたいな感じがありますね。うららかな午後に酔っぱらって聴きたいです。.
テキーラ.
Cielito Lindo.
La Cucaracha.ブロンディがカヴァーした「夢見るNo.1(The Tide Is High)」のオリジネイターとしても知られるレゲエマン。70年代前半はUKヒットを連発したスターでした。アメリカではレオン・ラッセルのShelterからシングルがリリースされていたんですね。A面はニール・ダイアモンドのカヴァー。B面はストリングスの使い方が新鮮!.
Holly Holy.
Do You Want Me.地中海に浮かぶスペインのリゾートアイランド、マジョルカ。そのおおらかで開放的なイメージでスペインのアーティストを集めたコンピレーションです。キュートかつスピーディーなガールポップを聴かせてくれるロス・ミニモスを2曲収録しているのがうれしい! いろんなスタイルの曲が入っていて、旅行のカタログを眺めてるような気分!.
El Puente.
Congratulations.
Guantanamera.インド人作曲家シャンカール・ジャキシャンとシタール奏者ライス・カーンによる。インドジャズ大傑作! ジャズ演奏にシタールがトローンと乗っているようなものではありません。ジャキシャンのコンポジションは、インド伝統音楽に西欧のジャズの話法をとりこんで、自分たちのオリジナリティにまで昇華させたもの。エレキギター2本、フルート、タブラも交えた10人編成。エキゾチカのひとことではとても片付けられない異次元ジャズです! レアなステレオプレス!.
Raga Malkauns.
Raga Jaijaiwanti.
Raga Todi.現代音楽や映画音楽を主に紹介していたColumbiaのMasterworksレーベルで発売されたバリのガムラン音楽です。おそらくスタジオに現地の楽団を招いてのレコーディングで、音の良さにおどろかされます。この時点ではまだFolkways的なフィールドレコーディングなどでしか存在しなかったはずの音楽を、60年前に最良の音質で残してくれたことに感謝!.
Baris-Bapan.
Legong.
Pemungkah.エクアドルの兄弟ポップバンド! これがファーストアルバムですが、アメリカ盤がリリースされていたことが驚きです。キッズポップの魅力と、赤道直下の国ならではなのかナチュラルにサイケデリックなアレンジが施されたサウンドが絶妙に融合。この感じ、メキシコとも南米とも違う独特なんです。ぜひ試聴してみてください!.
Yo Me Aburro, Tu Te Aburres.
Ven Besame.
Manana.カリブ海の島国バルバドス出身のフォーキーなカリプソ・グループ。1960年代初めに結成され、観光親善大使のように世界を巡演して人気を博しました。アルバムの数も多い人たちですが、拾い物のトラックが結構あるんです。このアルバムだとメアリー・ホプキン「Goodbye」(ポール・マッカートニー作)のカヴァーがリズミカルでさわやかで!.
Goodbye.
Quatro, Bottle And Spoon.
Trouble.「架空の部族の奏でる音楽を空想する」というコンセプトの元に結成されたアルゼンチンの五重奏団、クラン・カイマン(和名:カイマン族)のサード・アルバム完成。本作ではその有機的な室内部族音楽に現代エレクトロニクス技術を持ち込み、初のヴォーカル曲も導入して跳躍。おなじみの催眠中毒度は最強に。.
50年代の録音と思われるインド人歌手(女性と男性)のカップリング盤です。インド人の女性歌手というと、ラター・マンゲーシュカルの歌う超ハイトーンの映画音楽というイメージでしたが、このウトパラ・センは、ちょっと違った雰囲気。アコーディオンみたいな楽器の音色や、全体的にアコースティックなアレンジが新鮮です。B面の男性シャマール・ミトラは、タブラやシタールが鳴り響く中、朗々と歌います。.
Jhikmik Jonakir Deep Jwale .
Dola Diye Jaai Ke.
Bhramara Tui Jashne Shekhane.太平洋上にあってハワイ音楽とも通じ合う個性のあるタヒチの音楽ですが、聴き比べるとこちらのほうがとてもリズミカルとわかります。ヴォーカル曲もハワイ的なおおらかさではなく、バネがあって反復感のあるもの。ここに収録されているのは土着的なパーカッションから、歌や弦楽器のはいったリズミカルなものまで、タヒチアンダンス音楽のさまざまなヴァリエーション。ポピュラー音楽以前の姿を伝える貴重な録音でもあります。.
Tauri Te Matai.
Vahine Taumotu.
To To To E.80年代のオーストラリアに突如現れたクレイジー・ダブ・マシーン、シェリフ・リンドの2ndアルバム『Aftershock Dubs』(2014年)が、12年ぶりにアンコールプレス! リンド保安官のレゲエへの愛と知識とソウル・サイエンスが凝縮した、ダブの歴史における重要なピースとして国際的に評価された続『Ten Dubs』ダンスホールDUB傑作! ルーツ・レゲエから00年代のデジタル/ニュー・ウェイヴをつなぐダブ・リズム一本勝負。完全ダンスホール仕様ヘヴィーウェイト必殺スペシャル集!.
ラベルに小さく書かれた“Recorded in Europe”の字に注目しました。ということは、ロンドン録音でしょう。ロード・キチナーらと同様、イギリスで流行を誇ったUKカリプソ音源かなと。ダンスし、笑い、反骨精神旺盛な歌詞にニヤリとするグッドカリプソです。「Calypso Beat」「Capullito De Aleli」など、かっこいいビート曲も収録。.
Let’s Go Calypso.
Mama Look A Booboo.
Calypso Beat.ルイジアナの地元クラブでは毎晩のようにこんな演奏が繰り広げられていたし、今もそうなんでしょうね。地元の人気者ネイサンの演奏と全国区のブーズーを片面ずつカップリングしたナイスアルバムです。R&B的な粘り気も味な前者と、勢いがすばらしい後者。もしその場に居合わせたら躍り狂っているでしょう!.
Everybody Calls Me Crazy.
Dog Hill.
Stomp Down Zydeco.トリニダード・トバゴでは、今も国中で無数のスティールバンドが競い合うコンテストが開催されているそうです。60年代、エッソ・スティールバンドの世界周遊演奏などで、この楽器への注目が高まっていった時期の現地録音盤。2つの人気バンドの演奏が片面ずつ収録されています。同じ曲「Melda」を両方ともやっているので聴き比べも一興!.
My Brother Your Sister.
Melda.
Orpheus In Hades.ナイジェリア出身で渡米後にアフロパーカッション奏者として人気を博し、1960年代にはColumbiaで数枚のアルバムを残したオラトゥンジ。70年代に世界中で大ヒットしたマヌ・ディバンゴの「Soul Makossa」に同調して作り上げたアルバムです。アメリカで築き上げたキャリアを発揮し、ジョー・ヘンダーソン、レジー・ルーカスらが参加。力強いアフロファンクを展開しています。.
Soul Makossa.
Takuta.
Dominira.ラブリーな少女3人ヴォーカル+子供ドラマー from 香港! 当時「エド・サリヴァン・ショー」などにも出演してアメリカでも人気者になってました。ジニー・チュー単独名義のLPもありますが、弟妹たちが大きくなってきたので子供たちで一座を組みました。そのお披露目EPです! なんとピクチャースリーヴ付!.
Introduction By Ginny Tiu ~ Working On The Railroad.
Never On Sunday.
Till We Meet Again.