再結成を経て、いまも活動を続けるイギリスのネオスカ・バンド。彼らの全盛期にリリースされたサード・アルバムで、商業的な成功という意味でもこれがいちばん上(全英18位)でした。その原動力となったのが本作収録のシングル「Can Can」(3位)「Walking In The Sunshine」(10位)の2曲でした。パーティー・スカなら任せてくれ!という勢いを感じますね。.
【曲目】Don't Stop The Carnival / Chinita / Trinidad Carnival Time / Lena / Black And White (Together) // Out De Fire / Season For Carnival / Custer's Last Stand / Mango, Coconut, Sugar Cane / Elegant Donkey (Jackass)
北米にカリプソ旋風を巻き起こしたミスター・カリプソがしばしのポピュラー路線を経て5年ぶりに発表した純カリプソ・アルバム。カリプソ・ファンにはおなじみB-1「Jump In The Line」のワイルドなオリジナル・ヴァージョン収録。豪快で不敵でダンサブルな彼の本質にガツンとやられます。トリニダードのスティールバンドも参加!.
カリブ海出身でイギリスで活動したスティールバンドだそうです。いかにもイギリスという証拠に「Girl Town Ska」というタイトルの曲があったり(曲調はそれほどスカではないですが)。おなじみのカリプソ・レパートリーに加えて、ディランの「風に吹かれて」なんかもやってます。.
収録曲・データ
【曲目】Quando Quando Quando / Yellowbird / El Toro / Mary Ann / Archie / La Golondrina // Mangos / Wings Of A Dove / Girl Town Ska / Blowin’ In The Wind / Peanut Vendor / Kingsley’s Special
ラベルに小さく書かれた“Recorded in Europe”の字に注目しました。ということは、ロンドン録音なんでしょうね。ロード・キチナーらと同様、イギリスで流行を誇ったUKカリプソ音源かなと。ダンスし、笑い、反骨精神旺盛な歌詞にニヤリとするグッド・カリプソです。「Calypso Beat」「Capullito De Aleli」など、かっこいいビート曲も収録。.
作詞作曲も手がけるしゃがれ声がかっこいいウォルター・ニーナのモッドなセンスに注目を! 本作のリード曲でもある冒頭のスキンヘッド・レゲエ「I’m Gonna Shoot The Deejay」や「Cantara Pepe」を聴けば、彼らがイギリスのスペシャルズやモッズ・カルチャーに感化されたであろうことが想像できます。これがファースト・アルバム。「It Takes A Sheriff To Cry」は、ボブ・マーリー「I Shoot The Sheriff」へのアンサー・ソングでしょうか? テイストは違えどダルでサイコーです。.
【曲目】America / This Guy’s In Love With You / River Deep, Mountain High / Yellow Bird / Puppet On A String // Do You Know The Way To San Jose / Hey Jude / Mrs. Robinson / Watermelon Man / Sunshine Girl
MODなインスト+スティールパンという現代の好奇心旺盛なリスナーの意表を突いた大傑作! しかも全編コーラス付けてるのが英ライブラリー界の女王バーバラ・ムーア率いるシンガースと来た! のちにジェフ・ベック・グループに参加するクライヴ・チェアマンがベースで在籍し、リズムはマジでタイト&グルーヴィー。激しいカリプソな「Bach To Minor」もいいし、「Day Tripper」で感電死! メロウな「Mild And Bitter」を夕暮れどきに。.
収録曲・データ
【曲目】Hold On, I’m Comin’ / I’m In Love / Mild And Bitter / More And More Amor / Bach To Minor // Get Ready / My Girl / Hong Kong Mambo / Day Tripper / The Click Song #1 (Uqongo Thwani)
奇才がセカンド「Discover America」で極めたカリブ音楽を、さらに自分なりの手法で北米音楽と共に消化し、ポップに紹介したサード・アルバム。ドラマチックなタイトル曲や、カリプソDJ感涙のB-1「Love Is The Answer」などポップな聴きどころが多いのも特徴。ピアノ弾き語りのAラス「You’re A Real Sweetheart」も短いながらも大名曲。.
【レーベル】Xanadu Records【品番】4059【発売年】Mid70s【発売国】Bahamas, The
ジャケット:EX++<良品> / 盤質:M--<良品+>
汚れ(表)(弱) / 角折れ(上右)(小)
ステレオ
B面の終わりのフェードアウト部分にプレスミスによるノイズが少し。
バハマ産のおもてなしカリプソ!
バハマはキサナドゥ・ビーチ・ホテルの看板バンド、Wilfred Solomon & The Magneticsのファースト・アルバム。レゲエにカリプソ、”ソウル×カリプソ”ことソカを中心に心地よさ抜群の南国音楽を披露。後にブロンディーが大ヒットさせた、ジャマイカのコーラス・グループ、パラゴンズのヒット・ナンバー「The Tide Is High」のカヴァーが出色です! 日本では某CMでお馴染のナンバーですね。.