出だしの「Tonight」から歯止め無しで突っ走るB面の流れにおひねり飛ばしたくなるライヴ盤! イギリスからやってきたショウビズ系男性ポップ・シンガー。「I Feel A Song Coming On」「Unchain My Heart」、つんのめりそうにグルーヴするビッグバンド相手に、堂々と歌い倒します。ポップ・ヴォーカルの伝統に添いつつ、60年代も半ばゆえにリズム感覚はタイト。.
【曲目】Here's That Rainy Day / Two Different Worlds / The Shadow Of Your Smile / Where Is Love / Ev'ry Time We Say Goodbye // I'm Always Chasing Rainbows /We'll Be Together Again / Joey, Joey, Joey / The Folks Who Live On The Hill / Speak Low
「シャル・ウィ・ダンス?」。ミュージカルの殿堂ブロードウェイ・ナンバーで踊れてしまう奇跡のナンバーがここに。60年代随一のヤング・ダンディが歌う、魅惑のフィンガー・スナッピン・ミュージック! 「Shall We Dance」なんかはまさにその典型! 空駆けるようなかっこよさです。B-4「A Lot Of Livin' To Do」もいいなぁ。.
「007ロシアより愛をこめて」の主題歌を歌ったことで世界的に名が知られたイギリスの国民的シンガー、マット・モンロー。本国での知名度に比してアメリカでのリリースは比較的少なかった彼が、Capitolで臨んだアメリカ録音盤です。さすがの歌のうまさですし、彼のヴァージョンの「Strangers In The Night」など興味深く聴けますよ。.
【曲目】I Cried For You / Love Letters / What Is This Thing Called Love / Love Is Nothin’ But Blues / Love Me Or Leave Me / Blue // Love Is A Serious Thing / It Could Happen To You / I Ain’t Got Nobody / There’s No Fool Like An Old Fool / Somewhere Along The Way / The Blues Don’t Care
【曲目】Put The Blame On Mame / Swinging On A Star / My Gal’s Come Back / Playing The Field / Heart And Soul / Love Is A Many-Splendored Thing // Honeysuckle Rose / Isn’t It About Time / Wishing / As Long As I Live / I Didn’t Know About You / But Not For Me
メリハリのばっちり利いたオシャレなアレンジはモート・ガーソン。Atlantic時代の当たり曲「Comin’ Home Baby」の新アレンジ版に始まり、サークルの「Red Rubber Ball」やバカラックの曲をマンフレッド・マンがヒットさせた「My Little Red Book」まで、斬新すぎる選曲です! 「Better Use Your Head」は素敵なソフトロックジャズ!.
収録曲・データ
【曲目】Comin’ Home Baby / Homeward Bound / My Little Red Book / Walk On By / If I Had A Hammer / Strangers In The Night // Better Use Your Head / Time / Secret Agent Man / Pretty Flamingo / Red Rubber Ball
ナット・キング・コールの死から2年後にリリースされたシングル曲や未発表曲を収めたコンピレーションです。ラルフ・カーマイケル、ネルソン・リドル、デヴィッド・キャヴァナーら曲によってアレンジャーが異なるので、聴いていて楽しいです。サンバを取り入れたご機嫌なブラジリアン・チューン「Brazilian Love Song」は、トム・スプリングフィールドのヴァージョンでご存じの方もいらっしゃるかもですが、コール版も素敵です。.
アル・カーシャのプロデュースで、晴れやかな持ち味を存分に活かした代表作。ビッグバンドでうきうきと踊らせてくれる「Cotten Fields」「Around The World」「Volare」あたりからとりあえず入門。ポップスとしてヒットした「Go Away Little Girl」や「Moon River」の柔らかいポップセンスにも心ほだされます。奥様のイーディ・ゴーメとともにに人気絶頂期だけに、サウンドもゴージャスかつきめ細やか。.
Columbia Special Products規格のリイシュー(オリジナル・リリースはEpicで1964年)。
エンターティナーとしての本物の実力!
大らかなスウィング感で聴衆を虜にするバディ・グレコ。大いに弾けた64年のライヴ盤。ピアノインストによる「Get Me to the Church on Time」のアッパーなグルーヴはどうですか! ロッキンでノリノリの「Zip-A-Dee-Doo-Dah」も最高! 歌にも演奏にも若いエネルギーが濃厚で、エンターティナーとしての本物の実力を思い知らされました! .
「Games People Play」のファンキーなイントロからいきなり驚く快作! このベース、弾いてるの誰なんだ?(キャロル・ケイですか?) ソリッドなグルーヴにも簡単に対応する彼のヒップ・センスに脱帽です。ワルツで美しく攻める「She's Leaving Home」も嬉しい選曲。そしてBラス「A Bucket Of Tears」はこれまたタイトなソウルフルチューン。かなり黒いノリを効かせたファンキーな一枚なのです。.
収録曲・データ
【曲目】Games People Play / Yesterday, When I Was Young / Happy Together / Windmills Of Your Mind / Midnight Swinger // Willie And Laura Mae Jones / A Time For Us / She’s Leaving Home / Hurry On Down / A Bucket Of Tears
RCA期(60年代末〜70年代半ば)のジャック・ジョーンズはコンテンポラリー・ポップスをぐっと大人びた雰囲気で。A-1「I 'll Never Fall in Love Again」のソフトに跳ねたアレンジが評判です。粋で洗練されたアレンジはアル・キャップス、ジミー・ハスケルらの仕事。「Sweet Child」など、ジャック本人が書いた曲もしっとりとして良いものです。.
収録曲・データ
【曲目】I 'll Never Fall in Love Again / Sweet Child / Easy To Be Hard / Josephine For Better Or For Worse / Spinning Wheel // A Time For Us / Isn’t It Lovely Together / I Keep Leavin’ Houses Behind / The Last Seven Days / And I’ll Go / Home
多作で知られる彼のサード・アルバム。Decca移籍後の一作目です。フランク・レッサー作のタイトル曲、「Sixteen Tons」のような他人のヒット曲、テリー・ギルキソンやリー・ヘイズの書いたフォークソング、そして自作「Jump Up (In A Field Of Clover)」を歌っています。ジャンルをこんなに横断した選曲なのに世界にはいつも彼ひとりだけ。つくづく不思議なムードの孤独をまとった才人。ハープが効果的にアレンジに使用されています。.
これがジョニー・マティスのセカンド・アルバム。パーシー・フェイスが全曲の歌伴をしています。それだけ彼のデビューにColumbiaレコードが期待をかけていたことがわかりますね。と同時に、この見事なアレンジはパーシー・フェイスがリズム・ナンバーに対応出来る人物である証でもあります。「That Old Black Magic」に即死です。.
男サミーの人生と夢を結実させたTV特別番組のためのサントラ。彼にとって、このかたちはベストなんでしょうね。実父 (シニア)のMCに続いて登場する子供時代のサミーの歌声にいきなりやられます。強烈にファンキーな「黒い炎」「For Once In My Life」など聴き所充分! 歌あり、寸劇あり、ボクシング(?)あり、見てみたかった…。.
Mr.ダイナマイト、サミー・デイヴィス・ジュニア・ミーツ・サム・バテラ! バテラはルイ・プリマのバックを務める、ノリノリの強者。そんな彼を迎えての迫力のR&Bジャズ盤。サミーのカタログの中でも、もっともドライヴ感あふれる一枚です。タイトル曲や「I Should Care」をはじめ圧倒的! ヒネリの効いた「There Will Never Be Another You」など、スタンダードも堂々と。これぞエンターティナーというかっこいい盤!.
70年代にレゲエテイストの「I Can See Clearly Now」を大ヒットさせるシンガー。じつはキャリアのスタートは1950年代末から。ポピュラー・シンガーとしての実力と身体的なバネが共存したスタイルで、すでにスターなのでした。はねたラテンビートの「Besame Mucho」で幕開け。アップテンポもバラードもかっこいいです。.
サミー絶頂期の、ゴージャスでヒップなアルバム。スキャットも冴える爆発的なダンス・ナンバー「I'm A Brass Band」、スインギーな「I've Got You Under My Skin」、聴き所も泣かせ所も揃ったナイス盤。哀愁とペーソスを兼ね備え、外連味のない直球のヒップネス。アルバムを聴きながら、晴れやかな気持ちになりますね。素晴らしい! バラードのタイトル曲は当時のサミーにとって起死回生のヒット曲(最高11位)でした。.
収録曲・データ
【曲目】I've Gotta Be Me / My Personal Property / I'm Glad There Is You / Here I'll Stay / I'm A Brass Band // If My Friends Could See Me Now / I've Got You Under My Skin / Somebody / She Believes In Me / Sweet November