さやわかなアコースティックセンスと頭脳的な曲作りが共存した最上級のSSWデュオです。クリス・スフェーリスはのちにソロ活動を続けますが、デュオとしてはこれが唯一のアルバム。さわやかに漂う青春の香り。でもちょっとひねくれてる感じなのもいいのです。なかでも極上ジャジーな雰囲気で始まって絶妙にひねりの効いたサビで完全にKOされる奇跡のナンバー「Follow My Feet」はHi-Fiのお客さん全員に聴いてほしいくらいの上出来! この曲、歌詞はアドリブなんですって!.
4チャンネル盤! アルバムとしてはサード。ここから大ヒットした「リキの電話番号」からしてそうですが、ジャズへの想いがもっとも如実に出たアルバムでもあります。チャーリー・パーカーにちなんだナンバーが2曲(「Parker's Band」「Charlie Freak」)もあるし、彼らには珍しいカヴァー曲「East St. Louis Toodle-Do」はデューク・エリントンです。.
クリス・レインボウやパイロット好きにはたまらないUKスイートポップの名曲「Another Night Time Flight」をまず聴いてください。夜間飛行のグルーミーなムードを見事にグルーヴ化した傑作ナンバーだと思います。RSOからエルトン・ジョン主宰のRocketに移籍して、すごく彼らはよくなりました。メロディのしっかりしたポップ&メロウ名曲揃い!.
【曲目】New York City (You're A Woman) / John The Baptist (Holy John) / Can You Hear It Now (500 Miles) / The Ballad Of The Hard Rock Kid / Going Quietly Mad // Oo Wee Baby, I Love You〜Love Is A Man's Best Friend / Back On My Feet / Come Down In Time / Dearest Darling / Nightmare #5 / The Warning (Someone's On The Cross Again)
セカンドアルバム。「Keep On Truckin'」を聴くと、達者な演奏のなかにもアマチュアっぽい自由な感じがあって、彼らが心底このグループでの演奏を楽しんでいる姿がいつでも伝わってきます。キャロル・キングとのザ・シティを経て、ダニー・クーチマー、チャールズ・ラーキーらが結成したグループ。キャロル・キングもゲスト参加しています。.
【曲目】Overture / I Stand Alone / Camille / One / Coloured Rain / Soft Landing On The Moon // I Can Love A Woman / Blue Moon Of Kentucky / Toe Hold / Right Now For You / Hey, Western Union Man / Song And Dance, For The Unborn ..
トッド・ラングレンの2枚組ライヴ盤「Back To The Bars」発売にあたって制作されたプロモーション盤。A面にはアルバムから、ライヴのハイライトを(好選曲!)。注目はB面で、トッドと彼の親友であるパティ・スミス(!)による会話(パティがインタビュアーを務めるかたち)が片面全体にわたって収録されているのです!.
It Wouldn’t Have Made Any Difference.
I’m So Proud.
A Conversation With Todd Rundgren And Patti Smith.
60年代末にダリル・ホールと共にガリヴァーを組み、その後はソングライターとして地道に活動を続けてきた人です。本作ではジェフ・ポーカロらがサポートした、ナイーヴなソフトAORサウンド。AORファンを唸らせるのは泣きの名曲「Straighten My Love」。グッドタイミーにスイングする「Little Bo's Peep Show」も高得点ですよ。.
英国のSSW。ジェームス・テイラーがフィフス・アヴェニュー・バンドしたような……と都合のいいようなことを言ってますが、本当です。「If I Were You」が素晴らしい。カリブ・クエイ、ナイジェル・オルソンらエルトン・ジョンのバックバンド組を中心に、英国ロックの渋いところがサポートしています。当然、バラードもメロウ。「The Love You Put On Yesterday」にもメロメロです。.
収録曲・データ
【曲目】Kid's Stuff / If I Were You / Lover / The Love You Put On Yesterday / You Better Move // Dear Mary / Down To My Last Dime / The Invisible Man / The Rich Man's Love Story / Some / Open The Door
90年代以降に「Bad Girl Song」にやられた世代には説明は不要の、カナダの孤独でプログレッシヴなSSW。これは彼のファースト。後の作品とはやや趣の異なるポップなアレンジは、ライトハウスがバックを付けたから。その分、正直な若さが感じられる盤でもあります。このアプローチも興味深いし、サード「Consider The Heart」につながるのはこちらかも。初期トッド・ラングレン好きにも推薦です。.
こういうレコードをシティポップ名盤と呼びたいものです。自ら華麗に鍵盤を叩き、リリカルなポップスを紡ぎだすSSW。田中康夫著「たまらなくアーベイン」や金澤寿和著「AOR Light Mellow」などでも紹介されていたアイテムですが、あらためて聴くと70年代型シティボーイ・ポップスとしての完成度も高い作品と感じます。中でもB-4「Nickels And Dimes」はトッド・ラングレン風の傑作シティ・ポップ!.
収録曲・データ
【曲目】Fit To Be Tied / Music And Words / Son Of A Song And Dance Man / D-D-D-Dancin' / Love // New York, New York / Pavement Princess / Drinking / Nickels And Dimes / Made It Thru The Rain
前作「孤独の世界」への高い評価を受けて、ついにやりたいことがアルバム1枚では収まりきれなくなってしまったLP2枚組のサード・アルバム。ジェームス・テイラー「Country Road」やレイ・チャールズ「I Got A Woman」を自分流の解釈でカヴァーしたり、時代をとらえるためにあれもこれもと取り込んでいた彼の姿は、ずばりスタイリッシュな“あがき”なのだと思います。だから今もなお人の心を打つのでしょう。チャーリー・カレロとの共作「She Gets Me Where I Live」は「赤心の歌」の世界に連なる名曲。.
収録曲・データ
【曲目】Brand New Day / Piano Solo Introduction / I Got A Woman / Country Road / I Bought You The Shoes // Introduction / Easy Does It / Buckskin Boy / Love Theme From "The Landlord" // Sad, Sad Sunshine / Let The Dutchess No / She Gets Me Where I Live / A Rose And A Baby Ruth / Baby, Please Don't Go // God Sheds His Grace On Thee
ひ弱なファルセットで歌われるA-1「Your Heart Is My Heart」が最高なんですよ。ジェファーソン・エアプレインのドラマーだったジョーイ・コヴィントンが結成したバンドの唯一作。自分でリードヴォーカルも務めます。あの憎めない声は彼だったんです。混沌としてはいるけど、音楽愛と現代にも通じるナイーヴなマインドが刺さる! これは知られざる傑作なんです。.
ウィットに富んだポップスが好きな人を夢中にさせること間違いなし。NY産らしく、ひとくせもふたくせもあるシティポップの楽しみが詰まっています。抜群に渋いセカンド「On And Off Again」に人気が集中していますが、このファーストの知的かつノスタルジックなポップも最高なのですよ。ストリングス・アレンジはチャーリー・カレロ。.
【曲目】The Big One / When Home Provides No Comfort / Christine / Bogart // Motion / Same Old World / You Didn't Listen / African Sun / Wealth In The Wilderness
本名はエリック・サンピエール。1967年リリースのセカンドから4年ぶりのセカンドにしてラストアルバム。カナダのフランス語圏で活動したため全曲仏語。しかし同時代の英米シンガー・ソングライターのフォーキーなグルーヴを反映した内容はとてもいいです。タイトル曲や「Lady Strap Of Fan」「Le Reste S’entremele」をぜひ。.
NYのSSWチーム、キャッシュマン&ウエスト主宰のレーベルLifesongはフォーキーなプリAOR名盤の多い知る人ぞ知る好レーベル。天然カーリーヘアに髭面。でも、その顔には子供みたいな大きな瞳が覗くディーン・フリードマンは、生粋のニューヨーカー臭がぷんぷん漂う最高のSSW。セカンド・アルバム「Well Well Said The Rocking Chair」をハイファイでは長年プッシュしていますが、このファーストも捨てがたい。ジャズ風味豊かな「Funny Papers」そしてエレピが切ない「Humor Me」でノックアウト。.