ヒップホップ・ファンの間でクラシックとして重宝された「Funkin’ For Jamaica (N.Y.)」を収録。デイヴ・グルーシンのアレンジによる洗練されたメロウ・フュージョンを展開しています。ドン・ブラックマンが曲を書き、ウェルドン・アーヴァインがアレンジした「Forever More」も最高。ラストはセルメンのようなボサノヴァ「Weak In The Knees」。淡く美しい余韻を残して終演します。.
スタン・ケントン楽団のトランペッターとして頭角を表し、50年代半ばにはすでに次世代スター的な位置にいたメイナード・ファーガソン。彼を囲んで、ハーブ・ゲラー、ボブ・クーパー、ボブ・ゴードン、クロード・ウィリアムソン、ジョン・シモンズ、マックス・ローチ(!)が参加したロングセッション盤です。A面16分「Our Love Is Here To Stay」、B面17分「Air Conditioned」。モダンジャズの若さがさえわたっています。.
するどく伸びる痛快なトーンで人気を博したトランペッター、メイナード・ファーガソンのColumbia移籍盤。ドン・エリスの成功例を手本にしたのか、ロック・ナンバーを大胆にジャズ化しています。しかも本作はキース・マンスフィールドやケニー・ホイーラーをアレンジャーに迎えたイギリス録音。その分、演奏のソリッドさが増しています。ジェームス・テイラー「Fire And Rain」ローラ・ニーロ「Stoney End」など、そそる選曲。.
めりはりの効いた音色が身上の名トランペッター。60年代のポップな空気を吸い込んで、ユニークなビッグバンド・サウンドを展開します。裏ジャケに書かれた「Fabulous Ideas」という惹句は本当で、怒濤のビッグバンドや、ひとひねりしたボサノヴァなど、アレンジのデパートみたいな感じ。「On A Clear Day」は変化球。「Sidewinder」は直球剛球!.
切れ味の鋭いトーンで若手トランペッターとして頭角を表し、この時代には人気プレイヤーとなっていたメイナード・ファーガソン。ビッグバンドを従えての本作では、ダイナミックなスイングからリリカルな響きのバラードまで自在な対応力を見せてくれます。春の訪れに「It Might As Well Be Spring」はいかがでしょう。.
60年代Commandレーベルのドック・セヴェリンセンってかっこいい! ロックビートでトランペットを野蛮に吹きまくるB-1「What's Up Doc?」を聴けば本当にそう思えます。「Sing Sing Sing」のリフでアレンジした「If I Had A Hammer」も強引だけどセンス良し!.
収録曲・データ
【曲目】It Ain’t Necessarily So / Hey, Pretty Pussycat! / I Will Wait For You / Bluesette / Memories Of You / Malaguena / What’s New // What's Up Doc? / Theme From “Black Orpheus” / The Phantom Trumpet / For Mama ( La Mamma ) / If I Had A Hammer / You Are My Sunshine
トランペッター、メイナード・ファーガソンのドイツMPS録音。ビッグバンドのアレンジはロルフ・ハンス・ミュラー。すでに同時代のアメリカでは聴くことが難しくなっているストレートなビッグバンド・サウンド+ヨーロッパ的なシャープネスで構築された作品です。「It's Almost Like Being In Love」がシャープ!.
収録曲・データ
【曲目】It's Almost Like Being In Love / Knarf / Ole / Dancing Nitely // Tenderly / Whisper Not / Got The Spirit