かっこいいジャケで知られる1枚。ここでいう「ロック」は「ロックンロール」ではなく、2拍目と4拍目を強調する40年代のダンスリズムとしての「ロック」です。でも、これが小刻みに揺れ出して「ロックンロール」の元になった説もあるんですけどね。50年代、ティーンたちはこの空気感も楽しんでました。2曲で歌うジーニー・パウエルもいい感じ。.
Yesterdays.
Wanna Do Nothin’ All Day.
Teen Rock.ギッブバンドの開拓者スタン・ケントンが挑むジャズスタンダードの世界。タイトルに「影」の文字を持ってきていることからも想像できますが、その表現のひんやりとした感覚にしびれます。スイングビッグバンドとはまったく違う、抑制的にアレンジされたコンポジション。メンバーには若き日のドン・セベスキーやビル・チェイスもいます。.
Willow Weep For Me.
Django.
I Get Along Without You Very Well.クインシー・ジョーンズとの共演でも知られるスウェーデンのバンドリーダーのジャズ作品。ベンクト・ハルベルク、アルネ・ドムネラスなどスウェディッシュ・ジャズの名ミュージシャンを揃えたビッグバンド編成です。アメリカのジャズスタンダードに交えて自作曲をいくつか交えた構成。格別に奇をてらったことをしているわけではないのですが、演奏には知的なクールさが濃厚。かといって緊張感でピリピリというほどではなく、参加ミュージシャンのプレイは伸びやか。これが北欧ジャズの気持ち良さなんでしょう。.
With A Little Bit Of Lock.
Frantic Blues.
Valley Stream Special.ドン・セベスキーのアレンジによる史上最強のビッグバンド版「Wack Wack」収録。大音量で聴くとホントに腰が折れるかと思うくらいの怒濤の盛り上がりです。トム・ダウトがエンジニアリングを担当したサウンドは、ストイックなジャズセンスをロック時代のフィルターで通過させた強烈なもの! レアなモノラル盤!.
Wack-Wack.
Light Green.
Sunny.マーサー・エリントンはあの巨匠デューク・エリントンの息子。自身はトランペッターとしてジャズの道に進み、やがて父同様にユニークな個性のビッグバンドリーダーへと育っていきます。父ほどジャズ史に名を残したわけではないですが、しっかりと知性と実験心を受け継いでいることがわかります。自作曲に交えて「Mood Indigo」など父の曲も演奏。アートワーク素敵です。粋!.
Coral Rock.
Dawn Of A Greenhorn.
Mood Indigo.ウェストコーストの名アレンジャー。さっそうとしたウェストコーストジャズの気分をビッグバンドで表現する名人でした。そのシーンの寵児だったジェリー・マリガンが作曲/アレンジした曲をエレガント&スインギーに演奏した快調盤。マリガンは演奏には参加してませんが、アル・コーンら俊英たちのプレイが聴けます。.
The Rocker.
Bye Bye Blackbird.
Strike Up The Band.ビッグバンドに革命的なアレンジを施し、プログレッシヴに進化させた男、それがスタン・ケントンです。70年代にドン・エリスらが引き継ぐことになる斬新でアグレッシヴなセンスの源泉がここにあるんですね。「ジャズの冒険」と題された本作でも「Limehouse Blues」や「Misty」などの超有名曲に大胆なアレンジをほどこしたり、いわゆる踊って楽しめるビッグバンドとは完全に一線を画したクールな世界を築いています。脱帽!.
Limehouse Blues.
Misty.
Turtle Talk.70年代を迎えても野心を失わないスタン・ケントン。自身の音楽生命をかけて設立した自らのレーベルCreative Worldからのリリース。「Plays Chicago」というタイトルですが、ブラッド・スウェット&ティアーズの曲もとりあげています。単なるポップスヒットカヴァーとは一線も二線も画した、ビッグバンドジャズの革新者ならではの斬新な組曲に刮目! 有名曲はあえて避け、きめこまやかでファンキーな世界を見事に作り上げています。.
Mother.
Free.
Alone.普通のミュージシャンなら晩年と言っていい時代を迎えても、まったく歩みを止めなかった巨人エリントン。自身のビッグバンド+パリ、ハンブルグ、ストックホルム、ミラノのスカラ座のオーケストラとそれぞれ共演。自身の組曲や大曲をストリングスを交えてシンフォニックにまとめあげた驚嘆の傑作。決して上品にまとめてしまわず、黒く熱い血が流れているのが凄いです。.
Night Creature : First Movement.
Night Creature : Third Movement.
Harlem.ウェストコーストの腕利きたちを集めたビッグバンドで、快調にヴィブラフォンを叩きまくるライブ盤。ハリウッドのサミット・クラブでの夜な夜なのセッション。クールな色気を漂わせつつ、それでも伝わってくるのは演奏が大好きという悦び。「さあ、どの音を最初に叩こうか」という気分が、すごくわかるのです。.
Day In, Day Out.
Sweet Georgia Brown.
Nose Cone.“From The Creative World Of”の名義を用いるようになった60年代のケントンは、自らの門下生たちにテーマを与え、彼らが用意した楽曲及びアレンジを使って作品をリリースしていきます。本作で指名されたのはジーン・ローランド。”Blues”といっても、いわゆる黒人のブルースだけではなく、情感の表現、黒人ルーツの探求など様々な視点が試みられています。死ぬまで自分が動き続けたエリントンとは違うアプローチで、自身の音楽を追究したケントンはすごい人です。.
Reuben’s Blues.
Blue Ghost.
Fitz.スタン・ケントンが育てたアレンジャーのひとり。ケントン門下生はピート・ルゴロしかり、この人しかり、ジャズアレンジの常識をどんどん変えてゆく斬新派。このアルバムでも英才プレイヤーが揃ったビッグバンドで、大胆な緩急をつけてサウンドを展開します。ときにサウンドトラックのようであり、ときにモダンジャズの醍醐味あり。聴けば聴くほど引き込まれます。.
Waltz, Anyone?.
Burrito, Borracho.
Long Ago And Far Away.ビッグバンドジャズの可能性を革新し続けたドン・エリス。同名タイトルでエドガー・ウィンター・グループにも人気アルバムがありますが、こちらのほうが先。荒ぶるソウルジャズ「A New Kind Of Country」はかっこいいし、ギル・エヴァンス的なクールさもあり。正直、評価が低いのが納得できませんね。.
A New Kind Of Country.
Mercy Maybe Mercy.
Zim.イギリス人アレンジャー、ジョニー・ダンクワースが1959年のニューポート・ジャズフェスに、イギリスのトッププレイヤーたちを引き連れて参加。自身もこのときはアレンジだけでなくアルトサックス奏者として演奏を披露します。快活なビッグバンドが野外フェスに映えたでしょうね。ニューポート関連の音源はどれも録音が素晴らしいです。.
Firth Of Fourths.
Doggin’ Around.
Take The A Train.Scepterレーベルからジャズが発売されるだけでも珍しいのに、しかもヨーロッパの鬼才グルダの作品ときてます。ビッグバンド・ピアノジャズと一口で言い表すだけでは収まりきらない、スケールの大きなプログレッシヴ・ジャズ! グルダはピアノのみならずバリトンサックスも吹きます。ジャケット・デザインはバート・ゴールドブラット。.
Music For Piano And Big Band.
Music For Soloist And Band - Band 1.
Music For Soloist And Band - Band 3.1930年代からルイ・アームストロング、ウディ・ハーマン、レイモンド・スコット(!)らのもとでベーシストとしてビッグバンド・サウンドを支え、スタジオミュージシャンとしても嘱望された職人。彼が40歳を前にした1957年にレコーディングした初のリーダー作です。ジャケでも背中を向けているほどの裏方アピール。ですが、むしろ60年代以降は子供番組の音楽担当などで多忙な有名人だったそう。愛すべき頼れる人柄が音楽からも伝わってきます。.
Tiny’s Blues.
Raffles.
Flyin’ The Coop.