2歳違いの先輩ルイ・アームストロングの逝去を追慕したアール・ハインズのピアノソロ・アルバム。明るくて楽しいサッチモ・スイングよいうより、アメリカ南部に根付く叙情をサッチモの存在感を借りて踏襲したリリカルで美しい内容です。夜眠りにつく前に聴きたいようなムードですね。.
When It’s Sleepy Time Down South.
Pennies From Heaven.
Confessin’.名曲「A Taste Of Honey」の作者であり、後年はヴォーカリストとしても評価されるボビー・スコット。デビューはなんと18歳で、その年に早くも数枚のアルバムを発表しています。こちらもそのひとつ。ピアニストとしてのみならず卓越したコンポーザーとしてジャズコンボを立体的に組織。西海岸の職人揃いとはいえ、自分よりひとまわりは上のミュージシャンを才能でねじ伏せていったさまが音楽から伝わります。バート・ゴールドブラットのアートワークは彼の音楽的なニューロンをデザインしたかのよう。.
The Creed.
The Tablecloth Stomp.
The Wig.イギリス出身で盲目のハンデがあるピアニストというとジョージ・シアリングを思い浮かべますが、この人も似た系譜にあるユニゾンを多用したアレンジで自分のジャズを作ります。しかも出自のスコットランドの音楽もとりまぜながら。だからこういうアルバムタイトルなのですね。スタイリッシュで斬新なアレンジ連発で、知性派ジャズ好みならぜひ。.
Scotch Mist.
Undertone.
Scotch On The Rocks.将来を嘱望されながら早世したエディ・コスタ、1950年代以降にはリーダーアルバムを残していない通好みピアニスト、ジョン・ミーガンの連弾アルバム。2人が作り出すうねりをベーシスト、ヴィニー・バークが支えるという変則トリオ編成です。技術の競い合いも、個性の違いを確かめ合うような音の会話もあって、知的な楽しみに満ちた1枚。.
I’ll Remember April.
Laura.
Cheek To Cheek.ジョニー・ガルニエリとバーニー・レイトン。スタイリッシュでアイデア豊かな(しかし本流ではない)ジャズピアニスト2人のスプリット7インチ。ガルニエリはジェントルな演奏を、レイトンはスイングジャズのフォーマットに則った軽快な演奏を2曲ずつ収録。さらにバート・ゴールドブラットのアートワークも魅力を放ってます。.
Things Are Looking Up.
Have You Met Miss Jones.
Rose Room.アーヴィング・ガーナーなる謎のピアニスト。実は正体はジャズピアニスト、ポール・スミスです。名前はおそらくアーヴィング・バーリンとエロール・ガーナーからの拝借。ジャケットに映る顔はスパイク・ジョーンズ楽団の変顔バンジョー弾きのフレディ・モーガン。当時のリスナーを煙に巻いたリリースでした。オールドタイミーながら洗練を感じるのは、やはり正体ゆえ。.
My Melancholy Baby.
Tico, Tico.
Tea For Two.古くはルイ・アームストロングやビリー・ホリデイの伴奏も務めた歌伴の名手にしてスタイリッシュなジャズ・ピアニスト。トリオで彼の円熟のプレイをたっぷり堪能できる名盤です。タイトルは「These Foolish Things」のもじりで、「この曲を聴くときみ(たち)を思い出すよ」という意味でしょうか。ジャズの歴史を引き継ぎつつ、心地よく聴き手に解放する良い時間です。.
When You’re Smiling.
Imagination.
It Don’t Mean A Thing (If It Ain’t Got That Swing).ウィントン・ケリーがまだ無名に近かった時期にピアノトリオで臨んだ1951年のセッションからなる初リーダー作。ベースで数曲に参加したオスカー・ペティフォードを除けばスタープレイヤーもおらず、若々しいセッションだったことがうかがいしれます。軽やかで、かつリリカル。ジャズピアノのある種の理想を持っていた人でした。.
Cherokee.
Blue Moon.
Moonlight In Vermont.西海岸ジャズシーンで活動した白人ピアニスト。ピーター・ネロやロジャー・ウィリアムスを意識したポピュラー・タッチのアルバムも残していますが、カリフォルニアのクラブ、PJ’sでのライヴ演奏を収録した本作は、しっかり本気のジャズモード。歯切れのいいパッセージで駆け抜けるだけでなく、ヴィブラフォンまで聴かせてくれて驚かされます!.
I Could Write A Book.
My Heart Stood Still.
You’d Be So Nice To Come Home To.インテリ眼鏡、かっこつけてるクセにどこかとぼけたジャケ。やばそうな匂いがします。しかも澄ました顔してヘンなジャズが多いDeccaのリリース。はたしてその実体は?フランス出身のしゃれたピアノトリオでございました。ただではすまさない才気煥発。「バードランドの子守歌」をクラシックにアレンジしたり。 エスプリの効いたナイス・ジャズ!.
Yesterdays.
Prelude, Fugue And Trio On “Lullaby Of Birdland”.
Soon.プロデューサーのハリー・リムが設立したFamous Doorは、ジャズの概念や流行が激変していった1970年代に、ストレートな味わいの演奏を残すべくレコーディングを行なっていた良質レーベル。本作は、名ピアニスト、デイヴ・マッケンナがリーダーとなり、スコット・ハミルトン、アル・コーン、ウォーレン・ヴァシュら新旧の名手たちとくつろいだセッションを繰り広げたグループの録音です。.
Avalon.
Look For The Silver Lining.
Idaho.リリースは1984年ですが、レコーディングは1977年。ガル・コリンズ(g)ジョージ・ムラーツ(b)とのドラムレス・トリオで臨んでいます。この編成というと初期のオスカー・ピーターソン・トリオのような音を想像しますが、こちらはギターとベースがエレクトリックなのが新鮮です。「Jubilee」のような歯切れの良いスピード感は編成のたまものでしょう。.
Jubilee.
Emily.
Dream Dancing.もともとは1957年にModeから、コンテ・カンドリ・カルテット名義でリリースされたアルバムでした。ピアノで参加していたヴィンス・ガラルディが60年代に「スヌーピー」のサントラを手掛けてブレイクしたこともあり、あらためて双頭カルテットとして再リリースされた盤。57年の録音ですが、きれいに分離されたステレオミックスです。.
Something For Liza.
Mediolistic.
Tara Ferma.1960年代に入ってのち「A Taste Of Honey」の作者としてグラミーを授賞し、作曲家、ピアニスト、アレンジャー、プロデューサーとして名を成す彼の初期キャリア作品。この時点では、まったくストレートな4ジャズの世界に身を置いていることがわかります。MJQやジョージ・シアリングにも似た世界を、もう少し自分の身に寄せてプライベート感を増したような音楽。ギターにディック・ガルシア、ベースにテディ・コティック。ヴァイヴはボビー自身です。自作を2曲収録。知的で穏やかな響きに惹かれます。当時まだ22歳!.
Serenata.
The Poddler.
Lover Man.ニューオリンズで自ら経営するラウンジを拠点として活動したため、全国的な評価は得られず。しかし、常識にとらわれないでポップスなどをとりあげていくセンスに信頼があります。このアルバムではホーンセクションも加えたグルーヴィーなサウンドを展開。シカゴ「いったい現実を把握している者はいるだろうか」カヴァーがいいですね。「Going Out Of My Head」や「You’ve Got A Friend」もナイスアレンジ!.
Does Anybody Really Know What Time Is.
Goin' Out Of My Head.
You’ve Got A Friend.Scepterレーベルからジャズが発売されるだけでも珍しいのに、しかもヨーロッパの鬼才グルダの作品ときてます。ビッグバンド・ピアノジャズと一口で言い表すだけでは収まりきらない、スケールの大きなプログレッシヴ・ジャズ! グルダはピアノのみならずバリトンサックスも吹きます。ジャケット・デザインはバート・ゴールドブラット。.
Music For Piano And Big Band.
Music For Soloist And Band - Band 1.
Music For Soloist And Band - Band 3.