小股の切れ上がったラテンピアノを聴かせる50年代の名人。とにかくタッチが素早くて、ラテンであることを一瞬忘れそう! B・バンブル&ザ・スティンガーズみたいな勢いで駆け抜けてます。「Carmen Boogie」「Jungle Rhumba」「Tempus Fugit」など、A面は、そんなインスト中心。B面では一転。ふくよかで色っぽい女性が歌う「Say Si Si」から、まろやかに。.
収録曲・データ
【曲目】Carmen Boogie / Juba Dance / Eli, Eli / Jungle Rhumba / Mama Inez / Tempus Fugit // Say Si Si / Serenade In Blue / Don't You Love Me Anymore / Those Foolish Things / Why Should I / Don't Call It Love
ジャーマン・コーラス&キュートなイージーリスニングの巨匠ヤンコフスキーのグルーヴィーな側面にスポットライトを当てたナイスなコンピレーション! 90年代後半に発売され、彼の再評価に大きく貢献しました。単音ピアノとチャーミングなコーラス、さらに大胆なオーケストレーションとリズム・アレンジが加わって。「森を歩こう」はあえて未収録。「Any Problem Now?」「Pink Balloon」が若い世代に衝撃を与えたのです。.
写真ではわかりにくいかもしれませんが、ジャケに浮かぶ12個の男女のシルエット。これすべて、何らかのかたちで抱き合っている恋人たちなのです。そのうるわしい気分を静かにピアノとオルガン(時々寄り添う伴奏オルガンと)で表現したセンシティヴなムード・ミュージック。ラストを締める「I’ll See You In My Dreams」を聴くと、夢の中で出会う恋人たちってまさにこんな感じだろうなとウットリ。こんな音楽はいまではなかなか出会えないでしょうね。.
収録曲・データ
【曲目】These Foolish Things Remind Me Of You / Love Me Or Leave Me / Love Is A Wanderer / Everything I Have Is Yours / My Ideal / I Got It Bad And That Ain’t Good // The One I Love Belongs To Somebody Else / When Your Lover Has Gone / Lazy Afternoon / Ain’t Misbehavin’ / If I Had You / I’ll See You In My Dreams
進化する録音技術とステレオ効果を活かし、自身が弾く2台のピアノ演奏とオーケストラを絡ませて成功したイギリス人ピアニスト。プロデューサーには、マントヴァーニ、フランク・チャックスフィールド、スタンリー・ブラックなどを手掛けたデッカのトニー・ダマート。ポップスをピアノ・コンチェルトにするような構造で作り変えていきます。フィフフ・ディメンションのヒット(ランバート&ポッター作)「Ashes To Ashes」に漂う心地よい風。.
収録曲・データ
【曲目】 Top Of The World / Summer / Vado Via / If I Asked My Heart / Ashes To Ashes // I Got A Name / Jesse / Say, Has Anybody Seen My Sweet Gypsy Rose / Children Of Rome / Touch Me In The Morning
ラテンタッチのリズムに軽くコーラスが入った「High On A Windy Hill」でのオープニングにちょっと驚きがありますね。流麗なパッセージで50年代から大きな人気を誇ったロジャー・ウィリアムスのポップ・アルバム。ラテンタッチの曲やおなじみのメロディを軽やかにとりあげています。アレンジはラルフ・カーマイケル。.
【曲目】Little Devil / Blue Piano Dream / You And Me In Harmony / Upstairs To The Stars / Swing Is In / Information In Blue // One Finger Tango / Das Echo Von Bodensee / Happy Blue Piano / Samba Caliente / Late Night Special / Take The Good Times
【曲目】Enlloro (Voodoo Moon) / Dolores, My Own / La comparsa / Frenesi / Andalucia / Maria La-O // Adios / Poinciana / You Belong To My Heart / Green Eyes / Come Closer To Me / Perfidia
ライブラリー的性質を持つフランスのラウンジ・オーケストラ・シリーズ。炸裂ビッグバンド系のナンバーを収録した巻もありますが、本作はエキセントリックでかわいらしいラウンジ感を前面に出した第一集。ジャズっぽさをヒップに昇華させた「Attente Polongee」や「Chant Des Galaxies」が小気味よいアクセントに。フランスのイージー/ジャズ界きっての名手たちが参加しているようです。.
ピアノの貴公子リチャード・クレイダーマンにも、こんなファンキー・アルバムがあるのです。まず3分24秒にぎゅっと濃縮された「Rhapsody In Blue」をお聴きください。そしてラップみたいな語りやヴォーカルが出てくる「Give A Little Time To Your Love」を聴いて驚いてください。ディスコ時代への彼なりの対応だったのでしょうね。最高です。.
イギリスを代表するラウンジ・ピアニスト、ロニー・アルドリッチ。二台のピアノで多重録音された本作は、60年代を彩る多くの人気ミュージシャンがコラージュされたジャケともどもスウィンギン・ロンドンな雰囲気を醸し出すヒップ&ラウンジ気分なピアノ・アルバム。流れるようなピアノに導かれる「Georgy Girl」や「Don't Sleep In The Subway」「A Man And A Woman」での、いかにも英国庭園風なアレンジがエレガントです。.
収録曲・データ
【曲目】You Only Live Twice / A Whiter Shade Of Pale / Georgy Girl / Somethin’ Stupid / A Man And A Woman / My Cup Runneth Over // Don’t Sleep In The Subway / Release Me / Barefoot In The Park / Alfie / Music To Watch Girls By / This Is My Song
モッドな気分をはらみつつエレガントにアレンジされたハープシコードとピアノによる新世代ラウンジ。いきなり一曲目がラロ・シフリンの「Theme From The Fox」だったりと、 選曲からも同時代のポップ・センスと並走しようという彼の意思がうかがえるように感じます。一味工夫を加えたアレンジが光ります。ストリングスがジャズワルツ風に6/8のビートを奏でる上をハープシコードが闊歩する「Norwegian Wood」に注目です。.
収録曲・データ
【曲目】Theme From The Fox / I Say A Little Prayer / Gpin’ Out Of My Head / Don’t Sleep In The Subway / Theme From The Valley Of The Dolls / The Life And Soul Of The Party // City Of Stone / The Look Of Love / People Get Ready / Sunny / Norwegian Wood
世界中の音楽を軽いラテン・センスで自分に取り込むラウンジ・ピアニスト、アーヴィング。このアルバムはイタリア関連の名曲集。まろやかなタッチの指さばきが情緒豊かなメロディを紡ぎ、ラテン・リズムと相まってオツな味を醸し出します。「Isle of Capri」なんか、結構ダンサブルにアレンジされてますよ。ジャケット、ナイス!.
RCA Victorブラック・レーベル(白ロゴ、小ニッパー犬、ミゾあり)。A-3「A Lot Of Livin' To Do」の冒頭に小さなキズによるプチノイズ少々入ります。他はEX++〜M--ほどで概ね良好です。
ジャズ色濃厚な本作から聴くのはいかがでしょ?
ワガママに転がる素敵な指を持つピアニスト、ピーター・ネロ。60年代のアルバムは数も多く、どれから買っていいか迷うね…とおっしゃる方に、このアルバムなんていかがでしょう。木管ジャズブラスを迎えた本作はジャズ色濃厚なヒップ作。大胆に遊びまくっちゃった「A Lot Of Livin' To Do」や「Take The "A" Train」に、耳がさらわれてゆきます。.
収録曲・データ
【曲目】When My Dream Boat Comes Home / Yesterday / Lot Of Livin’ To Do / Here’s That Rainy Day / No Moon At All / Take The “A” Train // England Swings / And I Love Her / Spring Concerto / Pick Yourself Up / Then I’ll Be Tired Of You / The Best Thing For You