英国人ピアニスト、ジョニー・ピアソンを軸に、ジャズ的なリズムセクションとストリングスで、スインギンロンドンな雰囲気を濃厚に醸し出したユニット。ヴィンス・ガラルディの名曲「Cast Your Fate To The Wind」を美しくカヴァーしたヴァージョンがワールドヒット。かくしてUSデビューとなりました。モッドなピアノインストとしても重宝! オリジナルのボッサ「Like The Lonely」もさりげなく素敵。.
収録曲・データ
【曲目】Cast Your Fate To The Wind / Something's Coming / Scarlatti Potion No.9 / At The Mardi Gras / When Love Has Gone / To Wendy With love // Have Faith In Your Love / Carnival (From “Black Orpheus”) / Downtown / Scarlatti Potion No.5 / Love Letters / Like The Lonely
イギリスのピアニスト/アレンジャー、トニー・オズボーンのUS発売盤。発売年は69年ですが「Stranger In The Night」「And I Love Her」といったレパートリーからすると、録音は60年代半ばでしょう。豊かなオーケストラの響きとラウンジ的なコンボ演奏、さらに60年代のイギリスらしい気品。その取り合わせが、実は絶妙なのです。.
収録曲・データ
【曲目】And I Love Her / Edelweiss / Strangers In The Night / Have You Met Miss Jones / Speak Low // Hey There / Yesterday / We Kiss In A Shadow / Younger Than Springtime / The Story Of A Starry Night
W.Bグレー・レーベル。A-1「So In Love」冒頭にサーフェスノイズあります(試聴サンプルは今回入荷の音源を使用しております)。
小気味良いコール・ポーター作品集。
オルガンの名手というイメージが強いですが、実はアルバムごとに各種鍵盤を使い分けるコンセプトの持ち主。自身のラストネームと同じファーストネームのコール・ポーター楽曲をオーケストラルにアレンジした本作ではBosendorfer社のピアノを披露。「I Get A Kick Out Of You」などラテンタッチのナンバーでは、さすがの小気味よさ。.
収録曲・データ
【曲目】So In Love / What is This Thing Called Love / I Get A Kick Out Of You / All Through The Night / Get Out Of Town / Easy To Love // I Love You / It’s All Right With Me / At Long Last Love / Just One Of Those Things / You’d Be So Nice To Come Home To / Love For Sale
ピアノイージーで一世を風靡したデュオのABC Paramount移籍第一作。現代音楽の手法のプリペアドピアノ(弦に消しゴムなどを挟み特殊効果を得る)や未来的なエコー処理をポップ・スタンダードに組み入れた他では聴けない世界です。なお、本作の選曲テーマは全曲、月や星の世界、すなわち宇宙! リンダ・スコットが歌った「I’ve Told Every Little Star」の彼らのヴァージョン、不思議な美しさにたまらないものがありますね。.
収録曲・データ
【曲目】The Moon Was Yellow / Stella By Starlight / Stardust / Stas In My Eyes / The Moon Is Low / Over The Rainbow // Out Of This World / Out Of Nowhere / Beyond The Moon / I’ve Told Every Little Star / East Of The Sun / Serenade To A Star
ラウンジ・ピアノの第一人者アーヴィング・フィールズ。切れ味のいいパッセージをドラムスではなくボンゴでエスコート。A-3のタイトル「The Night They Invented Champagne」そのままに、シャンペンの泡みたいに弾ける気持ち良さがあるダンス・ミュージックです。シャンペンはフランス物ということで、フランスの名曲が多くセレクトされているのも一興!.
【曲目】Enlloro (Voodoo Moon) / Dolores, My Own / La comparsa / Frenesi / Andalucia / Maria La-O // Adios / Poinciana / You Belong To My Heart / Green Eyes / Come Closer To Me / Perfidia
世界中の音楽を軽いラテン・センスで自分に取り込むラウンジ・ピアニスト、アーヴィング。このアルバムはイタリア関連の名曲集。まろやかなタッチの指さばきが情緒豊かなメロディを紡ぎ、ラテン・リズムと相まってオツな味を醸し出します。「Isle of Capri」なんか、結構ダンサブルにアレンジされてますよ。ジャケット、ナイス!.
ラテンタッチのリズムに軽くコーラスが入った「High On A Windy Hill」でのオープニングにちょっと驚きがありますね。流麗なパッセージで50年代から大きな人気を誇ったロジャー・ウィリアムスのポップ・アルバム。ラテンタッチの曲やおなじみのメロディを軽やかにとりあげています。アレンジはラルフ・カーマイケル。.
ピアノの貴公子リチャード・クレイダーマンにも、こんなファンキー・アルバムがあるのです。まず3分24秒にぎゅっと濃縮された「Rhapsody In Blue」をお聴きください。そしてラップみたいな語りやヴォーカルが出てくる「Give A Little Time To Your Love」を聴いて驚いてください。ディスコ時代への彼なりの対応だったのでしょうね。最高です。.
モッドな気分をはらみつつエレガントにアレンジされたハープシコードとピアノによる新世代ラウンジ。いきなり一曲目がラロ・シフリンの「Theme From The Fox」だったりと、 選曲からも同時代のポップ・センスと並走しようという彼の意思がうかがえるように感じます。一味工夫を加えたアレンジが光ります。ストリングスがジャズワルツ風に6/8のビートを奏でる上をハープシコードが闊歩する「Norwegian Wood」に注目です。.
収録曲・データ
【曲目】Theme From The Fox / I Say A Little Prayer / Gpin’ Out Of My Head / Don’t Sleep In The Subway / Theme From The Valley Of The Dolls / The Life And Soul Of The Party // City Of Stone / The Look Of Love / People Get Ready / Sunny / Norwegian Wood
RCA Victorブラック・レーベル(白ロゴ、小ニッパー犬、ミゾあり)。A-3「A Lot Of Livin' To Do」の冒頭に小さなキズによるプチノイズ少々入ります。他はEX++〜M--ほどで概ね良好です。
ジャズ色濃厚な本作から聴くのはいかがでしょ?
ワガママに転がる素敵な指を持つピアニスト、ピーター・ネロ。60年代のアルバムは数も多く、どれから買っていいか迷うね…とおっしゃる方に、このアルバムなんていかがでしょう。木管ジャズブラスを迎えた本作はジャズ色濃厚なヒップ作。大胆に遊びまくっちゃった「A Lot Of Livin' To Do」や「Take The "A" Train」に、耳がさらわれてゆきます。.
収録曲・データ
【曲目】When My Dream Boat Comes Home / Yesterday / Lot Of Livin’ To Do / Here’s That Rainy Day / No Moon At All / Take The “A” Train // England Swings / And I Love Her / Spring Concerto / Pick Yourself Up / Then I’ll Be Tired Of You / The Best Thing For You