60年代に大変な人気を博したピアニスト、ロジャー・ウィリアムス。ライバルといえるピーター・ネロもそうでしたが、時代の変化に対応したポップなラウンジ・アルバムも残しています。このアルバムはA面こそ静かに幕を開けますが、B面になるとタイトル曲から気分が一転。「Gentle On My Mind」「Up, Up And Away」など、60年代末のピースフルな空気をたっぷり吸った高揚感に満ちたすばらしいアレンジでの演奏が続きます。.
収録曲・データ
【曲目】Dream A Little Dream Of Me / Spanish Eyes / I Wanna Be Free / Love Is Blue / The Look Of Love / Theme For "Elvira" // Only For Lovers / Talk To The Animals / Gentle On My Mind / Love Theme From "LA Strada" / Up-Up And Away
【曲目】Theme From “Rolleball” / Could It Be Magic / Rock And Roller Bach / Country Concert / Jesu Joy // Stranger In Paradise / Nutrocker / Bolero / I Hear A Symphony / Roger’s Bumble Bee
ラテンタッチのリズムに軽くコーラスが入った「High On A Windy Hill」でのオープニングにちょっと驚きがありますね。流麗なパッセージで50年代から大きな人気を誇ったロジャー・ウィリアムスのポップ・アルバム。ラテンタッチの曲やおなじみのメロディを軽やかにとりあげています。アレンジはラルフ・カーマイケル。.
ピーター・ネロと並んでアメリカで愛された男性ピアニスト、ロジャー・ウィリアムスの71年作。あんまり見かけない印象です。選曲の比率はポップスがかなり多くなっている時代ですが、ポール・マッカートニー「Junk」がこっそり紛れ込んでいるのがうれしいですね。「Ain’t No Mountain High Enough」がグルーヴィー!.