デビューは1981年。自主レーベルからのリリースで、カリフォルニアのフォークシーンで淡々と活動を続けていた人です。これがセカンドで、こちらも同じ自分のレーベルから。4年が経過しても流行にいっさいまどわされない音楽性は変わらず。気の合う音楽仲間たちとグッドタイミーに自分の好きな歌を歌ってます。ちょっとジャズ&ジャイヴ味があるのもいいですね。.
Don’t Worry, Be Happy!.
My Moment Will Come.
Clyde Hayes.これがデビュー作。オリジナルは70年にマイナーレーベルからのリリース。あらためての再リリース盤がこちら(ジャケや曲目などは同一です)。彼を有名にした「American Pie」を収録するのは次作とはいえ、スマッシュヒットとなった「Castle In The Air」やペリー・コモが素晴らしい歌唱によって採り上げた名曲中の名曲「And I Love You So」を収録した本作。彼のいつもの作品と同様に、暖かく穏やかな響きに満ちていて、忘れがたい余韻を残すアルバムです。.
And I Love You So.
Castles In The Air.
Three Flights Up.ロビー・ロバートソンがプロデュースしたファーストアルバムの印象が強すぎてこのセカンドを陰に隠しているのがもったいないと思います。エイモス・ギャレット全面参加、トッド・ラングレンのプロデュース3曲を含む本作。彼の等身大な呼吸にもっと近づいたような気にさせてくれる身近さを持った内容です。トッド・アレンジの「Silly Heart」めちゃポップでいい曲です。.
Silly Heart.
Glory To The Day.
Isn’t That So?.大ヒット曲という以上にジェームス・テイラーの生き方そのものを表しているドラマチックな重要曲。全米3位まで上昇。きわめて控えめなプレイながら、この曲でのラス・カンケルのドラミングは高く評価されています。.
Fire And Rain.
Anywhere Like Heaven.ジョニ・ミッチェルをアメリカに紹介するなどトレンドを先取りする慧眼があり、なおかつルーツミュージックも熱心にとりあげた才人。自身は作曲はせず、他人の言葉を自らに宿らせるタイプ。しかし自分のものにしてゆく過程で生まれる詩情や風合いは、シンガー・ソングライター時代に先駆した感性でした。1964年の傑作。ベースは、ボストン/ケンブリッジの雄、フリッツ・リッチモンド。.
Alabama Bound.
Cocaine.
Stackerlee.60年代のボストン暮らしから転じて、LAに居を移してすぐにパラマウントから傑作アルバムが今も人気の高いファースト・ソロ「John Herald」をParamountからリリース。その5年後にサンフランシスコのスモールレーベルから発表した本作です。きままな雰囲気、ペーソスあふれる声、そして無邪気に音楽を楽しむ姿にやられます。Paramount盤が好きなら、本作でも彼の変わらぬ魅力に酔えるはず。.
Slightly Blind.
Happy Sunny Side Of The Life.
Wiggle Worm Wiggle.地元以外ではほぼ無名の存在だったにもかかわらず、ボブ・ディランの「血の轍」(1975年)に参加したことで知られるミネアポリスのSSW。セルフタイトルのファースト・アルバム(1974年)がローカルSSWの名盤としてマニアに知られています。こちらは翌年リリースのセカンド。ナイーヴさ全開だった前作にくらべ、落ち着いたカントリーロック風味が増しました。なにしろ曲がいい。彼自身の持ち味であるせつなくうつろう心もちゃんと香っています。.
.44.
Silver Lining.
Visions Of You.NY州サラトガ・スプリングのコーヒーハウス、カフェ・レナに出入りするうち、自身も歌い始めたのが60年代末。デュオ編成による地元ツアー、ユタ・フィリップスの助演などを経て、ソロデビューしたアルバムがこちら。おおらかな音楽を繰り広げています。ちょっとビターな隠し味も男の粋。界隈のミュージシャンと活発な交流があった人で、レコードショップを経営していたこともあるとか。味のある歌声です。.
Wasted Rose.
Church And Paydays.
For The Love Of Pete.NY青春系SSWとしてデビューしたのが1982年。このサードアルバムはT・ボーン・バーネットのプロデュース。この時期、彼はNY在住だった佐野元春さんとも交流がありました。A-2「Yvonne」にはNRBQのジョーイ・スパンピナートとトム・アルドリーノが参加。エイティーズ的なドンシャリサウンドではありますが、パワーポップファンのハートを直撃する良メロのるつぼです。「Like A Vague Memory」はライブでもよく歌われてました。.
Yvonne.
Blues Is King.
Like A Vague Memory.シンガー・ソングライターとしてのボブ・リンドの名を永遠に残すフォーキー・ソフトロックの超名曲。数多くのアーティストにカヴァーされましたが、これが作者自演版です。バックのアレンジも彼の歌声も素敵すぎます。.
Elusive Butterfly.
Cheryl’s Goin’ Home.言わずと知れた元エヴァリー・ブラザース。名作ソロ「Star Spangled Springer」を皮切りに開始したソロ活動で、本作は3枚目のソロ・アルバム。アレンジャーにウォーレン・ジヴォンを迎え(共作も一曲)、人懐っこくてフォーキーな面だけでなく、時代を意識したエッジの効いたナンバーも収めています。とは言え「Patiently」や「Words In Your Eyes」みたいなアコースティックで暖かい曲が、やっぱりバッチリ。そうかと思えば「When Will I Be Loved」のレゲエ・アレンジなんて、小粋なプレゼントも。なかなか話題に上がることのないアルバムと思いますがぜひご試聴を。.
Patiently.
Words In Your Eyes.
When Will I Be Loved.リンダ・ロンシュタットやボニー・レイットが彼の作品を取り上げたことから知られるようになったSSWで、60年代グリニッジ・ヴィレッジのフォーク・サーキット出身。70年のデビュー作と本作、そして81年にライヴ盤。アルバムは生涯でこの3作のみ。力のこもった歌唱、充実の極みの演奏とともに記憶されているSSW名盤です。胸が熱くなります。.
Jasper And The Miners.
Jack Knife Gypsy.
Pinto Pony.ハワイのシンガー・ソングライター。アメリカ本土の流行に寄せたコンテンポラリー/AORではないです。しいていえば、トラディショナルなハワイアン・フレイヴァーを意識しなが紡いだ、気取りのない人間愛。サイラス・ファーヤーが「Islands」で目指した世界を受け継いだ世界観ともいえます。すばらしいです。.
The Ko’olaus Are Sleeping Now.
Singing A Paniolo Song.
Dove.ポコに加入するポール・コットン、ウッドストックに移住しファビュラス・ラインストーンズを結成するギタリスト、カル・デヴィッドを中心に結成されたイリノイ・スピード・プレス。ファースト・アルバム(1968年)には、まだサイケデリックな要素が垣間見えましたが、このセカンドにしてラスト作ではフォーキーなグルーヴにより深みが加わりました。バッファロー・スプリングフィールドが進みたかった方向の後継かなと。ファーストより数段レア。.
Sadly Out Of Place.
Dearly.
The Life.名作「Stories」から4年後のデヴィッド・ブルーです。もともとはS・デヴィッド・コーエンという本名でデビューし、その後に改名。無骨ながら愛すべきさびしさを宿した彼の本質は変わらないです。ボブ・ディラン、ジョニ・ミッチェル、ダニー・クーチなどゲストも豪華。プロデュースとアレンジは、60’s西海岸ジャズシーンでキャリアをスタートし、ザッパからシナトラまで様々なミュージシャンと共演した打楽器奏者ジョン・ゲラン。.
Save Something (For Me Tonight).
Who Love.
Lover, Lover, Lover.フォーク・シンガーのランブリン・ジャック・エリオットとの親交を通して、独自の心温まる歌を身につけていったオクラホマ出身のフォーキー。だからといって全然渋く無い。ホーボー感覚を70年代のバンドサウンドに上手く定着させた名作。リンゴ・スター、デヴィッド・フォスター、ジム・ケルトナーなど脇を固める演奏陣には、達者かつ個性豊かなメンバーが揃いました。.
Good Days Are Rollin' In.
Band Of Steel.
Her Song.ヴァン・ダイク・パークスみたいな実験的なイントロにびっくり! 本業は役者ですが、SSWとしても素晴らしい実力派です。彼自身の飾らない歌心はいつ聴いてもすばらしいです。B面はボブ・ディランのカヴァー。モノラルミックスはシングルのみ。.
The Great Electric Experiment Is Over.
I’ll Be Your Baby Tonight.フォークからフォークロックへと転じる中後期のキングストン・トリオに、作品提供やサウンド面で多大な貢献をした才人。その彼がトリオ解散後、女性シンガー、バフィ・フォードとのデュオ・アルバムを経て、最初に発表したソロ名義アルバムです。よく知られる「Omaha Rainbow」や「Never Goin' Back」のほか、親しみやすいSSWマナーの楽曲が並ぶ魅力的な仕上がり。こののち彼はモンキーズに「デイ・ドリーム・ビリーヴァー」を提供します。.
Omaha Rainbow.
California Bloodlines.
She Believes In Me.