60年代半ばからのティファナ・ブラスは要チェックです。バート・バカラックがA&Mに加入したこともあってサウンドがぐっと洗練されます。本作でもバカラック(というよりロジャニコで有名)の「Don't Go Breaking My Heart」の疾走系マリアッチ・テイストと、冒頭を飾る「Our Day Will Come」が最高。昼のビールみたいな名作!.
収録曲・データ
【曲目】 Our Day Will Come / Mexican Road Race / I Will Wait For You / Bean Bag / The Wall Street Rag / The Work Song // Mame / Blue Sunday / Don’t Go Breaking My Heart / For Carlos / Freight Train Joe / Flamingo
1962年に「Twist Party Vol.2」のタイトルでリリースされたアルバムを、翌年に早くもリニューアル発売したのがこのレコードです。ツイストのブームが一段落したってことなんでしょうか。60年代はとにかく時代の流れが速かったってことの証拠だと思います。今となっては内容がよけりゃ関係ナシ! 「ベサメ・ムーチョ」を除いて、すべてメンバーのオリジナルというのもそそられます。ヴェンチャーズはオリジナル曲がいいからね! 妥協の無いシンプルなツイスト・ビートで今夜もレッツ・ゴー!.
今のように楽譜やパソコンの音楽ソフトがまったく充実していないこの時代、ヴェンチャーズのサウンドをコピーしたい若者たちにとって、これは聖典! その第四弾となるこのLPはベース篇。ヴェンチャーズ・サウンドを支えるボトムを担うベースにフォーカスした一枚です。練習レパートリーにJB「Papa’s Got A Brand New Bag」などのソウル・ナンバーがセレクトされていることにも注目です!(ベース聴いてるだけではとても地味なんですが!).
"ギターマン"と踊ろうよ! やんちゃな男女コーラスを従えて、当時人気のダンスリズムをトゥワンギー・ギターでツイスティンに料理した快作。ニューオリンズ風の前のめりなリズムが格好良い「Loco-Locomotion」、直後にハル・ブレインが強烈なロッキンガールポップ「Dance With The Surfin' Band」に改作したタイトル曲など、時代を画した男のTWANGサウンドにしびれます!.
Liberty版のティファナ・ブラスをねらって結成されたグループだと思うのですが、サウンドのワル度やダンス度はこちらの方が数段上。ファズギターとマリアッチなブラスがデュエットする「Pancho Hollywood」のラテン・ガレージぶりや「Stranger In The Night」「Quando, Quando, Quando」のビートの効いたアレンジにはみんなビックリ?.
収録曲・データ
【曲目】Wincheter Cathedral / Pancho Hollywood / You’re Nobody Till Somebody Loves You / La Macarena / Quando, Quando, Quando / Too Much Tequila // Flor Silvestre / Ay! Ay! Ay! / Volare / Raquel / Strangers In The Night / Love Walked In
元シャドウズの名ギタリスト、ハンク・マーヴィンが、ジョン・ファーラー、ブルース・ウェルチらとのSSW的な活動後、再びギタリストの本道に帰って制作した70年代型インスト・アルバム。ギターの音色を幾種類も使い分けながらのモダンな快演。軽いボッサ・ディスコにアレンジされたスティーヴィー・ワンダー「Bird Of Beauty」や「Ebb Tide」がメロウで最高です。.
収録曲・データ
【曲目】New Earth / Bird Of Beauty / Have You Never Been Mellow / Thunder Thumbs And Lightnin Licks / St. Louis Blues // Flamingo / I’ve Got You Under My Skin / Silvery Rain / Syndicated / You Are Everything / Ebb Tide
【曲目】Drums A Go-Go / (I Can’t Get No) Satisfaction / I Like It Like That / Casbah / Boot-Leg / Wooly Bully // You Turn Me On / Whitter Blvd. / Do The Boomerang / Kitty’s Theme / The Clapping Song / Soul Drums
60年代中期に米国ファンクラブ向けに通販されたというレアトラック集。キメだけで出来た「The 2000 Pound Bee Part 2」(“Part 1”とクレジットされていますが誤記です)なんて最高ですよ。「ブルース・ブラザーズ」の二人はこの曲が大好きで、互いの葬式にはこれをかけると誓いあい、実際にジョン・ベルーシの葬式で流したそうです。ジョー・ミークっぽい「Gemini」も素晴らしい宇宙インスト!.
収録曲・データ
【曲目】The 2000 Pound Bee (Part2) / Skip To M’Limbo / Rap City / Gemini / Snow Flakes // The Swingin’ Creeper / Journey To The Stars / La Bamba / Ten Seconds To Heaven / The Chase
大ヒット曲「No Matter What Shape(ビートでO.K.)」を冒頭に収録したエレキインスト・バンドの人気盤。ガーリーなコーラスが入ったりと、60'sインスト好きをうならす素晴らしいアレンジはペリー・ボトキン・ジュニア! フォー・シーズンズ「Let's Hang On」やディランの「Don't Think Twice, It's All Right」など、カヴァーもナイスです。.
妥協の無いロッキン・ドラマー。スタジオ・ミュージシャンの道は選ばず、スター・ドラマー街道を突っ走りました。このアルバムでもロッキン、スウィンギンなドラム全開。B-1「All Around The World With Drums」は11分の大曲。世界一周をコンセプトとし、エキゾも電子音もすべて興味のままに放り込んだワイルドな傑作です。.
ヴェンチャーズの手にかかると、カントリーがこんなにロックな音楽になります。そもそもロカビリーの要素の一つとも成っていたカントリーなのだから当然なのかもしれませんが、それにしてもスゴイ。キャリア初期の快進撃を伝える熱気をはらんだサウンド、そして黄金のメンバーによるエレキ・インストのクラッシック。のちに「I Walk The Line」のタイトルでジャケも新装してリイシューされますが、こちらがオリジナル盤です。.
収録曲・データ
【曲目】Panhandle Rag / Wabash Cannonball / San Antonio Rose / I Walk The Line / Wildwood Flower / I Can't Stop Loving You // Lovesick Blues / Steel Guitar Rag / You Are My Sunshine / Oh, Lonesome Me / Sugarfoot Rag / Born To Lose
ヴェンチャーズなんて…、と思ってる人にこそ聴いてもらいたいこの芯のぶっといグルーヴ。いつも思うのですが、彼らのカッコヨサはカヴァーよりもオリジナルにあります。このアルバムでもそれは顕著。「Journey To The Stars」を今こそ再確認! 同郷タコマの後輩バンドでもあるウェイラーズの「Tall Cool One」の激クールなカヴァーもあり。「Needles And Pins」のリードギターの音圧にも、やられます!.
収録曲・データ
【曲目】Needles And Pins / Runnin’ Wild / Eleventh Hour / The Cruel Sea / Scratchin’ / Tall Cool One // Only The Young / Journey To The Stars / Fugitive / Ravin’ Blue / Walkin’ With Pluto / The Pink Panther Theme
やっぱりサンディ・ネルソンは最高。ヤングでドラム馬鹿だった頃の彼の作品から弾け出るロック魂は素晴らしい! コンパクトで弾けたナンバーばかりを集めた本作は60年代前半の作品中でも頭一つ抜けたベストのひとつ。「Yakety Yak」「LA Bomba Bossa Nova (La Bamba)」……、ボサノヴァでこんなドラム叩いていいのか? ラフでシビれる曲揃い!.
ノーザン・ダンスチューンの超定番「The Horse」(クリフ・ノーブルズ)は、はっきり言ってオリジナルを超えたかも!? その「The Horse」をアルバム冒頭に、そこから続く「Here Comes The Judge」「Licking Stick」、オドロキのファンキー・チューン3連発に悶絶必至! 超メロウな「Grazing In The Grass」「Soul Breeze」など、レアグルーヴ感覚に溢れた60年代後期の名盤です。.
【曲目】Hit & Miss / Big Guitar / Rodeo / Big Fella / Walk Don’t Run / Bee's Knees / Ev’ry Which Way / Main Title- Beat Girl / The Human Jungle / I’m Moving On // Zapata / Like Waltz / Black Stockings / The james Bond Theme / Lost patrol / The Magnificent Seven / Hideway / The Menace / Never Let Go / The Sharks