60年代から端正な歌声と美貌で人気の彼女。70年代にも聴き逃せないアルバムを残しています。ゴージャスな「Ain’t No Mountain High Enough」は語りを交えた構成がドラマチックな度合いをさらに増していますね。ランディ・ニューマンやジミー・ウェッブの曲をそっとしのばせているのもいい演出です。.
かつて「恋は水色」で一世を風靡した彼女が、アメリカ西海岸でのレコーディングを敢行したAOR路線のポップ・アルバム。何とプロデュースはキム・フォウリー!(彼は同時期のヘレン・レディのアルバムでも良い仕事をしています)。スペクター・サウンドを70年代に甦らせたようなアレンジの「Angels Of Mercy」など、ニヤリとさせる仕掛けもあちこちに。アメリカでのリリースは無く、なかなか入手困難です。.
収録曲・データ
【曲目】Anyone Who Had A Heart / Music Speaks Louder Than Words / Career Girl / I'm A Lady / Angels Of Mercy // Old Country / A Million Tears / Little Things / City Man / Before We Say Goodbye
マーティ・ペイチの繊細なアレンジが光るソフトボッサ・アルバム。たおやかな女性らしさでボッサの名曲を採り上げています。「Call Me」や「Goin' Out Of My Head」には、少女っぽい甘酸っぱさも。ブラスや弦も派手さを抑え、ぐっとシックに。ジャケの空の色は夕暮れ一歩前なのでしょう。そんな設定がよく似合います。スペイン語圏にもファンの多かった彼女らしく、英語に加え、スペイン語でも歌詞を歌っていますね。.
収録曲・データ
【曲目】Laia Ladaia / Goin’ Out Of My Head / Toys / Meditation / Pretty Butterfly / Carnival // Mas Que Nada / Call Me / Once / The Constant Rain / Fly Away / Forgetting You