ローランド・P・ヤングのニュー・アルバム。全曲テルアビブ録音でのコンプロヴィゼーション新境地。アメリカを去りイスラエルに移住。創作環境をはじめとして、前作と明らかに異なるモチベーションで臨んだ新作であるこの『コンフルエンシズ(※人、思想、川などが合流する場所の意)』は、1st ソロ『アイソフォニック・ブギウギ』(1980)の原点世界に立ち返ったような雰囲気も感じさせ、そこに『イステット・セレナーデ』(2007) で確立した多重録音のテクニックを結びつけた新世界。.
1978年結成、先日29年ぶりの新作『抱握』[EM1125CD]を発表した横浜の即興トリオ、陰猟腐厭(いんりょうふえん)は、日本の地下音楽シーンですら極左・異端の存在であるが、その由縁が本コレクションで徹底的に開示される。こんなバンド、当時そして今も他にいるだろうか? いよいよお待ちかね1980年 82年にかけての初期作品集の登場! CD版は「森の記憶」一曲追加です。.
em Recordsがサーフ・ミュージックの認識をとらえなおす「水中シリーズ」第3弾! オーストラリアのサイケ/アシッド・シーンで伝説的に語られるグループ、タリーがサーフ映画「Sea Of Joy」のために制作したサウンドトラックを復刻。幽玄な並のイメージを表現したタイトル曲をはじめ、深遠な海とサーフィンの世界を霊妙な音の陰影で見事に描き出しています。.
80sメキシカン・アンダーグラウンド草分けバンド、偉大なるシントマの活動を讃える作品集。ピコピコ・ラテン・シンセ・パンク、全曲メヒコ国外初登場! アングラ臭漂うオーヴァードーズ感覚のエレクトロと、シンシアが怒ってまくしたてるラテン訛りメロディーのヴォーカルを、治安悪化の一歩をたどる乾燥しきったメヒコで放出。このバンドに影響され、メキシコで自主制作インディーとアンダーグラウンド・シーンが出現することに。本作は彼らのアルバム/シングル/未発表曲からコンパイル。CD 版はボーナス2曲。幸運にも現存していたマスターテープ音源を元にマスタリングで高音質保証。.
誰にでも楽しめるオーストラリア・サーフ映画の傑作「バンド・オン・ザ・ラン」のサウンドトラック。1982年の制作当時大きな話題となっていたにもかかわらず、発売直前でお蔵入りとなっていた作品です。メロウなAORから王道サーフロック、アシッドなジャズインストなど、70'sサーフミュージックのエッセンスを集約したようなサウンドがここに!.
2009年の『イステット・セレナーデ(Istet Serenade)』から2年あまりの時間をかけ完成したニュー・アルバム! 新作はローランド P. ヤング流のディープ・エレクトロ・ミュージック!! 前作『イステット・セレナーデ』ではアンプリファイドを控えめにし、アコースティックな深い響きに重きをおいていたが、今作ではサウンド合成(シンセサイズ)をしまくったエレクトロ・サウンドで彼の新境地を聴かせる‥‥と、表面上はそうなのだが、コアにはやはり彼の哲学「アイソフォニック」が貫かれ、ヤング独特のコンプロヴィゼイション(作曲と即興の合成語)を通じて表現されるのは、『アイソフォニック・ブギウギ』から続く彼のあの世界。(em Recordsの解説より).
em Recordsにより発掘された全盛期の音源で、そのおそるべき世界観が現代に伝えられた伝説の音楽家ヨシワダ。そのヨシワダの秘蔵音源が出てきました! 2、3人で同じ音程を歌うという簡潔な作品は、知らずに聴けば、どっかのお寺のお経そのまんま!しかし、これが実はワダの作品履歴上で重要な位置にあるのだそうです。果てしなく続く不安定に揺れ動く微分音のトーン! はたしてこれにあなたは耐えられるのか? CD版には1978年3月15日の演奏を収録!.
ティム・オリーブはカナダ出身のミュージシャンで、1989年の来日以来、大阪に在住。改造したエレクトリックギターと様々な素材を用い、どのジャンルにも当てはまらないユニークで斬新な世界を展開。その奇妙でアブストラクトなエレクトリック音は、聞き込むうちに不思議とオーガニックで人間味を感じさせるサウンドに。奇天烈なSF映画のサントラのような聴後感です。.
em Recordsプレゼンツ・ヨシ・ワダ第四弾! 35年の時を経てリリースされる、1974年2月24日の3時間にも及ぶ演奏からのダイジェスト(全77分)。3〜10mの特殊な自作管楽器4本と電子音ドローンによる展開や抑揚のない超絶にドラッギーな音楽にして、”冥界から人類救済ためにもたらされた福音の音楽”と謳われるヨシ・ワダの世界。こちらも世界初リリース。.
em Recordsプレゼンツ・ヨシ・ワダ第二弾! 今回は20年来封印されていた超絶ドラッギーな問題作の世界初リリース! パイプオルガン風の楽器、巨大な金属板やジャンク素材が組み合わされた大規模な自作楽器が、コンピュータの制御で振動したり叩かれたりするインスタレーションに加え、様々なアーティストが参加した、作品展示のオープニングを告げるライブ演奏です。これは一般公開されたインスタレーションとは大きく異なる内容で、当時、本演奏を体験した招待客によってのみ語り継がれ、半ば伝説化していた1987年11月8日の一度限りのパフォーマンスの音盤化!.
弦楽器の世界的なデザイナー/ビルダーであるウィリアム・イートンが、自作の弦楽器をつれづれに奏で録音した78年発表のファースト・アルバム。ジャケットに小さく「Music By William Eaton」の文字があるだけ。曲のタイトルも説明も一切無し。十八編の瞑想的な楽音詩が連なった演奏集です。ご本人による書き下ろし解説収録。.