サイモン&ガーファンクルの二人にとって、世界的に名を広める出世作となった映画「卒業」への音源提供。映画のために書き下ろしたのは「Mrs. Robinson」だけで、あとは既発の「Sound Of Silence」「Scaborough Fair」「April Come She Will」を使用。インスト部分にはデイヴ・グルーシンが美しいインストを提供しています。「Sunporch Cha-Cha-Cha」が名曲!.
収録曲・データ
【曲目】The Sound Of Silence / The Singleman Party Foxtrot / Mrs. Robinson / Sunporch Cha-Cha-Cha / Scarborough Fair - Canticle (Interlude) / On The Strip / April Come She Will / The Folks // Scarborough Fair - Canticle / A Great Effect / The Big Bright Green Pleasure Machine / Whew / Mrs. Robinson / The Sound Of Silence
サイモン&ガーファンクルのリユニオンでNYのセントラルパークでの大コンサートを行う直前にリリースされたスタジオ盤。過去の栄光を追うのではなく、自身の歌声でキャリアを紡いできた彼の自身が、セルフポートレートのようなジャケットにも表れました。タイトル曲などジミー・ウェッブが陰影の深い3曲を提供。ギャラガー&ライルの「A Heart In New York」もすごくいいです。ダンサブルじゃなくても大人の音楽(AOR)は成立するという好例。.
アート・ガーファンクルとのファースト・アルバムをリリース後、かんばしいセールスをあげられず、失意の中でイギリスに単身わたっていた中で制作されたファースト・ソロ(オリジナル・リリースは1965年)。「Sound Of Silence」の大ヒットで復活後のS&Gで再演される名曲の原型も多数収められていますし、何よりも飾り気のないシンプルなギター弾き語りの醸し出す凛とした雰囲気が素晴らしい。数十年の封印を超え(日本盤LPでは再発がありましたが)今はCDとして入手可能となりましたが、この時期の彼の凛としたたたずまいは永遠です。.