なぜかあまり語られませんが、実はすごくいいアルバム。フォーク、オールドタイムはもちろん、ジャズやポップスなどをブロンバーグ流に選曲し、演奏、そして謳っちゃいます。自由な意識で選んだレパートリーが独特。ごく私的な気分。テディ・ベアーズの「To Know Him Is To Love Him」を弾き語りでボソッと歌われたら、一発で降参しちゃいます。.
ルーツ志向でいろんなアイデアとファニーなキャラクターで愛される才人。彼の持つ独特のグッドタイム&レイジーな雰囲気は、けっこう中毒もの。このアルバムでもいきなりファンキーなバンド・サウンド「I Want To Go Home」でハートをつかみにきます。ライ・クーダーとダン・ヒックスの中間にいたような彼の個性、もうちょっと再評価を望みます。.