ハードでキラーなモーラム/ルークトゥン連発の秘密兵器。スリン・パクシリの秘蔵っ子、<グレードAの男>ことソンタヤー・カラシンさんの男性時代のベスト選がエムのタイ音楽アーカイブに登場。アンカナーン・クンチャイの「イサーン・ラム・プルーン」(1972)を作ったタイ東北地方イサーンの名プロデューサー、スリン・パクシリが手塩にかけた歌手で、女性モーラム歌手パイリン・ポーンピブーン(エムより既出)と対になって活躍した“男子”アイドル。.
スティール・パン+ディスコ+ダブ! 1970年代末イギリスで結成されたアフリカン/カリビアン多国籍バンド、スティール・アン・スキンの音源をコンパイルし、2008年に世界初アーカイブとして発売したのが本CD。このCDのもうひとつの目玉は、グループの活動を追ったドキュメンタリー映画『スティールンスキン』(1979年、監督:スティーヴ・ショウ)で、そこには荒廃した70年代後半のイギリスの模様、なぜバンドを結成し活動するのか、という切実な事情が明かされる(爆撃を受けたようなリバプールの映像は必見!)。印刷物も修正・刷新した2021年新仕様です。.
タイの大スター歌姫、あのシリポン・アムパイポンが在籍したモーラム楽団の名盤! ヒップホップ顔負けのリリックでイサーン人の心情をぶちまけた80年代興行モーラムのキ・ラ・メ・キ ショーケース !! 当時、数百万本を売り上げたというカセットテープ時代のモンスターヒットである。コーシン&カノーンサックによるクリスタルキング アリス系の最強チューン「俺たち兄弟、都会を行く」を筆頭に、モーラムのブラザー&シスター4人で現場なダンスホール・モーラムに徹し、イサーン最下層の悲喜こもごもをラムした歌詞は必読。また、ワールドミュージック・ファンの注目はなんといってもシリポンが在籍していたことで、彼女の幻のデビュー曲「モーラム娘は愛を待つ」をここに収録! シリポンをはじめ関係者取材をもとにしたおなじみSoi48の解説と全歌詞日本語・英語訳を掲載。堂々世界初CD化。.
エムと京都メディテーションズの(約2年越し)コラボ・リリース第二弾。インドの魔法の笛吹き、T.R. マハリンガムの続編で、ほとんど誰も聴いたことのない1940年代 50年代のSP盤音源集。カルナーティック音楽ファンのみならず音楽探究リスナー待望の「超」の付く貴重音源だが内容も尋常ではない! 南インド伝説の神童と言われた音楽家の幻のSP録音をコンパイルした奇跡の復刻です!.
EM + Soi48のタイ音楽シリーズにタイ音楽界の生ける伝説、スリン・パークシリの<仕事集>が登場。コクソン・ドッド、服部良一、フィル・スペクター、テオ・マセロetcとも比肩すべき音楽人であるスリンは「キング・オブ・インターナショナル・ソング」という異名を持っていますが、それは今回紹介するタイの国民的音楽ルークトゥンで彼がプロデュースした作品群から付けられたもの。ルークトゥンは歌う題材=歌詞が重要なジャンルで、それさえ担保されていれば音楽はぶっちゃけなんでも良し。要は面白けりゃいいのだ!というどん欲なまでの雑食性があり、その前衛で<攻めた>のがスリン・パークシリです。.
日本に細野晴臣、ジャマイカにソニア・ポッティンジャーやハーマン・チン・ロイがいるように、タイにはスリン・パークシリがいる。彼がプロデュースした現代モーラムの宝物を詰めた世界初コンピレーション。Soi48とエムのタイ音楽アーカイブ・シリーズ立ち上げ時から目標(野望)に掲げてきたスリン・パークシリのモーラム作品集で、シリーズ中、最大ボリュームでお届けするタイ・イサーン音楽のある意味、究極的なアルバムです。36ページのブックレット付!.
カリプソ王マイティ・スパロウ。時代の変化に対応し、ソカの波も乗りこなします。80年代末のこの盤でもある意味テクノ的な境地まで純化した反復ビートに、伝統的なホーンセクションやギターカッティングを融合。ユーモアと風刺たっぷりに歌うスパロウ節はもはやポンチャックか河内音頭のようでもあります。.
ニューエイジ・ミュージック的な作風のDolphins Into The Futureをはじめ、複数の名義で活動しているベルギーの作家、リーヴォン・マーティンス・モアーナが本名で発表するアルバム。この『Three Amazonian Essays』は、スペインの伝説的スタジオ・プロジェクト、フィニス・アフリカエによるアマゾン探検を題材にした名盤『Amazonia』(1990 年) を丸ごと音素材として使用し、別のアマゾンを抽出しようとする試みとのこと。副題に湯浅譲二、武満徹、アイヴスへのデディケーションがあるように、これまでのクラブ寄りの視点からでなく、クラシック 現代音楽と捉えた方がしっくりくる作品といえます。.
アルゼンチンのマルチ・インストゥルメンタリスト作家、エミリオ・アロが「架空の部族の奏でる音楽を空想する」というコンセプトで結成した5人編成のバンド、クラン・カイマンのセカンド・アルバム。本作でもカリンバを改造したアロの創作楽器<カリンバフォン>がアンサンブルの要。気を引く派手な編曲や和声進行上のクライマックスを捨て去った上でのメトロエスニシティー感覚が、その演奏の音場には怪しい生暖かさと催眠性が充満する。.
独の奇才コンポーザー/プロデューサー、Don't DJ最新作。テクノ・サンラー?アングラYMO? 超空間世界をテーマにした実験エスニック・エレクトロニクス・テクノ・エキゾ・ミュージック。サン・ラーの名盤『Space Is the Place』(1973)にちなんだと思われる題名が示す、超空間世界をテーマにした両A面のミニ・アルバム!.
スペインのNEW WAVE バレアリック NEW AGE プログレッシヴ・ミュージックの奇跡、フィニス・アフリカエの最高傑作を数々のご要望にお応えして単独発売。ひたすら浸るスピリチュアルでアフロでアンビエントなオーガニック・サウンド!!! 沢山のヨーロッパやアフリカの楽器を操って大半を一人で多重録音し、風雨、鳥や虫や生き物の自然音を組み合わせて制作した本作は、ミステリアスな雰囲気と神秘的な気配を見事に表現。彼独特の有機的なグルーヴ感覚も非常に心地よい、その名にふさわしい代表作。.
インドジャズ! 欧米で流行したシタール入りのラーガ・ジャズとは完全に一線を画する正真正銘の60年代インド産ジャズが登場です! 南インドの古典音楽であるカーナディック音楽の厳密な音楽形式をそのまま用い、インド古楽器、打楽器を大胆に導入。演奏者は全員インド人。それでもジャズを目指した奇想音楽家の一大冒険タペストリー!.
遂に遂に遂に ! EM + Soi48 タイ音楽アーカイブにタイ芸能界に君臨するアイドル・モーラムの元祖、バーンイェン・ラーケンが登場! バーンイェン・ラーケンは現在も全盛の女性マス・アイドル・モーラムという存在を築き上げた第一人者で、60 年代後半からアンカナーンやホントーン等含む数多の歌手の目標になったスーパースター。今回は彼女が最も猛威を振るった70 年代の革新的モーラム&ルークトゥン作品をコンパイルし、ド派手でアップな曲からしっとり歌い込む渋い曲までバランス良く配分。バーンイェンの生来の才能である歌の巧さに焦点を当てた「聴き込める」ベスト盤に。選曲・解説・装丁はもちろんSoi48!.
名盤『イサーン・ラム・プルーン』に続く二度目のビッグバン、アンカナーン・クンチャイ幻の2ndアルバムを正規ライセンスで発売! ポコラ本掲載(五つ星)でサイケ・コレクターにも知られる本アルバム。「イサーン・ラム・プルーン」(1972) 大ヒット後、人気絶頂となったアンカナーンが、自ら組織した楽団で興行した時代の重要作品。自身の楽団でアルバムを作れる歌手は少なく、その点でも大変珍しい。内容は様々なモーラム型をやった1st アルバムを踏襲しつつ、当時最新のルークトゥンを歌ってよりポップス化しているのが特徴で、惚れ惚れする抜群の歌唱力は1st以上。録音は1977-79年頃。こないだの来日公演目撃できた人がうらやましい!.
エム+Soi48のタイ音楽アーカイブ・シリーズにいよいよ「ルークトゥンの女王」プムプワンが登場。没後25周年の節目で登場する本作は世界初CD化、かつプムプワン作品自体が本邦初の公式リリースという二重の<事件>。今回登場するのはキャリア全盛期の80年代半ば、名手ドイ・インタノンの指揮で制作されたオリジナル・アルバムで、トータル・プロデュースされた内容には格別の存在感と価値があります。タイ音楽必聴・必携盤! .
1978年インド産、超オブスキュアな激烈インディアン・ファンク! 総勢16名の楽器奏者たちが、電子楽器に伝統的打楽器入り乱れで、マントラも炸裂させながら恍惚の境地へと突入するものすごいサウンド! 何のために作られ、聴く者をどこに連れていこうとしたのかすら定かでない、永遠に解けない謎が刻まれた強烈な一枚です。.
トンファド・ファイテッドはピンやケーンと共にタイで古くから親しまれる楽器ソー(Sor: 2弦ヴァイオリン)のナンバーワン名人であり、生涯をモーラムに捧げたソー・マスター。しかし米モータウンにおけるファンク・ブラザーズのごとく、タイの歌謡曲で楽器奏者が前に出てくることはまずなく、ミュージシャンは歌手の背後にいる「陰」の存在。その中で例外中の例外といえるのがこのトンファドであり、楽器奏者としてリーダー・アルバムとシングルを発表した希有な存在。しかし、ただでさえ珍しいモーラムの<インスト>録音のうえに当時の流通枚数も少なく、今や幻の作品となっていた貴重録音を復刻!.
ワールドミュージック・ファン、辺境系レアグルーヴDJがもっともリリースを望んでいたイサーン(タイ東北部)のルークトゥン歌手、ダオ・バンドンのベスト盤! 今やダンスミュージックとして全世界のコレクターの注目を浴びるタイ音楽。野太いビートにキラーなブレイク、そして独特の声と節回しが特徴のダオ・バンドンの音楽は、一度聞いたら耳にべっとりくっ付いて中毒になる魅力を放っています。選曲・解説はSoi 48の全12曲。.
EM + Soi48のタイ音楽シリーズにタイ音楽界の生ける伝説、スリン・パークシリの<仕事集>が登場。コクソン・ドッド、服部良一、フィル・スペクター、テオ・マセロetcとも比肩すべき音楽人であるスリンは「キング・オブ・インターナショナル・ソング」という異名を持っていますが、それは今回紹介するタイの国民的音楽ルークトゥンで彼がプロデュースした作品群から付けられたもの。ルークトゥンは歌う題材=歌詞が重要なジャンルで、それさえ担保されていれば音楽はぶっちゃけなんでも良し。要は面白けりゃいいのだ!というどん欲なまでの雑食性があり、その前衛で<攻めた>のがスリン・パークシリです。.