ヨーロッパのライブラリー・ミュージック界で活躍したコンポーザー、ジャンコ・ニロヴィックはソフトロックやソウルを吸収したセンスを現代に再評価された才人のひとり。ソフトなコーラスとファンキー・サウンドが融合したこのアルバムは2000年代にストレート・リイシューも実現した作品のひとつ。記名性のないサウンドを目指しながら、結局その人の個性が記されてしまうのが優れたライブラリー音楽のおもしろさだと再認識しました。(2,750円)
(LP)Chorus (2001 reissue)