作曲家ヘフティとしての個性を抑えて、バンドリーダーとしてリリースしたいわば初ソロ作。アメリカの伝承曲や戦前のポピュラーソングを管弦やストリングスとコーラスを交えてモダンに再構築しています。「Danny Boy」や「Comin' Through The Rye」など自分のルーツを抱きしめるかのような情感あふれる選曲に、思わず泣きそうになる場面も。音楽家としての洒落心はもちろん存分に。
(LP)Presenting Neal Hefti and His Orchestra (1956 reissue)