【曲目】Mississippi Mud / Buddy Bolden's Blues / Bill Bailey, Won't You Please Come / Ain't She Sweet / La Bomba // Good Morning Little Schoolgirl / I Had A Dream Last Night / Five Foot Two, Eyes Of Blue / Ella Speed / Blues / Sheik Of Araby
Dotレーベルにあって、革新的ジャズをリリースするコンセプトで進められていた“Jazz Horisons”シリーズの一枚。看板アーティストたち4組のライヴ盤(1958年5月16日)です。目玉はドン・エリオット・クインテットのA-3「When Your Love Has Gone」。プレイもさることながら、彼の歌、スキャット! しかも当時の有名スターを次々に物真似するのです! この一曲だけの収録なのが惜しいですが、本当に貴重な録音!.
United Artists Jazzシリーズのアルバムは内容、アートワーク共に全部持っておきたいハイクオリティ! 黒人オルガン奏者とオリバー・ネルソンのビッグバンドによる、黒くて構築的でアイデア豊かな“ソウル・ジャズ”です。オープニングを飾る「A Taste Of Honey」から目が覚める思い。レイ・バレットのコンガが全体を力強く鼓舞しています。ジャケットに描かれた少女は、のちに「The Knack」に主演するリタ・トゥシンハムがモデル(映画「A Taste Of Honey」で英国アカデミー新人賞を受賞)。.
日本では70年代に再結成してディスコヒットを飛ばしていた時代の印象が強いかもしれません。もともとは67年デビューのポップソウル・デュオ。力強いソウルナンバーとポップソングをいい具合のバランスで取り上げて、ポップマーケットで活躍していました。これが彼らのセカンドアルバム。恋人っぽい甘さと息のあった感じがバッチリ! パリス・シスターズの「I Love How You Love Me」なんてカヴァーも、よいものですね。.
ベルギー出身のアレンジャー/指揮者フランシス・ベイ。オープニングを飾る「Mambo Jumbo」や「Caravan」での”踊れる”なんてもんじゃすまされないパーカッシヴでめくるめくビッグバンド・アレンジにやられてください。「Un Poquito De Tu Amor」は聴けばニッコリ多幸感あふれるオツなナンバー! 鋭いアレンジと引き締まった演奏、楽しいコーラス、踊れるラウンジラテンの手本のような一枚です。 .
収録曲・データ
【曲目】Mambo Jambo / Un Poquito De Tu Amor / Malaguena / Begin The Beguine / The Peanut Vendor / Copacabana // Caravan / Mama Inez / Maria La O (Maria My Own) / Perfidia / Acercate Mas / Para Vigo Me Voy (Say Si Si)
ハワイの男性コーラス・カルテット。同レーベルより発表したデビュー作「On The Rocks」がハワイのトラッド系作品の代表作だとすると、エキゾ系コーラスの代表作がこちら。「Breeze And I」「Prefidia」などをハワイアンラウンジ感満点にハモリます。緩急の変化を見せるリズムの処理、意表を突いたストリングスなど、アレンジのホール・ダニエルスのアイデアが抜群なのです! ファーストよりもずっとレアなセカンドアルバム。.
ヴァンガードから移籍してリリースされた4作目にして、彼らのラスト・アルバム。でも、自分たちらしさは変わることなし。デキシーランド・ジャグ・ブロウワーズ、キャノンズ・ジャグ・ストンパーズといった戦前ジャグ・バンドのカヴァーから、「The Shiek Of Araby」「Mood Indigo」などのジャズ、ジェフ・マルダーの十八番「Gee Baby, Ain't I Good To You」といったスタンダードまで、いつもと同じように弾けた演奏で楽しくやってます。他のアルバムよりも海外人気が高いのはフラワーな気分のジャケのせい?.
収録曲・データ
【曲目】If You're A Viper / Minglewood / Garden Of Joy / The Circus Song / My Old Man / Kaloobafak (I'm Confessin' That I Love You) // The Sheik Of Araby / When I Was A Cowboy / Mood Indigo / I Ain't Gonna Marry / Ella Speed / Gee Baby, Ain't I Good To You
銀紙仕様の大胆な未来派ジャケ。Ranwoodレーベルの社主ランディ・ウッドの息子で、ジャズ・ミュージシャンのジョン・ウッドのアレンジしたキーボード・プロジェクトです。未来派ですがモーグシンセは不使用。オルガンとエレピなどで作り出した浮遊感あふれる音響空間はスペースエキゾ的。「Till Love Touches Your Lips」そして「Maiden Voyage」「Alfie」を聴いてみてください。.
収録曲・データ
【曲目】And I’ll Come Back / Rose Garden / One Teardrop / Green, Green Grass Of Home / Till Love Touches Your Life / Maiden Voyage // She Loves / A Ray Of Sunshine / Alfie / (Impressions Of) Throb / Love Means (You Never Have To Say You’re Sorry)
【曲目】A Lot Of Livin’ To Do / Out Of This World / ‘Round Midnight / Hey! Jealous Lover / Har Hearted Hannah / Blues In The Night // I Feel A Song Comin’ On / You Came A Long Way From St. Louis / My Ship / Ev’rything I’ve Got / Why Shouldn’t I / I Feel Pretty
82年のアルバム「Floating」も人気のドイツ人女性ジャズシンガー。透明感あふれる歌声と自在なフレージング、とりわけ「Samba de Coracao」ブラジリアン・フレイヴァーのある曲での魅力が大きいです。A面はダイレクトディスクレコーディング。B面は組曲形式でカルテットのメンバーと集中力の高い演奏を繰り広げます。.
今ひとつブレイクしきれなかった印象もあるモータウン所属時代ですが、こうしてオリジナルアルバムを聴くと、本当に心のこもった歌とレベルの高い楽曲に驚かされます。あえて言えば、グラディスのディープな歌声も含め、モータウンの色に染まりきらなかったことが災いしていたのかも。ジョニー・ブリストル、パム・ソーヤー、レオン・ウェアなど、次世代のソウルを作り上げる才人たちが作曲面でバックアップ。ジェームス・テイラー「Fire And Rain」カヴァーも素晴らしい。.
1974年に全世界放映を前提に制作された子ども向け番組「Big Blue Marble」のためのサウンドトラック。ジャケットから推察すると実写とアニメを合成したエデュテインメント番組だったようですが、この番組の動画見たことありません(見てみたい!)。特筆すべきは収録曲のレベルの高さ。チルドレン・シンガーの歌うメロウでファンキーかつ、ドリーミーなナンバーの数々! ぼくもこんな番組を見て育ってみたかった! NRBQ人脈で知られるチャンドラー・トラヴィスもちょっと参加。.
高速でスイングする「Love」「You Are My Sunshine」! この2曲をこのテンポでやってくれてるなんてセンスいい! 黒人女性ならではのソウルフルなフィーリングを引き出すのは、リズムを持って生まれてきたジャマイカ人ピアニスト、モンティ・アレキサンダー。「Sunny」のカヴァーもキップがいいですねえ。.
彼女が主演した映画「The Swinger」からのナンバーなどを歌った66年の作品。タイトル曲や「I Just Want To Make Love To You」など、美人の悪い子ちゃん的な雰囲気濃厚のナンバーが多く、アレンジもシックスティーズ仕様ですからガールポップ・ファンにも大推薦盤です。マーティ・ペイチがアレンジしたインスト2曲も超ヒップでお得!.
イギリスのコンポーザー/アレンジャー、ジョニー・スコットがロンドンをテーマに構成したビッグバンド・スイング・アルバム。実力者スタジオ・ジャズマンたちの豊かな演奏に、上品かつモダンなアレンジでお送りするサウンドスケープ。ロンドンのウェストエンドにある劇場街の名門パレス・シアターで「Sound Of Music」を見て来たカップルを写したジャケットが、また気分をいっそう盛り立ててくれます。ラストの「London Bridge Is Falling Down」でビックリ!.
収録曲・データ
【曲目】Let’s All Go Down The Strand / They’re Changing Guard At Buckingham Palace / Chelsea Bridge / Knocked ‘Em In The Old Kent Rod / The Trees In Grosvenor Square / Limehouse Blues // London By Night / Greek Street, Soho / A Nightingale Sang In Berkeley Square / Covent Garden Starts Early / Springtime In Piccadilly Circus / London Bridge Is Falling Down
Warner - Seven Arts(w7ロゴ)グリーン・レーベル。1968年頃のプレスです(オリジナルは1967年)。
ハーパース・ビザールで言えば「4」にあたるような。
ソフトロックの王道「Windy」、そしてMOR路線の代表曲「Never My Love」収録。ValiantレーベルがWarner Brosに吸収され、自動的に移籍となってからの第一弾。この時期のアルバムでは「Birthday」の評価が高いですが、他のアルバムももちろん最高だし、本作も個々の楽曲のレベルは高いですよ。ハーパース・ビザールで言えば「4」にあたるような、メンバー各自の個性が浮き出始めた感じ。「Never My Love」は、映画「アンダー・ザ・シルバーレイク」のオープニングに使われていて、とても印象的でした!.
収録曲・データ
【曲目】Wasn't It A Bit Like Now (Parallel '23) / On A Quiet Night / We Love Us / When Love Comes To Me / Windy / Reputation // Never My Love / Happiness Is / Sometime / Wantin' Ain't Gettin' / Requiem For The Masses
主題歌「The Best That I Know How」を作曲し、歌っているのはバリー・マン。もちろん作詞はシンシア・ワイル。ここにしか収録されていません。残りはELOの既発曲と、ジミー・ハスケルによるインスト曲という構成。日本でのタイトルは「メラニー・グリフィスのセクシー・ジョイライド」というものだったそうです。.
収録曲・データ
【曲目】The Best That I Know How / Tightrope / Dancin' In Alaska / Can't Get It Out Of My Head / Boy Blue / Eatin' Dog Food // The Best That I Know How (Instrumental) / So Fine / The Getaway / Telephone Line / Rockaria! / Train Stuff / The Best That I Know How (Reprise)