子供ものフォークの最高峰! WeaversのLee Haysを中心に、子供達にフォークソングを通じて楽しみを教え、逆に子供達のイノセントな歌声や笑い声から聴き手はなんともいえない喜びを感じるという素敵な取り組みです。59年から約10年で4枚のアルバムが発表されていますが、オリジナルはどれもレア! これは2枚組40曲のベスト盤にして決定版。1958年のファーストアルバムの初版に用いられたジャケットを流用してカバーが制作されています。
これが一番レアと言われるサード・アルバム。セカンドから5年が経過して、子供たちも少し大きくなりました。あどけなさは変わりませんし、アラン・アーキン、バーバラ・ダナ、リー・ヘイズ、ドリス・カプランら大人たちも相変わらず優しくて。リー・ヘイズの歌う「大きな古時計」がツボに入って、泣けます。微笑みに溢れたチルドレン・フォークの最高峰。近年、アメリカのフォークシーンで盛んなチルドレンフォークものの源流と言うべき存在です。※ジャケ上半分ほどを透明テープで補修。
「babysitという言葉には“子供をあやす”という意味だけでなく“オトナが癒される”という意味もある」というようなことをリーダーのリー・ヘイズがライナーに記しています。リー・ヘイズ、ドリス・カプラン、バーバラ・ダナ、アラン・アーキンによる50年代から続く子供フォーク・プロジェクトの4作目にしてラスト。大きくなった子もいれば、新しく産まれた子も加わって、ほんわかした感動を与えてくれます。今は俳優として活躍しているアラン・アーキンですが、ここでの役割も大きいですよ。レア!
「いちご白書」での「サークル・ゲーム」があまりに印象的なインディアンのフィメール・フォーク・シンガー。これはエリア・コード615がバックを勤めるファンキーなフォーク・ロック! ソウルフルな歌声がポップなメロディを味方につけて意外なほど気持ちよく響いています。※A-3「I Wanna Hold Your Hand Forever」にてキズによる周回ノイズが少々目立ちます。他はEX++〜M--程。
60年代から精力的にソウルジャズ・シーンで活躍してきたサックス奏者。ボブ・ジェームスらがフュージョンをお洒落なものとして売り出していた78年に、このジャケはちょっと時代錯誤? しかし内容は魅力的です。選曲もいいですし、ウィルバー・バスコム&スティーヴ・ジョーダンというリズム・セクションは強力。B-2では、アントニオ猪木のテーマ曲に日本ではなってしまった「Ali Theme」をブルース・ジョンストン(バリー・マニロウで有名)な「I Wrote The Songs」と組み合わせてしまうという、まさに痛快な音の卍固め!
ミュージシャンとしてよりもアメリカでは学生運動出身の文筆家として知られるカール・オグルスビー。反体制運動の旗手であった彼がSSWとしてVanguardに残したアルバムは2枚。これがファースト・アルバムです。サングラスの奥には鋭く社会を貫く視線が隠れているのでしょう。しかし、アルバムとして聴くと、骨太な思想性よりも、彼本来の人間的な優しさや情感がこちらに伝わってきます。すごく不思議です。バックはニューヨークのセッションマン。ジャズ・ミュージシャンが混ざっているのがこの街で生まれたフォークロックの特色でもあります。
旅暮らしに明け暮れたフォーク・シンガー。ウディ・ガスリーと共に旅をしていた人物として知られます。文字通りソロで録音したアルバムが多いのですが、このアルバムはアンサンブル演奏やコーラスを交えた開かれた雰囲気の作りで、彼のレパートリー中では珍しいもの。暖かく懐の深いフォーク・ソングをお楽しみ下さい。この翌々年、61年に没します。
最高のグリニッジ・ヴィレッジ・フォーク・ロック! 誰もが見たことがあるのに、誰もが見落としている素晴らしいアルバム。名盤の誉れ高い「Blue River」に慣れ親しんだ人でも、本作で彼が見せている才気と稚気、若気ゆえかもしれないけれど鋭さにあふれたヴァラエティに驚きを感じていただけるはずです。※Vanguardブラウンラベル。
ぶっきらぼうで無骨だけれども、心底からやさしい歌が聞こえてくる。そんなアルバムです。アイダホで生まれ典型的な西部人のマナー身につけて育ち、大地への深い愛を育んだとライナーにありますね。歌のタイトルは「青の霧」とか「風は河」とか「風を歌う人」「彼女の周りを回る鳥」といったもの。ドラム、ベースなどのアンサンブルは息がピッタリ。
SSWとしてソロ活動を始めた時期に合わせて発売されたもので、彼が元々在籍していたバンドのベスト盤。ジョンのヴォーカルを多く収録します。どこどなく哀感のある歌声に、感じるものがありますね。60年代の若々しいフォーキーな東部ブルーグラスの息吹を感じます。ブルーグラスの正統からは、はずれていましたが、そこがまたいい。ジャケに使われた写真も人気の一枚。
ジョン・ヘラルド、ボブ・イエリンを中心とした東部ボストニアンによる痛快ブルーグラス!!後に素晴らしいSSWアルバムを発表することになるジョン・ヘラルドのボーカルが邪気なく、そしてペーソスがあり、もう最高です。実質はジョンのソロ作に近い雰囲気とも言えるかも。メンバーに若干変動があり、これが3作目にしてラスト作品。同時代のブルーグラスと聞き比べると、彼らのリズム感がどれほどにフレッシュで斬新だったかよくわかります。ステレオ
ジョン・ヘラルド(!)、ラルフ・リンズラー、ボブ・イエリンの3人のボストニアンによる痛快ブルーグラス!!これがセカンド・アルバムですね。ジャグ・バンド・ナンバーが紛れ込んだり、どこかフォーキーな気分があるなど、新世代ブルーグラスの雄にして知的でボヘミアンな街、東海岸ボストンの感覚が充満している音楽です。
ヴァンガード在籍中の1961年から67年にかけて7作のアルバムを発表、フォーク界の一大スターでした。これが5作目。時代はフォークロック前夜、実験的な試みも始まっています。さりげなくヒップな人たちなので、そういう試みもまたよく似合いますね。フェリックス・パパラルディが全面的に参加し、うねうねと動くベースをボトムに加えています。自作曲の他に、フィル・オクス、バカラック&デヴィッドの「タルサからの24時間」など選曲の妙味も大。ジャケはフォークですが、中身はもうフォーク・ロックです。※ブラウンのSTREOLABレーベル。
フォーク・ロック・スピリット全面開花の6作目。イアン作品を主にしてシルヴィアの作品も加わりほぼ彼らの自作で埋められた中に、ジョニ・ミッチェル「サークル・ゲーム」などが加わります。イアンが編曲を手がけ、時にストリングスをトレード・マーティンが。前作よりもポップ色が強めつつ、ツアーバンドをバックとする音源を加えています。※B-5の終わり部分に3〜4回の周回ノイズ。
1950年代の半ばにヨーロッパを旅して廻ったのち、東海岸ボストン周辺でライヴを活動を始めた。このとき24歳。アメリカのフォークのほか、幼い頃に周囲に暮らしていたプエルトリコ系住人たちから教えてもらったというナンバーをギター一本で引き語ります。いかにも大学町ボストンの小さなフォーク・クラブで歌っていた風情が一杯で。正直で優しい音楽です。