ライチャス・ブラザーズのこれがファースト・アルバム! 黒人たちも彼らを認めたという、ほとばしるソウルへの愛と若く力任せのシャウトが最高なのです。「ふられた気持ち」以降の彼らしか知らない人は、腰を抜かして驚いてしまうでしょうね。「Let The Good Times Roll」「Koko Joe」あたりの勢いもすごいですし、レイ・チャールズへの敬愛が滲み出る「Georgia On My Mind」も泣けます。.
順調に成功のキャリアをたどってきた彼らにとって、初めて全米チャートのトップ100入りを逃したアルバムということで、内容が落ちるのではないかと思われていそうですが、彼らのポテンシャルは変わらず。シングルカットされた「On This Side Of Goodbye」もいい曲ですしね。ロックの時代にそぐわなくなったことは影響しているかもしれませんが、彼らのソウルは相変わらずまっすぐです。.