MGMからCapitolに移籍、本格的にアメリカを拠点に活動を始めたジョージ・シアリングのオーケストラルな逸品です。クールジャズへの憧れから出発して、独自のカクテルジャズを確立するに至った彼の美学を、オーケストラとの共演というかたちで具現化させた作品。ただのラウンジジャズだなんて、とんでもない。この美しさには執念がこもっています。オリジナル・リリースは57年モノラル、59年になってステレオミックスがリリースされました。これはそのステレオでのオリジナル。
(LP)Black Satin (stereo / early60s press)