60年代ウェストコーストのセッションミュージシャンたち(レッキングクルー)のなかでも、よりロック世代に対応したセンスとテクニックの凄腕たちが集ったセッション・プロジェクト(中心はゲイリー・コールマン)。フランク・ザッパの「Hot Rats」好きにはたまらないソリッドなグルーヴ(ドラムもおなじジョン・ゲリンですし)。トム・スコットとジョン・ゲリンの顔合わせという意味では、のちのLAエクプレスの雛形のひとつとも言えます。.
1942年生まれ(当時29歳)の白人ピアニスト、マイク・リプスキンと、1893年生まれ(当時78歳)の黒人ピアニスト、ウィリー・ザ・ライオン・スミスの連弾ラグタイム盤! 先生と生徒、いや、孫と祖父ほど年の離れたふたりが織りなす音の会話! ソウルジャズで名高いFlying Dutchmanはルーツにもきちんと敬意を払うレーベルでありました!.
ヴェトナム戦争中に米軍がおこした最大の愚行とされるソンミ村虐殺事件(1968年3月)。全米にも大きな衝撃を与えたこの事件は、反戦機運の高まりの大きな一因となりました。その慄然とする経緯を詩人ピート・ハミルが作品化。そのポエトリーをロスコが朗読し、ロン・カーターとジェームス・スポールディングが演奏をつけたアルバムです。落ち着いた静かなトーンと言葉が突きつける反戦の意思にしばしのめりこんでしまいます。内ジャケにナット・ヘントフが長いコメンタリーを寄せています。.