【曲目】Geronimo's Cadillac / Natchez Trace / Calico Silver / Harbor For My Soul / Rainbow Man / Waking Up // Crack Up In Las Cruces / Boy From The Country / What Am I Doin' Hangin' Around? / MIchael Angelo's Blues (Song For Hogman) / Backslider's Wine / The Light Of The City
セルフタイトルを冠したセカンド・アルバム。のちにあの「恋のバンシャガラン」のシルヴァーを結成するジョン・バドルフとマーク・ロドニーのデュオ。フォーキーでブリージーなサウンドがメロウな感覚と交錯するサード「Life Is You」がハイファイでは長年の人気盤ですが、よりみずみずしさが際立つ初期の彼らも、もちろんおすすめです。.
【曲目】 Open The Gates / Speakin’ The Unknown Tongue / Wine Of Astonishment / He’s Not In Heaven / Handwriting On The Wall / Old Soul, Young Soul / I’ll Sing This Song For You // I’m A - Losin’ My Mind / Hope Of The Hopeless / Ballad Of William Penn / Friend Of Friends / Song Of Mary Magdalene / A Million Worlds / Good News
これぞ名盤。アメリカ人SSWラリー・マクニーリーが渡英し、デイヴ・ルイス率いるアンドウェラのメンバーらとの交流の中で作り上げた傑作です。ギターの名手としても知られる彼らしく、確かなテクニックで味わい深いサウンドを披露。しかし、本作の魅力を決定づけているのは、やはり彼の歌声です。それに尽きます。「I've Got My Own」泣けます。デイヴ・ルイスの曲です。.
収録曲・データ
【曲目】Dazed In New York City / Synthetic Society Blues / Hard Time Keeping You In Mind / Evil Days Counting The Minuet Blues / Little Lucifer // Mississippi Water / Down Along The Cove / I've Got My Own / Beaujolais Baby / Are You Ready
ディオン74年のシングル・リリース。翌年、スペクター・プロデュースのアルバム「Born To Be With You」に収録されます。あのアルバムは全曲スペクターのプロデュースというイメージですが、実はこの曲は違います。ディオンと同じニューヨーク育ちのキャッシュマン&ウェストのプロデュース(アルバムとも、同じテイク)。こうやってシングルで聴くのが本筋でしょう。モノラル・ミックスはDJ盤のみ。.
Takomaレーベル傘下で同社のSSW部門だったと思しきマイナー・レーベルDevi(ラヴィンドラ・ダンクスなどを輩出)からリリースされたブルージーなフォーク・シンガーの傑作。弾き語りにハープやドブロが加わるシンプルかつざっくりした詩情のサウンドです。アシッドすれすれの繊細さが味わえるナンバー「She's Got The Right To Change Her MInd」なんて、クリス・スミザーあたりのファンにはたまらないはず。シンプルなジャケ同様、隠し立てのない音です。.
後にミミ・バエズとコンビを組む早生の天才ディック・ファリーニャ(小説家としても作品を発表)とエリック・フォン・シュミットらが滞在先のロンドンで録音したセッション。若きボブ・ディランがハーモニカで参加していることで有名ですが、なにより主役の二人のビターでディープなフォークブルース〜ヒルビリーの数々にうたれます。「Dobell's Jazz Record Shop」での録音というロケーションにもしびれちゃいますね。レコーディングは1963年1月14日と15日。リリースは後年でした。.
【曲目】Sam Ogan / Eastern Beer / Look Out / Timepiece / For The Love Of Pete / Wasted Rose // Nuts For Bolts / Church And Paydays / Clovehitch / French & Indian Score / Camp Hambone / Top Of The Morning
ボストンのシーンから頭角を現し、60年代フォークの牽引者的役割を果たした彼が、70年代に入ってウッドストックで録音した名作です。アレンジはジェフ・マルダー。マリア・マルダー、エイモス・ギャレットほかウッドストックの仲間が勢揃い。最高のボトルネック・ギターが飛び出す「Turtle Beach」(マリアとのデュエット!)や、往年の名曲「My Love Comes Rolling Down」など、音楽的な芯の強さと人懐っこさが共存してます。.
【曲目】California Bloodlines / Razor-Back Woman / She Believes In Me / Omaha Rainbow / The Pirates Of Stone County Road / Shackles And Chains // Mother Country / Some Lonesome Picker / You Can't Look Back / Missouri Birds / July, You're A Woman / Never Goin' Back
70年代初頭にストーリーテラーというグループに在籍していたUKのSSWのソロ。適度にファンキー、そしてオーシャン風味とグッドタイム感もあり。ジミー・スフェーリスあたりが好きな人にはきっと気に入っていただけるはずです。爽やかな16ビート「If I Were A Ship」や、JTが軽くスウィングするようなグッドタイム・チューン「Nevertheless I Fall」に惚れました。.
【曲目】Home In Love / Whiskey HIll / Jiffy Janie JIg II / The First Love / Angels On Horseback 〜 Wooden Heart // The Dawntreader / Help Me Talk To My Woman / Sometimes You've Got To Be Hard / It's Nnot Me Up Here / If Ethopia Only Knew / The Razor's Edge
言わずと知れた元エヴァリー・ブラザース。名作ソロ「Star Spangled Springer」を皮切りに開始したソロ活動で、本作は3枚目のソロ・アルバム。アレンジャーにウォーレン・ジヴォンを迎え(共作も一曲)、人懐っこくてフォーキーな面だけでなく、時代を意識したエッジの効いたナンバーも収めています。とは言え「Patiently」や「Words In Your Eyes」みたいなアコースティックで暖かい曲が、やっぱりバッチリ。そうかと思えば「When Will I Be Loved」のレゲエ・アレンジなんて、小粋なプレゼントも。なかなか話題に上がることのないアルバムと思いますがぜひご試聴を。.
1970年のヒット曲「One Toke Over The Line」で知られる二人組。このアルバムはヒット後に制作された4作目。自分たちが受け入れられたことに自信は感じているのでしょうが、広大な風景が見えてくるようなゆったりとしたサウンドやハーモニーには変わりなし。目立ったヒットは出ていませんが、風を感じる気持ちのいい曲多いです。.
オクラホマ出身の兄弟デュオが残した唯一のアルバム。リトル・フィート「Easy To Slip」をアコースティックで晴れやかにカヴァーしていることで熱心なSSWファンには知られているかも。彼らのバックグラウンドには敬虔かカトリック信仰があったようで、レリジャス的な歌詞やムードも感じ取れます。それがこのサウンドやハーモニーの透明感にもつながってるんでしょうね。.
バーズ解散後のファーストソロ。カントリーロックのイメージを振り切るように、いろんな編成、いろんなサウンドに挑戦しているアルバムです。決して器用な人ではないと思うんですが、その微妙な不器用さがアルバムの魅力にもつながっています。冒頭のスキャットに驚かされるジャズっぽい「My New Woman」やカリプソ風の「M’ Linda」など是非聴いてみてください。.