5年ぶりのセカンドではスティーリー・ダンでおなじみゲイリー・カッツのプロデュース。メリハリの効いたエイティーズ・サウンドですが、アコースティック感覚も絶妙に活かします。「James Dean」や「The Motown Song」など若き日の憧れを描いたようなナンバーが多いのも本作の特徴。波間を漂うようなゆったりしたエンディング曲「Tar On The Roof」がこれまた格別です。.
ミスティックなソフトロック・アルバム「The Soft Sound Of Carol Stromme」で一部に知られるガールシンガー。そのアルバムが唯一の音源と思っていたんですが、なんと未収録のシングルがありました! これが最高のソフトロックで仰天してしまいました! ディスコグラフィー上でもこのシングル、両面モノラル/ステレオのプロモ盤しか存在が確認されてないようです。.
エラ&ベイシー名義での79年のライヴ盤。年齢を重ね、エラもずいぶんとやせてしまった時期ですがおたがいにまだ現役であることを競い合うような、充実の演奏。「Please Don't Talk About Me When I'm Gone」から「Sweet Georgia Brown」への冒頭の流れでぐっと引き寄せられますね。貫禄よりも歌いたい気持ちが前に出ているのがうれしいです。ソニーのシステムを採用したデジタルレコーディング盤。.
【曲目】Hungry Of Love / Downtown / Festival Time / A Child’s Prayer / Lobely One / Blueberry Hill // I’m Satisfied / People / OL’Man River / Joy Road / Everybody Loves A Lover
コーク&ピート・エスコヴェードが率いたファンキー・ラテンロック・グループ、アズテカ。これがファーストです。ニール・ショーン(g)レニー・ホワイト(ds)トム・ハレル(tp)ら要注意な人脈も参加して、サニーで痛快なラテン・ロックを展開。サンタナ影響下にある暑いラテンチューンだけでなく、メロウソウルな「Love Not Then」も最高!.
メジャー・レーベルとの契約から離れたビリー・プレストン。マイナーレーベルでの制作で、打ち込みなどを多用した宅録エレクトリック・ファンクジャズ。ちょっとほのぼのするノリもありますが、プリンスやマイケルを意識していたこともわかります。シティファンク「If You Let Me Love You」は最高!.
シカゴの2枚組デビュー・アルバム。激動の時代に伝えたいメッセージをジャズ色の濃いブラスロックで力強く展開しています。のちのどのアルバムよりも硬派。「Does Anybody Know What The Time It Is」「Beginnings」「Questions 67 And 68」など重要曲を収録。とくに「Beginnings」は爽快なアコギのカッティングからスケール大きくグルーヴする人気曲。.
木崎義二さん監修の「ロックン・ロール30周年特別企画」シリーズの一枚。「At The Hop」のダニーとジュニアーズ、「Come Go With Me」のデル・ヴァイキングス。オールディーズにさほど詳しくなくともどこかで耳にしている大ヒットを持つ二組を片面ずつカップリング。選曲も気が利いてます。解説は守屋須三男さん。.
収録曲・データ
【曲目】(Danny And The Juniors) At The Hop / Rock And Roll Is Here To Stay / Dottie / Crazy Cave / Sassy Fran / School Boy Romance / Playing Hard To Get / Sometimes (When I’m All Alone) // (Dell Viking) Come Go With Me / Whispering Bells / I Hear Bells / Don’t Get Slick On Me / Kiss Me / Face The Music / Willette / Down In Bermuda
これぞ東海岸ソフトロック・クラシック。ガーシュイン・ナンバーの「I Got Rhythm」を見事ハーモニー・ポップ化したシングルを収録。フランキー・ライモンの名曲「Why Do Fools Fall In Love」もスローなアレンジで目から鱗的感動を覚えます。また、先輩的存在のトーケンズの面々が書いた「When The Summer Is Through」も、たまらない美曲。.
収録曲・データ
【曲目】I Got Rhythm / Why Do Fools Fall In Love / That Cold Feeling / Down, Down, Down / Growing Old / I Believe In Nothing // My Mammy / When I Lock My Door / I’m Always Chasing Rainbows / When The Summer Is Through / Every Year About This Time / Bye, Bye Blackbird
69年からシングルのリリースを続けてきた彼女にとって、これがファースト・アルバム。第二のアレサ・フランクリンとも言われた歌声は、ゴスペル的な下支えの効いたバネと表現力豊かなもの。ときに見せる若さや甘さも魅力的です。シュープリームスの「Stop In The Name Of Love」を切ないサザンンソウル・バラードに変えてしまえる力は、すばらしいものです。.
モートン・グールドと言えば、日本では「日曜洋画劇場」のエンディングテーマとして使用されていた「So In Love」が有名ですね。その彼が西部劇と開拓史時代にちなんだ名曲をオーケストラで演奏しているアルバムがあるというのも、なんだか縁めいたものを感じます(「So In Love」は入ってません)。ゆったりと盛り上がる「High Noon」に大きな青空を、「Home On The Range」や「Tennessee Waltz」におごそかに沈む夕日を感じます。.
収録曲・データ
【曲目】High Noon / On Top Of Old Smokey / Wagon Wheels / I’m An Old Cowhand // Riders In The Sky / Tennessee Waltz / Home On The Range / Buckaroo Blues / The Last Roundup
【曲目】Put Your Hand In The Hand / Kiss Her Once With Feeling / Me And My Shadow / In Our Time / Red Sky At Morning Falling Free // Dream Baby / Oh Woman, Oh Why? / Gray Eyes Make Me Blue / Bell Bottoms / Proud Mary / Living Easy
ハンク・スノウ50歳、チェット・アトキンス40歳、ナッシュヴィルのギター職人ふたりの、穏やかな共演盤です。ハンクはアコースティックで、チェットはエレクトリック。無骨でストレートなギターながら、50年代カントリーの味わいの満ちているハンクの演奏と、ジャズ風味を盛り込みながらカントリーのメロディをポピュラーギターへと流麗に昇華するチェット。その音楽に先輩ハンクが生きてきた時代と、後輩チェットが生きている時代が表れています。決して火花散るような内容ではなく、結局おれたちはこれが好きな人間さという、ほほえみを感じさせる音合わせ。アニタ・カーが「Indian Love Call」など6曲でバックのアレンジを担当しています。.
収録曲・データ
【曲目】Indian Love Call / I Can’t Stop Loving You / Beautiful Dreamer / Vaya Con Dios / Sonny Boy / The Convict And The Rose // Brahms’ Lullaby / My Isle Of Golden Dreams / Blue Tango / Unchained Melody / In An Old Dutch Garden / Dark Moon
フォー・フレッシュメンの歌う「This Could Be The Start Of Something」を聴きたいと思っていたら、このアルバムに収録されていました。1940〜60年代にわたり、数々のスイング・ビッグバンドが採り上げたレパートリーを自分たち流にアレンジしてお届けしますという好企画。スキャットのみで歌われる「Lullaby Of Birdland」いかしてます!.
収録曲・データ
【曲目】Lulu’s Back In Town / Li’L Darlin’ / Let’s Take A Walk Around The Block / Dynaflow / Do Nothin’ Till You Hear From Me / Spring Isn’t Spring Without You // Taps Miller When My Sugar Walks Down The Street / Satin Doll / This Could Be The Start Of Something / Lullaby Of Birdland / I’m Gonna Go Fishin’
プウルセルの一連の作品のなかでもかなり未来派に振り切ったジャケット! 美女ジャケとしても魅力的なのですが、きちんと同時代のヒットにも対応した選曲もよいですね。古くからのファンが望むレパートリーも揃えつつ、エレピやリズム面などでの新しさもほどよく取り入れています。ラストに配された美しい「Girl Of Skade」は自作曲です。.
収録曲・データ
【曲目】 Star Wars / How Deep Is Your Love / Dans les Yeux d'Emilie / Amor Amor /Take a Chance on Me / My Way // Mull of Kintyre / Tarentelle / Ti Amo / Rencontres du Troisieme Type (Close Encounters of the Third Kind) / Easy Come, Easy Go / Girl of Skade