RCAオレンジ・レーベル(ミゾあり)。A-3「Waiting To Be」中盤に小傷によるプチノイズが少し。他はEX++〜M--ほどで良好です。
あの「98.6」のキースです。
ソフトロック・アーティスト、「98.6」の本名ジェームズ・バリー・キーファーこと、あのキースです。RCAに移籍してリリースされた彼のサードにしてラスト・アルバム。ソフトロックのニュアンスを残しつつも、ビートルズの影響を感じさせるアシッドな浮遊感の「Waiting To Be」や、ファンキーな「The Problem」など新生面も加味しています。.
収録曲・データ
【曲目】Alone On The Shore / Trixon’s Election / Waiting To Be / Melody / The Problem // Marstrand / Mr. Hide / China Clipper / Elea - Elea / Charley Cinders
テレビ・プロデューサー、ギー・リュクス司会によるテレビ番組「Palmares des Chansons」(歌のヒットバレード)は、1966年に始まり93年まで続いた長寿番組。ルフェーブルは長年に渡って出演し、編曲指揮を担当しました。番組に連動するアルバム・シリーズの4作目として、1967年に発表された本作、今も愛される「バラは憧れ」「青い影」など、熱量の高い充実の演奏を収録しています。こちらの女性ポートレートを使用しつつ、フランス他、カナダ、英国など各国でリリースされました。.
博学のジャズマスターにして、最高のオシャレ貴族、ベン・シドランのArista時代の3枚目。ある意味、彼がもっともAORと蜜月になっていたと言える時代の、ミッドナイト感、そしてファンキー度高めの内容。16ビートを交えたA-1「Kiss In The Night」のドラマチックな展開がカッコイイです。インスト「The Cadillac Kid」にもやられます!.
収録曲・データ
【曲目】Kiss In The Night / You Got The Power / Moose The Mooch / The Cadillac Kid // That's Life I Guess / Doing You / Tell Old Bill / Mr. Bill Goes To Brazil / Face Your Fears
【曲目】I’ll Remember April / A Smooth One / All Of A Sudden My Heart Sings / Small Talk / I’m Lost Without You Tonight / Move // Did You Close Your Eyes / Bernie’s Tune / Don’t Be That Way / Please Be Kind / Stardust / Promises And Lies
タイトに作り込まれたアレンジ、ブルーアイドソウル感たっぷりのヴォーカル&コーラスなど、ナッシュヴィルで生まれた最良のAORクラシック。兄はトッド・ラングレン、弟はスティーリー・ダンやドゥービー好きだったというスティーヴとケリーのウィルソン兄弟唯一の作品。誰だって「Take Me To Your Heaven」を聴くと卒倒しちゃいます!.
ファンキーなギターリフからはじまる「Can She Do It Like She Dances」が最高のパシフィック・ファンク。ジミー・ディーはグアム島で活動したシンガーで、あの島のAOR的な世界観をほぼひとりで体現したと言っていいでしょう。リゾートならではの開放的で適度に下世話なムードと70年代から80年代に切り替わるサウンドが絶妙に交錯してます。アルバムは数枚確認されてますが、これがAORファンにはいちばんのおすすめです。.
あの名作「Batteaux」でおなじみ、ロビン・バトゥー在籍のグループのセカンド。さわやかなシティポップ〜ウエストコーストサウンドを聴かせてくれます。エレピ入りのスローバラード「Julie Anne (Magnolia Wind)」が染みますねえ…。ロビンと兄弟のデヴィッド・バトゥー「Happy In Hollywood」がお好きな方はは是非!.
楽器や歌の練習のためにレコードに合わせて演奏する、その目的に特化して、あるパートをマイナスして制作されたのがアメリカのMusic Minus Oneシリーズ。60年代からさまざまな用途で無数のレコードが作られていますが、こちらはビートルズ4人のソロ作品で歌いたい人のため。片チャンネルにリードヴォーカル、片チャンネルにコーラスを割り振って、両方の目的に使えます。4人のソロ曲を歌い演奏しているミュージシャンたちはまったく不明!.
ハワイの男性コーラス・カルテットの名門。60年代Decca時代の作品は、ラウンジ/ポピュラー的な趣味が絶妙にミックスされた今風の佇まいになっています。なめらかなハーモニーが素晴らしい。フラノーヴァ編曲の「I'll Remember You」(クイ・リーの名曲!)「Dahil Sa Yo ( Your Love Is Mine)」にウットリ。アップテンポ「Minoi Minoi」、ハワイアン・ジャパニーズな「Sayonara」なども絶品です。.
1959年に「With Flute And Boot」のタイトルでリリースされたラテン・ジャズ・クラシックをジャケとタイトルを新装しての再リリース盤。楽曲はすべてハービー・マンがこの顔合わせのために提供したオリジナルで、怒濤のラテン・サウンドから、カリプソ、サンバ、エキゾチカ的な趣向まで幅広いものが収められています。.
【曲目】Put The Blame On Mame / Swinging On A Star / My Gal’s Come Back / Playing The Field / Heart And Soul / Love Is A Many-Splendored Thing // Honeysuckle Rose / Isn’t It About Time / Wishing / As Long As I Live / I Didn’t Know About You / But Not For Me
ホント、素敵な声です。オフビートでクールでエキセントリックな彼女のスタイル。それがキュート。インテリジェントでおしゃま。タイトル曲から「I Feel Pretty」「Ridin' On The Moon」など彼女のオフビートな魅力を活かした選曲、ツボを押さえたコンボ〜ビッグバンドのアレンジ。何回でも聴けます。.
収録曲・データ
【曲目】In Love For The Very First Time / I Feel Pretty / Hooray For Love / At Long Last Love / The Most Beautiful Words / Ridin’ On The Moon // Let There Be Love / I Enjoy Being A Girl / Come By Sunday / The Late Late Show / I Only Have Eyes For You / Love
ゴキゲンな女レオン・レッドボーンのセカンド・アルバム! ワーナーに籍を移し、プロデュースもレオンと同じジョエル・ドーンに身をまかせました。愛すべき時代錯誤感が、今回も輝いています。かわいい顔して肝の据わった女性ヴォーカルが、なんともたまりません。超絶にレイジーな「Mack The Knife」にしびれます。.
収録曲・データ
【曲目】Debbie's Song (Love That Man) / Rag 'N Roll / Old Rockin' Chair / See Her Run / Mack The Knife // Epigrams / Cement Dry / He May Be Your Man (But He Comes To Me Sometimes) / Brother Can You Spare A Dime / Backseat Baby
Shelterレーベルでの傑作「In God We Trust」やElektraでの「Living By The Days」で古くからシンガー・ソングライター/スワンプ・ファンに愛される存在。70年代半ばのリリースとなる本作はつい見過ごされがちですが、流行が変わろうと自分のサウンドを求める彼の姿勢は不変。バーズ(ジーン・クラーク)のカヴァー「Feel A Whole Lot Better」もしっかり70年代の彼と共鳴しています。.