バーバラ・アクリンの歌った「Am I The Same Girl」の歌無しヴァージョン、というか、その逆? シカゴ・ソウルジャズ・シーンの生んだ「鶏が先か、卵が先か」的な名曲。しかし全国規模で大ヒットしたのは、こちらでした。7インチ爆音で抜けのいいドラムとよく動くベースをしっかり味わってください。語りが超ファンキーなB面はアルバム未収録!.
60年代の気分をいっぱい吸い込んだ最高のポップジャズ・ヴォーカル! アルト・サックスとオーボエのケン・ジェンセンと、小さな体で気取りなくクールに歌い、スキャットする女性シンガー、ビヴァリー・ライマンのおしどりデュオ。グルーヴィー・ボッサ「The Face I Love」やソウルジャズ・アレンジの「Eleanor Rigby」が白眉。軽妙なカッティングのギターはジョー・パス。「Captain Jack」もかっこいい! .
収録曲・データ
【曲目】The Face I Love / Theme From Harper / Who’s Afraid? / Scheherazade / A Man And A Woman / Captain Jack // Eleanor Rigby / Watch What Happens / You’ve Got Your Troubles / Nothing Left To Do But Follow You / You’re Gonna Hear From Me / Holly Golightly【Producer】Richard Bock 【Art Direction】Woody Woodward
Columbia 360°レーベル(白字、矢印あり)。裏ジャケにカッター傷。盤に薄くくもりありますが音質にはほとんど影響ありません(試聴サンプルは今回入荷の音源を使用しております)。
ガットギターでポップスをヒップなサウンドに。
ボサノヴァをガットギターで弾き、60年代に大きな人気を博したジャズギタリスト、チャーリー・バード。彼がポップスをレパートリーにしていたColumbia時代は、ポップメロディと斬新なリズムを融合させて面白いこと結構やってました。シンプルでパーカッシヴなアレンジの「Up, Up And Away」や、ニール・ヘフティ「Barefoot In The Park」をぜひ。プロデュースはテオ・マセロです。.
収録曲・データ
【曲目】Love Is Blue / Wait Until Dark / Talk To The Animals / Live For Life / The Look Of Love / Shiny Stockings // Up, Up And Away / A Man And A Woman / Sunny / Barefoot In The Park / If I Were A Rich Man
サイ・コールマンっておそろしい人だ。ディスコをいろんな人たちが手がけた時代、ここまでアイデアを注ぎ込んだ人はいないかも。「Chloe」「Speak Low」といったスタンダードも大胆にリアレンジ。「Tea For Two」のメロディをリフに使って大胆に展開させる自作のAラスもすごいし、「Never Can Say Goodbye」を高速にしてしまうのも離れワザ! というか、やっちゃいけないスレスレのこと。脱帽100回!! コーラスにはパティ・オースティン参加。.
収録曲・データ
【曲目】 Chloe / Love Will Keep Us Together / Touch Me In The Morning / The Party’s On Me / Bring Back Those Good Old Days // Speak Low / Never Can Say Goodbye / Doctor’s Orders / Cote D’Azur / There’s Gotta Be Something Better Than This / Time In A Bottle
ジョージ・シアリングは間違いなく50年代クールジャズを世間に広めた重要人物です。彼がウェス、バディ、モンクのモンゴメリー三兄弟と共演。これこそお洒落すぎるほどの一枚です。パーカッションのアクセントが気持ちよすぎるラテンナンバー「The Lamp Is Low」「Mambo In Chimes」、メロディを切れ味よく演出する「Stranger In Paradise」収録。いつものシアリング節に黒いグルーヴが加わって、とても強力です。1961年に「George Shearing And The Montgomery Brothers」のタイトルで発売されたアルバムのジャケ変更盤。.
収録曲・データ
【曲目】Love Walked In / Love For Sale / No Hard Feelings / Enchanted / Stranger In Paradise // The Lamp Is Low / Double Deal / And Then I Wrote / Darn That Dream / Lois Ann / Mambo In Chimes
「Cocktails For Two」などヒップな作風で知られる作曲家サム・コスロウの作品を集めたアルバム。女性ピアニストらしいリリカルなタッチがいつものように美しいマリアン・マクパーランド。思いがけずリズムが跳ねる「The Day You Came Along」のようなナンバーが隠れていましたよ。数曲ではコーラスが出しゃばらずに洒落た助演を務めています。.
【曲目】Give My Regards To Broadway / Take Me Along / Almost Like Being In Love / The Sound Of Music / Put On A Happy Face // Too Close For Comfort / When I’m Not Near The Girl I Love / Everything’s Coming Up Roses / Diamonds Are A Girl’s Best Friend / Too Darn Hot
Blue Noteに数多くのアルバムを残すピアノトリオ、スリー・サウンズのリーダーでもあったピアニスト、ジーン・ハリスが50年代末に、グループ活動のかたわらで残した2枚目のリーダー・アルバム。アタックの強いピアノで、気持ちよく跳ねるピアノジャズをきかせてくれます。メンバーはベン・タッカー(b)、ケニー・ハリス(ds)。.
テキサスのベテラン・トランぺッターが残した最高のラウンジジャズ! 太っちょで老獪なルックスからは想像もつかないソフトロック的な展開に、目から鱗がぼろぼろと落ちまくります。全曲のアレンジを担当したラリー・マホベラックの手腕は相当なものだと見ました! 「Jacoby’s Theme」「The Eyes Of Love」「By The Time I Get To Phoenix」など、どこに出しても恥ずかしくないレベルの高さ。ジェントルさに深い感動を覚えます。.
収録曲・データ
【曲目】By The Time I Get To Phoenix / The Eyes Of Love / Theme From Elvira Madigan / The Heat Of The Night / Doo Dah // Jacoby’s Theme / Since You’ve Been Gone / Always Something There To Remind Me / Chain Of Fools / Sunday Best
「My Cherie Amour」「I Was Made To Love Her」をヒットさせていた成人直前期のスティーヴィー・ワンダーをカヴァーしたソウルジャズ盤。ジョー・サンプル、デヴィッド・T ・ウォーカー(ギターソロ結構あり)といったメンバーがサポート。「My Cherie Amour」はフルートでスピリチュアルに。まだクリエイターとしての真価を発揮しはじめる前、60年代末の選曲でもスティーヴィーらしさが感じられるから凄いですね。.
収録曲・データ
【曲目】Nothing’s Too Good For My Baby / Never Had A Dream Come True / I’d Be A Fool Right Now / My Cherie Amour / You Met Your Match // Ain’t No Lovin’ / I Was Made To Love Her / Angie Girl / Ain’t That Askin’ For Trouble