60年代中期にアルバム2枚を発表した後、本作で本格的に再デビュー。60年代初期にはドノヴァンと親交があったと伝えられるように、確かによく似た深く瞑想的でサイケな雰囲気があります。その一方でポップなメロディを音響的な変化をつけて表現したりと、その振れ幅が魅力的。芯にはナイーヴな感性。バック演奏はトラフィックとの説も。70年当時の日本では彼の魅力を受け止められなかったのか、きちんと評価されていないようです。今の耳で聴くと、とても新鮮です。(3,080円)
(LP)Contribution (1971 Japanese press)